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2009年12月28日
2009年12月28日 立ち止まらせる力
今年も霜の季節がやってきた。
彼らは魔力を持っている。
いつもなら足早に通り過ぎてしまう人間をふと立ち止まらせてしまう。
それだけではない。思わずしゃがみ込ませ、寒さを忘れさせちょっぴり笑顔にまでさせる。彼らの姿は様々だ。
立ち止まらせる力
朝日を浴びて、きらきら光る柱になったり
緑の葉に粉砂糖の様に降り注いだり・・・。
正に芸術作品。
何よりすごいと思うことがある。
それは、彼ら自体は0度なのに私達の心を温めてくれること。
「うわ~、綺麗!」
「あら~、美味しそう!」
抱いている不安や恐れを一瞬忘れさせてくれる。
自然のデコレーション
春に桜
夏に蛍
秋に紅葉
そして、冬に・・・。
どれも自然がなせる技。
自然は時に温め
時に冷まし、
生きていくのにちょうど良い温度にしてくれる。
そして季節は巡る。今年も霜の季節がやってきた。
デコレーション
2009年、この一年「浜美枝のいつかあなたと」お聴き頂きありがとうございました。
さらに「寺ちゃんの絵日記」をお読み頂き誠にありがとうございました。
来年も素敵な年でありますように・・・
投稿者 joqr : 10:30
2009年12月21日
2009年12月21日 圧巻
今年の冬も昭和記念公園は静寂に包まれていた。
昭和の水上絵
夜だから明るい光が恋しいのだろうか。言葉はいらない。一人でもグループでも感動できる。
夜空のリース
夜空の竜宮城
25日まで楽しめるという。心が楽になる。あなたもいかがですか?
圧巻
クリオネのいる海原
投稿者 joqr : 10:24
2009年12月14日
2009年12月14日 植治の世界
12月12日、知人の結婚式と披露宴の司会を務めた。
前日までの雨が嘘のように晴れた午前10時半、
六本木・鳥居坂近くにある国際文化会館の庭園で人前結婚式が行われた。
庭園1
作庭者は「植治(うえじ)」の愛称で親しまれた7代目小川治兵衛。
庭園好きにはたまらない佇まいだという。
植治の世界
庭園2
六本木の喧噪は一切無く、尾長鶏や鳥たちが元気に囀(さえず)っている。
人前式とは、神仏の前で二人の結婚を誓うのではなく、親族はじめ親しい人達の前で
結婚を誓うもの。自由なセレモニーからか最近増えてきているという。
概(おおむ)ね式の手順はこうだ。
1.新郎入場
2.新婦と新婦の父入場
3.赤いバージンロードをある程度歩いたところで、父と新郎が交代し祭壇へ
4.誓いの言葉(新郎新婦二人で声を合わせる)
5.指輪の交換
6.ベールアップ(ウェディングドレスのベールを上げる。二人の垣根を取り払う意味)
7.結婚証明書に二人がサイン
8.司会者が代表になり、二人の結婚宣言を唱え、列席者から賛同の拍手を頂く
9.新郎新婦退場~フラワーシャワー
時間にして、20分から30分の儀式である。
これはこれで、手作り感があってよいものだ。
人前式は3度司会をしたことがある。
しかし、屋外は初めて。
今回、スタッフの見えない努力に胸を打たれた。
前日までの風雨で芝生自体に枯れ葉や枝が散乱している。
それをスタッフ総出で竹箒によって丁寧に掃く。
本番1時間前にリハーサルをする。勿論本番通りに動く。
新郎新婦が歩いた後は、赤い絨毯が芝や枯れ葉でかなり汚れる。
レッドカーペットは、クルクルクリーナーでとった後、
取り切れなかった物は指の作業となる。
これを6人のスタッフが真剣な表情でこなす。
「大変ですね」
「はい。でも、新郎新婦やご親族の皆さんには、最高の思い出となって欲しいですから。」
手がかじかむ朝に、スタッフの額には汗が光っていた。
式が始まった。屋外の開放感と共に幸せのエネルギーが庭園に満ちていた。
スタッフを見た。クールな表情をしていた。
ふと一人と目があった。
向こうから笑顔を見せた。
その笑顔には「幸せの瞬間にまた立ち会えた」喜びで溢れていた。
「自分の仕事にやりがいを持つのが至福」・・・改めてそう感じた。
バージンロード
祝福の座席
投稿者 joqr : 10:20
2009年12月07日
2009年12月7日 冬のほたる
2009年も一ヶ月を切った。
ちょっと早いか・・・と思っていたイルミネーションも相応しい寒さ。
毎年15万人が訪れる立川・昭和記念公園は5日からクリスマスまで感動の場となり
11年ぶりに表参道は、63万個のLED(発光ダイオード)が輝く。
電飾にもその年の流行があるのをご存じだろうか?
今年は、「スノーフォールライト」
千歳飴みたいな60センチくらいの棒を想像して欲しい。
その上の方から、10センチ程の白い明かりが下に移動する。
上から下に雪が降るように点滅するのだ。
ちなみに、「電飾ドットコム」なるインターネットサイトが存在し
購入も可能だ。
電飾は「家の中で楽しむもの」から「道行く人の目を引く」方向に変わりつつある。
去年まで我が家も飾っていたが、今年はまだ。
はなから家族の協力なしでここまで来たものの
今年は一人で飾る踏ん切りがつかない。
齢を重ねたせいなのか、はたまた何かと忙しいからなのか・・・。
う~ん、どうしよう・・・。
冬のほたる
白い夜
青い空間
投稿者 joqr : 10:11