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2011年03月28日
2011年3月27日 「芋がら」ズイキの煮つけ。
今回は、番組リスナーのみなさんに電話をお繋ぎして、
「我が家の『よい食メニュー』」をお伺いいたします。
埼玉県・越谷市にお住まいの山下久枝さんにお話を伺います。
◎ 早速ですが山下さんの「よい食メニュー」を教えて下さい!
乾燥させたズイキを使用する「芋がら」ズイキの煮つけです。
我が家の近きますには、野菜の直売所があり定期的に自転車で買い物に行きます。
冬には、地元で採れたズイキがあり、よきます購入して「芋がら」を作っています。
◎ 使用する材料を教えて下さい。
ズイキ、油揚げ、ニンジン、肉の細切れあとは、しょう油などを中心にした調味料です。
◎ では、作り方を教えて下さい。
購入してきたズイキを、紐につるして軒下に2~3日ぐらい乾燥させます。
乾燥させている途中に、一口大ぐらいの大きさに切ります。
乾燥させたズイキを湯でこぼしたあとに油揚げ、ニンジン、肉の細切れと一緒に 煮つけていきます。味付けは、しょうゆベースで甘辛くします。
◎ ご家族の反応はいかがですか?
私は、農家出身で母親が、「芋がら」を頻繁に作ってくれました。
直接習ったわけではないので、当時の事を思い出しながら作っています。
旦那さんは、「素朴な懐かしい味だ!」と言ってくれます。
いわば「農家の味」と言いましょうか・・・。
◎ おしまいに、山下さんにとっての「よい食」とは何かを教えてください。
直売所などの新鮮な野菜を選んで食べる事。
直売所は定期的に通っていると、店のスタッフと
顔なじみになり、野菜の使い方なども相談できるようになります。
投稿者 joqr : 18:22
3月27日、ゲストは中村滋さん。
ゲストは話題の本、「スマートメディア」の著者、
中村滋さんです。
中村滋さんは1944年、東京のお生まれ。
1966年、出版社の「小学館」に入社。
漫画雑誌の編集部などを経て、『BE-PAL』『DIME』『サライ』
の創刊編集長を歴任。
また、早い時期から携帯電話でのコミック配信、電子辞書の
ネット配信事業などに携わりました。
2009年、小学館の専務取締役を退任。
現在はメディアプロデューサーとして活躍をされています。
今回は、情報メディアの専門家、中村滋さんに
既存マス媒体と新興のネット媒体の状況と
今後のメディア環境がどうなるのか?わかりやすくお話いただきました。
投稿者 joqr : 18:17
2011年3月28日 悲しい位の青と白
東日本大震災から半月が過ぎた。
あの大きな揺れが起きてから、
一日過ぎるのがあっという間だ。
充実という理由でない何かのために時の流れが速まった。
そんな気がしてならない。
今回の地震で、2つの教訓を得た。
1つめ。世の中に「絶対」は無いのだということ。
宮城県女川町女川漁港付近。
想定外の津波は、鉄骨ビルすらも横倒しにした。
高さ17メートルを超えたと思われる津波。
その力は、4階建てのビルを基礎部分から引きちぎった。
これまで、津波の危険地帯では4~5階建ての鉄筋ビルを建て
緊急時にはビルの高層階に逃げる、これが一般的な対処法とされてきた。
今回、それは必ずしも安全とは言えなくなった。
原子力発電所の安全には2重3重の策が労されてきたはず。
その仕組みを地球はいとも容易く飲み込んだ。
受けたダメージはあまりにも大きい。
しかし、まずは、被害を止めて、明日へ生かしていくほかは無い。
もう一つ。それでも「奇跡」はあるということ。
宮城県石巻市。
津波に襲われ、自宅の屋根の上に乗って流された男性。
家族を先に高台へ避難させ、自分もというとき津波にあった。
何とか屋根の上に逃げた。
すると屋根だけ浮いて流されていった。
暫くすると水が沖合に引き始めた。
「沖へ流されて死んでしまうのか」と、弱気になっていると
津波に耐えている建物の2階の窓が近づいてきた。
屋根から窓に飛び移った。体が動いた。
現状より新たな可能性を求め判断したのだろう。
窓の中にはもう1人男性がいた。毛布にくるまり夜を明かした。
翌日11時。
漸く水が下がった。
高台に行き避難したという。
「絶対」と「奇跡」
それは自信の前に崩れ、がむしゃらのあとに生まれるものなのだろうか。
空を見た。
美しすぎる青。白い雲。
悲しいくらい綺麗だった。
悲しい位の青と白
光り
投稿者 joqr : 10:15
2011年03月21日
2011年3月20日 「のらぼう菜」
みなさんは、「のらぼう菜」という野菜をご存知でしょうか。
この野菜は、冬から春にかけて収穫されるもので、
東京都・あきる野市の特産品なのだそうです。
今日は「東京都あきる野市」「JAあきがわ」「せきれい加工部」代表の
小室美津江(こむろ・みつえ)さんにお話を伺います。
◎ はじめに、あきる野市関して教えて下さい。
東京都の西部にあり、八王子や奥多摩町に隣接しています。
緑豊かな地域で、夏はとうもろこし、秋にかけては梨が特産品です。。
現在は、「のらぼう菜」という葉物の野菜を出荷しています。
◎ 「のらぼう菜」は、かなり歴史があります野菜だそうですが・・?
どんな野菜ですか?
あきる野市の五日市地区で栽培されてきた葉物野菜です。
江戸時代から栽培されており数百年の歴史があります。
ビタミンが豊富・無農薬で、収穫は2月~4月に行われ、
店先や即売所に並ぶ。
くせが無く茎まで柔らかいので、胡麻和えやおひたしなど、
シンプルな味付けのものに最適 )
◎ 「のらぼう菜」を使った特産品があるそうですね!
のらぼう菜を使った「おやき」。
おやきの中に入れるのではなく、葉っぱをミキサーでペースト状にし、
おやきの粉に練りこんでいます。
おやきの中には、手作りのあんこを入れています。
◎ おやきはどちらで購入できるのでしょうか?
JAの直売所「JAあきがわ五日市ファーマーズセンター あいな」で販売しています。
おやきを作るのは「せきれい加工部」の女性6名のメンバー。
販売をはじめておよそ10年。
おやきの作り方は、地元のおばあちゃんに教えて貰いました。
◎ おやき作りの講習会も行っているそうですね?
地元の小学校で年に1回「おやき作り教室」を開催しています。
小学校3年生が対象で、毎年楽しみにしていてくれます!
◎ おしまいに、小室さんにとっての「よい食」とは何かを教えてください。
魚と野菜中心にバランスのとれた食事をする事です。
投稿者 joqr : 17:11
3月20日、ゲストは林家しん平さん。
落語家であり、3月5日から公開中の映画
「落語物語」の監督、林家しん平さんです。
林家しん平さんは1950年、東京のお生まれ。
74年に初代・林家三平師匠に入門。
早くから新作落語・古典落語の両方で活躍をされ、
79年に二つ目昇進、90年に真打昇進をされています。
また、大の特撮映画ファンとしても知られ、
これまでに三作の特撮映画を監督、発表されました。
最新作は「落語物語」。
落語の世界を舞台にしたヒューマンストーリーです。
今回は落語家の日常生活を忠実に描いたという
林家しん平監督に、この映画にこめた想いを伺いました。
投稿者 joqr : 17:03
2011年3月21日 バラの芽吹き
あっという間の1週間だった。
3月11日午後2時46分、日本は変わった。
被災地は勿論、日本全体が大きく揺れた。
日本人の心が揺さぶられた。
14日月曜、早めに家を出るも、
鉄道が間もなく停電。
何とか迂回しながら新宿に。
前日探してもなかった単1、単2の乾電池を見に家電量販店へ。
入り口に張り紙。
「単1・単2電池、ラジオ、懐中電灯品切れです」
店の人に話を聞けば、
「1人で大量に買っていくのですよ!懐中電灯20本以上あるのですかねえ」
翌日、下町のスーパーに行った。
米・水・パンが2時間持たずに売り切れ。
トイレットペーパー、ティッシュボックス・・・どんどん消えていく。
「金曜のあの時間までは売れなくて困っていたんだよ。
それが今じゃ、ほれ!大家族の買い物の仕方だ。お客の目が血走ってる」
買い物カゴを2つ持つのが当たり前の光景。
ガソリンスタンドには車の行列。
夜の停電は確かに不安だ。
しかし、何時までも電気が来ないわけではない。
3時間程度の計画停電だ。
電気と水道はあって当たり前、考えてみれば経済成長と共に
豊かさや便利さに慣れすぎてしまった自分がいる。
東北の被害は想像を絶する。
一方で死角になっているのが茨城や千葉、長野、新潟の被害。
尊い命も失われ、未だに道路、鉄道も復旧していない箇所がある。
関東で被災した知人から、20日メールが来た。
「さっき、漸く水が来た。風呂に入った。救われたよ。タンスが倒れた。
ガラスが割れた。でもそれですんだ。あっちのこと思えばなんてことないな。
余裕が出来たら、何かしようと考えてる。幸い、健康だから。
お前は、いつも通り放送してくれ。安心するから・・体に気をつけて!」
有り難かった。この優しさは、辛い思いを経験した証なのだと思った。
原子力発電所から出る放射性物質で、野菜や飲料に影響が出始めた。
命の心配はしなくてはならない。
しかし、過度に怯えることは日本を凍らせてしまう。
こんな時だからこそ
私は3つの「あい」を大切にしたい。
ゆずり合い
声をかけ合い
信じ合い
我が家の庭にも小さな春が来た。
あなたのところにも春は来るのです。
改めて、今回被害にあわれた方々にお見舞い申し上げます。
バラの芽吹き
桜( 芝桜)咲く!
投稿者 joqr : 11:01
2011年03月14日
2011年3月13日 みどりの風プロジェクト
近年、全国的に農家の後継者不足、それからお嫁さん不足が
問題になっています。若い人に、農業の担い手になってもらいます。大事なことです。
今日ご紹介するのは、ちょっと変わった方法で若い女性を農家に招こう!という試みです。
「長野県・松本市」「JA松本ハイランド」「農業振興部」
「農業企画課」、高羽環(たかば・たまき)さんにお話を伺います。
◎ JA松本ハイランドで行っています、取り組みを教えて下さい。
「みどりの風プロジェクト」という取り組みです。
女性たちに松本市に通ってもらい、独身の青年部員と交流してもらいます!
農家の青年部が、中々女性と出会うきっかけがないという事からはじまりました。
JAのHP等で女性を募集、招いています。平成18年度から本格的に実施しています。
◎ 集まった女性たちは、どのような事をするのでしょうか?
参加者の女性には5~12月まで月に1回1泊2日の日程で、松本市に来てもらいます。
主催するJAでは、参加者の女性に5坪の畑を提供して実際に野菜を作ってもらいます。
その他「お米作り」「野沢菜漬け体験」「ホタル鑑賞会」など、季節に応じて様々な
行事を体験していただきます。
◎ 毎回何人ぐらいの方が、参加するのでしょうか?
今年度は20~40代の女性21名が参加しました。
青年部は19名が参加し、合計40名で行いました。
女性は県外の人が中心で、中には四国からの参加者も!
年会費5000円と1回に付き5000円程度の参加費がかかります。
◎ これがきっかけで、結婚した方もいますそうですね!
平成18年からはじまり、13組が結婚しました。
農家の後継ぎが期待できる他、青年部自身も若い人たちが集まる機会が増え、
JA自体の活性化に繋がりました。
◎ 今後の予定を教えて下さい。
平成23年度も実施予定!興味がある方は、「JA松本ハイランド みどりの風
プロジェクト」のHPをご覧ください。
◎ おしまいに、高羽さんにとっての「よい食」とは何かを教えてください。
朝食は必ずご飯!お米を食べる事です。
投稿者 joqr : 17:13
3月13日、今週もゲストは香山リカさん。
香山さんのベストセラー著書「しがみつかない生き方」に付随する内容から
香山さんの実際の診療経験に基づいた分析で
現代人の置かれている心の状況をお話いただきました。
投稿者 joqr : 16:57
2011年3月14日 被害
この度の東北地方太平洋沖大地震、被災地の皆様にはお見舞いを申し上げます。
皆様のご無事を心よりお祈りしております。
大地震当日は急遽翌日の放送のため会社付近に宿泊。
翌日放送が済み、家に戻ると・・・。
我が家はおかげさまで大丈夫でした。
正確には、お札と、とある方の形見が落ちていました。
不思議な気持ちでした。
近所では塀が倒れていました。
誰かが通りかかっていたら
大変でした。
こんなに余震が気持ちの悪いものだとは・・・。
まだまだ油断は出来ません。
出来る準備はしておこうと思います。
鞄を肩掛けからリュックに変えました。
両手を空けるためと
非常用のグッズを入れるためです。
ふと、道ばたに目をやると、こんな花が・・・。
何が起きても、季節は春に近づいているのですね。
被害
まさか・・
余震
それでも春
投稿者 joqr : 09:00
2011年03月07日
2011年2月27日 チューリップ
三月・・・。公園や道すがらで、あるいはお店などで様々な花を目にする機会が
増えてきました。今日は新潟県で栽培されている「チューリップ」のお話です。
「新潟県・新潟市」「JA越後中央」「チューリップ部会」の齊藤孝子さんにお話を伺います。
◎ 新潟県は、チューリップ栽培が盛んな土地だそうですね?
新潟県は、大正時代に全国で始めて球根栽培に成功した実績があります。
球根生産量で全国シェアのおよそ45%を占めています。
じつは新潟県の特産物のひとつ。
チューリップは、日照時間が短く、気温が低くても育つため、
新潟の土地に根付いています。
◎ チューリップを栽培する上で、気を付けている事は?
花を育てるうえで一番重要なのは、ハウス内の温度管理です!
大体15℃前後に保っています。
チューリップ自体は、10~4月まで出荷し、球根はオランダやニュージーランド
から取り寄せています。
◎ 今年のチューリップの出来はいかがでしょう?
今年は例年よりも寒いため、育ちが悪く大変だった。
最近の人気の色は、ピンク色。種類は「クリスマスドリーム」「ピンクダイヤモンド」
ぜひ、新潟のチューリップを手に取ってみて下さい。
◎ リスナーの方でもチューリップを育てている方がいらっしゃると思いますが、
育てるうえでアドバイスはありますか?
鉢植えは、一度花が咲き終わると捨ててしまう人がいるが、チューリップは球根が
成長を繰り返す。
水をあげるタイミングや温度管理に気を付けて、数年に渡って成長を楽しんで下さい!
◎ おしまいに、齊藤さんにとっての「よい食」とは何かを教えてください。
食材は安心できる国産のものを選んで食べることです。
投稿者 joqr : 15:09
3月6日、ゲストは香山リカさん
ゲストは、精神科医の香山リカさん。
香山リカさんは1960年、北海道のお生まれ。
東京医科大学を卒業後、精神科医としてお仕事をされている
ほかに、臨床経験を生かした社会批評などの執筆活動も多く
されています。
これまで書かれたご本は「しがみつかない生き方」、
「くらべない幸せ」「母親はなぜ生きづらいか」など五十冊以上。
現在は、スリランカ出身の僧侶、アルボムッレ・スマナサーラ
さんとの共著「生きる勉強」が発売中。
今回は、その「生きる勉強」でのアルボムッレ・スマナサーラ僧侶との
対談内容から生きるための勉強とは何なのかについて詳しくお話を伺いました。
投稿者 joqr : 15:04
2011年3月7日 永遠・・・・無常
我が家の周りで
「春を感じさせる香り」が漂い始めた。
「沈丁花」
小さな花(正確にはがく)が鞠のように集団を形成する。
私は出会いの時期を感じずにはいられない。
先日、友人に沈丁花の話をした。
意外な答えが返ってきた。
「あの香りを感じると、別れを思い出すんだ・・・」
高校時代、この香りとともに1つの淡い恋が終わりを迎えたのだという。
花言葉は、「永遠」「不滅」なのに・・・
「100人いれば100通りの想い出があるものだ」
改めてそう感じた。
永遠・・・・無常
投稿者 joqr : 10:41