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2011年07月25日

2011年7月24日「大長ナス」

「大長ナス」ってご存知ですか?
その名前の通り、普通のナスよりも大きなナスなのだそうです。
熊本県の特産物のひとつだということです。

「熊本県熊本市」「JA鹿本(かもと)」「大長(おおなが)ナス部会」の
井村正裕(まさひろ)さんにお話を伺いました。

◎ はじめに、大長ナスの特徴を教えて下さい。

通常のナスは、20cm程度だが、このナスは平均でも40cm。
大きなものだと80cm近いものになります。
当初は、スイカの後作としてはじめられたが、現在は秋口から翌年の夏まで出荷し、
ほぼ1年を通じて出荷しています。

◎ 大きなサイズですね。大きく育てるための秘訣は?

露地栽培ではなく、ハウス栽培しています。
ハウス栽培のため、温度管理などをしてスムーズに成長させる事ができます。
1日で5cm成長する事もあるんですよ。

◎ 味の特徴を教えて下さい。

通常のナスよりも、赤みがかっています。
外側は少し固いが、実の部分は柔らかくジューシーで甘い。
あくやえぐみが少ないのが特徴です。

◎ これまでのご苦労は?

栽培をはじめたのは、今から30年前の事。見た目にインパクトがあるため、
大ぶりな味なのでは?と、敬遠されました。そのため、当初は売上げも少なかったんです。
ただし、1度食べた人には、また買ってもらえます。それぐらい甘くておいしいんです。

◎ 井村さんおすすめの食べ方を教えて下さい。

井村さんおすすめの食べ方は、焼きナス!
焼いた後に、めんつゆにおろししょうがを入れて掛けて食べる。
食欲がない、夏場でもペロッと食べられます!

◎ おしまいに、井村さんにとっての「よい食」とは何かを教えてください。

元気に活動するためには、健康な体が一番。一食一食大切にして、食事をする事です。

投稿者 joqr : 15:35

2011年7月25日 おかめに注目!!

台風の雨のお陰で、ゴーヤのツルが前進を始めた。
48マスの半分、24まできた。
水やりのコツも覚えた。
根本にだけでなく、葉にも蔓にもシャワーを浴びせてやる、
これで元気になった。
7月23日、24日と八王子は各町会の山車がでた。
去年は盛大に行われたが、今年は震災の影響で、
その規模は縮小された。
早々と「八王子まつり」の中止が発表され
寂しい気持ちを抱いていたが、
1年の燃える照準をこの祭りに合わせている人が多いのだろう。
示し合わせた如く、幾つもの山車が引き回された。
そこで改めて祭りの大切さを感じた。
「ハレ」と「ケ」(日常と非日常)の重要性は勿論、
近所が1つになる機会。
何より年長から若者への伝統文化の継承だ。
山車の舞台では、お面を被った滑稽な踊り、
横笛や鳴り物が賑やかに披露される。
その練習は祭りに向けて長時間繰り返されるという。
そして当日は
小学校低学年からおじいちゃんまで入れ替わり立ち替わり
舞台に臨む。
楽器のリズム・メロディーも数種類。
さらに、踊りに至っては何の気なしに見ているが
かなりの踊り方がある。
今回驚いたのはひょっとこが頭巾を被り、桃色の羽織を纏い踊る
その脇にいる「おかめ」である。
ひょっとこは小学生ぐらいの子供が演じている。
おかめは・・・60代の男性が担当しているのだ。
ではどうしてこんなに小柄なのか・・・。
白木みのる氏タイプの人ではない。
脇から見て感動した。
ひょっとこの脇に仰向けに寝て、右足を空に向けてあげているのだ。
右足に衣装が施され足の甲が顔になっている。
そして演者の手がおかめの手になり、仕草をする。
ちなみに左足にはひょっとこが。
たまに両者が登場したが、さすがに両足を上げるのは大変と見えて
3分程度だった。
これには感動した。
まさに伝統踊りのウルトラマン状態。
さらに気になったのは、この男性の舞台からのはけ方。
じっと見物していた。それも横から。
やがてその時が来た。
仰向けに寝ている演者がゆっくりと足を降ろす。
ミニひょっとことミニおかめが見物者の視界から
倒れるように姿を消す。
御簾で隔たれた控え室から、スタッフの手が伸びる。
寝ている男性の膝辺りをつかんで御簾の内側へ引っ張る。
仰向け演者はその力を利用して、芋虫のように退場。
最後までお客に演者は顔を見せずに去っていくのである。
演じ手の、正に足芸の美学を見た気がした。
すでにこの踊り、何人もの若手が稽古を始めていることだろう。
次に見物した時、また横から見るのが楽しみだ。
若い人がやっているかな・・・。

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おかめに注目!!

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エステと山車と横断歩道

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霊験あらたか

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山車と山車

投稿者 joqr : 10:47

2011年07月18日

2011年7月17日「五箇山合掌みょうが」

そろそろ夏本番。さっぱりとしたものがおいしい季節になってきました。
夏の定番の食べ物と言えば、そうめんですが、麺つゆに「みょうが」を入れると、
味にアクセントが付いて、より食欲が沸きますよね。

今日は「みょうが」の特産地である「富山県・南砺市(なんとし)」
「JAなんと」「五箇山合掌(ごかやま・がっしょう)みょうが部会」
の池田外三夫さんにお話を伺います。

◎ はじめに富山県南砺市に関して教えて下さい。

富山県西部に位置する街で、平野部と山岳部を併せ持つ。
世界遺産「白川郷・五箇山の合掌造り集落」があります。
年間を通して、観光客が大変多いです。

◎ 池田さんが栽培しているみょうがの特徴を教えて下さい。

正式名称は「五箇山合掌みょうが」。
山間地で栽培されます。香味が強く、鮮やかな紅色をしていて、身が締まっています。
(一日の最高気温と最低気温の差が大きく、それが味に関係します)
出荷の時期は、8月初旬から10月にかけてです。

◎ みょうが栽培の歴史は、かなり古いのでしょうか?

昭和49年頃から地元で栽培がはじまりました。
現在は、53軒の農家が栽培しています。
当初から参加している70代~80代が中心です。

◎ 栽培するに当たってのご苦労は?

機械を使わずに、全て手作業のため手間がかかります。
例えば、みょうがの芽が出る前、湿り気を与えるために秋に刈り取ったすすきを
土の上にかぶせます。この作業をする事によって、芽が伸びやすくなりみょうが
独特の色が出ます。質の良いみょうがを作るには手間を惜しんではいけないと思います。

◎ おすすめの食べ方を教えて下さい。

薬味などに使用するのは定番だが、地元では人参や大根と一緒に煮物にする。
その他、天ぷらにして食べることもあります。私は酒粕に漬け込んで食べています。

◎ おしまいに、池田さんにとっての「よい食」とは何かを教えてください。

家族揃ってご飯を食べる事です。

投稿者 joqr : 13:46

7月17日ゲストは、小谷野敦さんです。

ゲストは、比較文学者で作家の小谷野敦さんです。

小谷野敦さんは1962年、茨城県のお生まれ。

東京大学文学部を卒業後、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学の留学を経て東京大学大学院の博士課程を修了。

比較文学者として現在までに「谷崎潤一郎伝」「夏目漱石を江戸
から読む」など数多くの本を上梓されています。

また評論や小説の分野でも活躍され、ご自身の体験をベース
にされた著書「もてない男」や小説「母子寮前」などを発表されています。

今回は現在発売中の小谷野さんの新刊「友達がいないということ」について
ご自身の体験などを交えながらお話をしていただきました。

投稿者 joqr : 13:35

2011年7月18日 しんなり

梅雨明けから1週間。
すっかり夏モードに切り替わった。
心配されていた電力不足も
今のところ、各自の努力で深刻な消費までには至っていない。
ただ、例年以上に熱中症の被害が多いようだ。
特に高齢や幼児は気をつけたい。

我が家の節電シンボル、ゴーヤの伸びが止まった。
48マス目のゴールまで半分もいかない20で停滞。
花や実ばかりが目立つ。
また根本の大きめの葉が紅葉。
「秋か!!」と
突っ込みたくなる脱落ぶりである。
いずれにしても、私の育て方に至らないところがあるのだろう。
ピーマンとトマトは2度目の収穫間近なのに・・・。
丈を伸ばしていくことがこんなに難しいとは・・・。
水も肥料も与えているのにである。
カーテンは無理でもせめてゴーヤは食べたいぞ!
悩ましい夏である。

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しんなり

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2度目の味わい間近

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元気いっぱい

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食べ頃は何時?

投稿者 joqr : 09:33

2011年07月11日

2011年7月10日「夕方市」

3月11日の東日本大震災からおよそ四ヶ月経ちました。
現在も多数の方が、避難生活を余儀なくされています。

今日は被災された農家の方を少しでも元気付けようと、JA全農と文化放送が、
共同で開催している野菜の即売会のお話です。

「JA全農」「園芸農産部」の吉田良(まこと)さんにお話を伺います。

◎ はじめに、取り組みの内容を教えて下さい。

5月31日からはじめた取り組みで、被災地の農家を応援しようと文化放送と
JA全農が連帯してはじめた野菜の直売会です。
会場は文化放送の1階部分にあるサテライトプラス。
JA全農でも、4月から大手町のビルで毎週即売会を実施しています。
両者が協力して、この「夕方市」を開催する運びになりました。

◎ 夕方市にはどのような野菜が並ぶのでしょうか?

福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉6県の農家が作った野菜です。
実際に現地から農家の方が、やって来て販売を行っています。
キュウリやホウレンソウ、人気があったのはスイカやメロン。
今後は夏野菜や東北産のものが増えて行く見込みです。

◎ お客さんの反応はいかがでしょうか?

文化放送がある浜松町という土地柄、主婦層よりも、
会社帰りのサラリーマンやOLの姿が目立ちます。

◎ 農家の方からの評判も上々だそうですね!

実際にお客さんと接する事によって、元気付けられた!
自分たちの作ったものを購入してくれてうれしいという声が多数ありました。

◎ 今後の予定を教えて下さい。

9月までの第2&4火曜日の夕方16~19時頃まで開催。
ぜひみなさんも一度、お越し下さい!

◎ おしまいに、吉田さんにとっての「よい食」とは何かを教えてください。

単身赴任の為、普段は肉中心の食生活になりがち。
野菜をたくさん食べるように心がけています。

投稿者 joqr : 16:38

7月10日ゲストは、フリーライターの野添ちかこさんです。

ゲストは、温泉や旅に関する執筆活動をされている
フリーライターの野添ちかこさんです。

野添ちかこさんは神奈川県のお生まれ。

旅行や観光に関する業界紙の記者を経て、フリーでの執筆活動をスタート。

おもに「温泉」をテーマにした分野で多くの記事を書かれ、
新聞・雑誌・インターネットなどで温泉に関する情報発信をされています。

今回はフリーライターであり、「温泉ナビゲーター」でもある
野添ちかこさんに、全国各地の秘湯を中心にオススメの温泉のお話しをお伺いしました。

投稿者 joqr : 16:27

2011年7月11日 天まで!

7月9日の土曜、関東甲信地方が梅雨明けした。
平年より12日、昨年より7日早く、
1951年以降の統計で7位タイの早さ。
何だかいつもより梅雨明けが早い・・・
そう感じて調べてみると、7月上旬の梅雨明けは10年ぶり。
では最も早かったのは・・・2001年の7月1日だった。
10年前の夏、私は何をしていたのだろう・・・。
夏本番、気になるのは緑のカーテンの伸び具合。
前回までは、48ある網目、1日1マスだったものが鈍ってきた。
今日漸く20。ハングリーさが無くなってきたのか。
夏バテ!なんて言わせないぞ!
水や栄養を与えすぎているのだろうか。
一方で、ニガウリの実が急に大きくなり出した。
黄色い花もパンパン咲いている。
ついでに植えた大葉も旨い。
トマトは小さいながら1つ実が赤くなっている。
ピーマンはまた緑の実りを3つ付け始めた。
日除け目的は何処に行った?
今や家庭菜園なのである。
夕方の水やりが楽しい。
眺めているだけで心安らぐ。
葉や結実が人間の栄養になってくれる植物。


原発事故がいっこうに収束を見せない。
丹精込めて野菜を米を果物を作っている農家の皆さんの心中を察する。
放射性物質が地表に降りる可能性がある地域では
せっかく見事に生育しても、規制値を超えれば処分するしかない。
この先数値の上下は誰にもわからないのだ。
夏休み。子供達が大声をあげて全国で虫取りが出来るのはいつ?
あの日から日常が変わった。
改めて原発事故の1日も早い終息を願わずにはいられない。
蝉が鳴き始めた。
蝉は何を思って鳴いているのだろう。

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天まで!

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ムフフ、食べ頃

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カーテンより…

投稿者 joqr : 10:46

2011年07月04日

2011年7月3日「マスカット」

夏の果物と言えば、スイカ、桃、さくらんぼなどおいしいものが、たくさんありますが
今日ご紹介するのは、季節を先取りしたぶどう。マスカットのお話です。

今日は「岡山県・岡山市」「JA岡山」
「西部第一営農経済センター」の青木定彦さんにお話を伺います。

◎ 地元の岡山では、マスカットの出荷の真っ最中だそうですね。

岡山は、マスカットの加温栽培が盛んで全国シェアのおよそ4割を占めています。
加温栽培とは冬季から暖房を使って栽培することで、5月の連休明けからの収穫を
可能としています。出荷は、8月一杯まで続くきます。

◎ 加温栽培をするに当たって、苦労している事はありますか?

一番気を付ける事は、温度管理です!冬の間アレキは「冬眠状態」にあり、
そこへ大型の加温機で温室内に温かい空気を送り込み、目覚めさせる。
温かすぎると芽が乾燥してしまうため、一定の温度に保つ必要がある。
そこが生産者のこだわりでもあり、腕の見せ所ですね。

◎ 中でもおすすめの品種が、あるそうですね!

「マスカット・オブ・アレキサンドリア」という品種。
通称は「アレキ」と略して呼んでいます。
「ブドウの女王」とも「陸の真珠」とも形容されます。
色つやも良く、糖度16~17度あり、大変甘いです!

◎ この「アレキ」の栽培は、歴史があるそうですが・・・

岡山では明治時代から始まり、120年以上の歴史があります。
原種は、エジプトで、雨に弱いのが特徴。
日本は、梅雨があり多湿の国なので、当初は大変苦労しました。
先人の教えをしっかりと引き継ぎ、現在に活かしています。

◎ 今年の出来はいかがでしょうか?

例年通り、おいしいマスカットに仕上がっている。
ぜひ、岡山産のマスカットを一度食べてみて下さい!

◎ おしまいに、青木さんにとっての「よい食」とは何かを教えてください。

家庭菜園で野菜を作っている。
安心して食べられるものを口にする事です。

投稿者 joqr : 15:59

7月3日ゲストは、漢詩の専門家の石川忠久さんです。

ゲストは、二松学舎大学名誉教授で、漢詩の専門家、
石川忠久さんです。

石川忠久さんは1932年、東京のお生まれ。
戦時中、少年時代を満州で過ごされました。

終戦後、東京大学大学院博士課程を修了。

中国語の詩、漢詩の研究者の道を進まれ、これまで書かれた
本に「漢詩をよむ」「白楽天百選」「漢詩を作る」などがあります。

現在発売中の最新刊が「漢詩と人生」。

今回は漢詩の専門家、石川忠久さんに韻をふむリズム感が耳からも楽しめる、
奥深い漢詩の世界をご紹介いただきました。

投稿者 joqr : 15:48

2011年7月4日 GOY48(笑)

ゴーヤの苗を入手してプランターに植え替えたのが
5月16日。
それから1ヶ月半がたった。
2階まで覆うネットの網目を数えると48。
AKBならぬGOY(ゴーヤ)48・・・
などとアホなことを考えながら
先頭を進むツルの位置を確認した。
下から18。
1日に1マスペースになってきた。
となると、あと1週間で半分。
もっと頑張って欲しいと願いながら追肥をした。
ゴーヤの他には、トマト、大葉、そしてピーマン。
苗を見ていると改めて生物の連鎖に心が動く。
ゴーヤの花には小さな蜂が留まり、受粉の手助けをする。
近くには蜘蛛の巣がいくつも張られている。
そこに集まる小さな虫たちを捕らえるために。
人間から見て益か害の違いはあれど、
どの虫も一所懸命生きているのだ。
一所懸命・・・改めて肝に銘じた。

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GOY48(笑)

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膨れてきた~

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切り離し前

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切り離し直前

投稿者 joqr : 11:06