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2009年11月27日
2009年11月22日 大鹿村の鹿肉
農産品や特産品を使った村おこしは各地で行われていますが、
今回ご紹介するのは、ちょっとかわったもの。
野生の「鹿」を利用して、村おこしをしている
長野県 下伊那郡 大鹿村(しもいなぐん おおしかむら)の
お話です。
大鹿村観光協会のジビエ担当
平瀬定雄(ひらせ・さだお)さんにお話をお伺いします。
大鹿村に関して教えて下さい。
長野県下伊那の北東部に位置する大鹿村。
南アルプスの山々に囲まれた人口1200人ほどの村。
ブルーベリーや野沢菜の漬物が特産品。
大鹿村では、農作物の鹿被害に悩んでいるそうですね。
ここ10年ほど野生の鹿による農作物被害が
深刻化している。
具体的にそれまで年間100頭程度だった鹿の駆除は、
500頭に増加している。
鹿の肉を使って、村おこしをしているそうですが・・・
駆除した鹿肉を有効利用するために
村内に鹿肉の加工所「ヘルシーミート大鹿」を設立し、
小売のシステムを確立。
加工所ができたことによって新鮮で臭みのない肉を
提供できる。
鹿肉は栄養価も高いそうですね。
赤身中心で、カロリーは他の肉に比べて低い。
例えば、牛肉の4分の1とヘルシー。
ただし1頭50kgで肉として使えるのは
10kg程度と少ない。
鹿肉はどのようにして提供しているのでしょうか?
一番のおすすめは、鹿肉のロティ。
ロティとは、ローストビーフのようなもの。
その他、ロース肉のステーキ、すね肉のハヤシライス、
鹿肉のカルパッチョなど様々なバリエーションがある。
食べられるのは、村内の10軒ほどのお店&民宿、旅館。
お客さんの反応はいかがでしょうか?
新鮮な肉を使っているので、臭みがないと好評。
カロリーが他の肉に比べて低いため、若い女性にも人気。
投稿者 joqr : 17:29
2009年11月15日 土佐のピーマン
高知県の土佐市といえば、漁業で知られていますが・・・。
じつは農業も盛んです。最近は、自然の力を利用して
特産品のピーマン作りに力を入れているそうです
高知県土佐市営農指導課
野中信君(のなか・しんくん)さんにお話をお伺いします。
高知県・土佐市に関して教えて下さい。
高知県の南に位置し、温暖な気候と豊かな自然を生かし
農業&漁業が盛んな土地。
高知県はピーマンの名産地で、
土佐市でもピーマン作りが盛んに行われている。
土佐市のピーマン作りはどれくらいの規模なのですか?
JAとさしのピーマン部会員は、現在38名。
一人当たりおよそ40アールの農地でピーマンを
栽培している。
1戸につき平均3人の従業員を雇っており、
地域の産業にも一役買っている。
ピーマンを栽培する際、害虫を駆除するのに「虫」を
使っているそうですが・・・
今から7年ほど前に地域全体で取り組みが始まった。
農薬を一切使わずに、害虫の天敵「虫」を使用。
例えばアブラムシの場合はてんとう虫・・・
天敵を使用するメリットを教えて下さい。
農薬の場合は、害虫の薬剤に対する抵抗性が強まり、
効果が大きく低下することがある。
その他、自然のものを使うことにより、安全性が保たれる。
ただし、年によっては全く機能しない場合がある。
そこに生き物を使う難しさがある。
使う虫は、どのようにして集めているのでしょうか。
業者から仕入れることもあるが、中々手に入らない
虫の場合は、自分たちで虫とり網などを持って採取する。
投稿者 joqr : 17:28
2009年11月8日 秩父の養蚕
かつては大変、盛んだった養蚕業。カイコ、繭の飼育。
最近は、作り手が減っているとも聞きますが、そんななか、
埼玉県・秩父市では、昔ながらの手法で繭を育てようと
町を上げての取り組みをはじめています。
埼玉県秩父市 JAちちぶ養蚕部会、宮崎豊二さんにお話をお伺いします。
秩父といえば、昔から養蚕が盛んな土地ですよね!
秩父は養蚕の盛んな地域であり、銘仙織物の産地でもある。
昭和30年頃の養蚕農家は6000戸もあり、
年間およそ1000トンもの繭を生産し、
農家の現金収入となっていた。
現在何人ぐらいの方が、養蚕を営んでいるのでしょうか?
23戸の農家が養蚕を営んでいる。
繭の生産量も年間10トンと最盛期の100分の1に
減少してしまった。
ほとんどが養蚕1本に絞って行っている
〈一部の農家はしいたけなども栽培〉
宮崎さんは7~8万頭の繭を飼育している。
※繭は「匹」とは数えず家畜と考えるため「頭」と数える。
JAを中心に養蚕を盛り上げようと
様々な取り組みが行われているそうですが・・・
今年は休んでいるが、「いろどり」というブランドを確立。
笹色(黄緑色)の繭を飼育していた。
毎年、今年度は、こんな製品を作ろう!と、
JAが決定している。
最近では化粧品、石鹸のほか寝具にも使われ、
用途&需要が増えている。
秩父の絹糸は、どちらに出荷されるのでしょうか?
主に京都や西陣に出荷され、高級反物に生まれ変わり
取引されている。
養蚕を営むに当たって、苦労されている部分は?
とにかく繭は暑さに弱い。
今年は比較的夏涼しかったため、元気な眉が育った。
昔は自宅で繭を飼育していたが、今は自宅近くに
飼育部屋を作りそこで飼育している。
投稿者 joqr : 17:28
2009年10月25日 雲南米線
お米の消費を推進しようと
色々な取り組みが行われていますが
今日ご紹介するのは、海を渡って日本に紹介された、
「お米を使った麺」のお話です。
東京都・新宿区の中国料理店、雲南米線(うんなんべいせん)の
徐 耀華(じょ・ようか)社長にお話をお伺いします。
はじめに中国の雲南省に関して教えて下さい!
中国西南の果て、南はラオス、東はミャンマーと国境を
接する雲南省。亜熱帯気候の恵まれた気候。
「お米を使った麺」に関して教えて下さい。
お米から作る麺のことを雲南省では「米線」と呼んでいる。
現地では、朝昼晩と一日三回も口にするほどポピュラーな
食べ物。
麺のつるつる感、舌触り、喉ごし、など小麦粉の麺にはない
食感が特徴。
米線のお店をはじめたきっかけは?
徐さんは「御膳房」という中国料理のお店を経営しており
雲南省の「麺」が日本人に受け入れられるのではないか?と
考えた。
店は今年の6月に新宿区左門町にオープン。
最寄り駅は四谷三丁目。
お米の麺を使うことで、お米の消費拡大にも繋がる。
お米はどちらのものを使っているのでしょうか?
使う米は、日本産と決めており、現在は群馬産のお米を使っている。
お店で食べられるメニューを教えて下さい。
人気のメニューは「鶏肉ときのこの米線」780円。
地鶏・雲南ハム・干し貝柱・漢方薬などを贅沢に使った
秘伝のスープと相性抜群。
他にも麺類だけでも7~8種類のメニューがある。
お客さんの反応は?
ラーメンよりヘルシーで胃もたれしないと高評価。
日本人にも食べやすいと評判なので、行く行くは
国内100店舗目指してがんばって行きたい!
投稿者 joqr : 17:27
2009年10月18日 水道の蛇口からお茶!
静岡といえばお茶が有名ですが、静岡県の
小学校には、「水道の蛇口をひねるとお茶が出てくる」
学校があるんだそうです!!
今日は、静岡県・島田市 島田市立島田第一小学校の
小倉直哉 教頭先生にお話をお伺いします。
島田第一小学校の全校生徒は、457人(各学年2クラスずつ)。
学校教育目標は「自ら学び心豊かに生きる」。
学区内には、住宅、田畑、工場が混在しているが、
かつての木材集散地として知られた名残があり、
製材所や木材加工品工場が数多くある。
水道からお茶が出てくるそうですが、本当ですか!?
学校の昇降口に給茶機を設置。蛇口は3つあり、ひねるとお茶が出てくる。
子どもたちは、ペットボトルや水筒を持参し自由に
飲んでいる。
学校では、毎日200リットルのお茶を作っている。
水200リットルに対し微粉抹茶150gを使っている。
この取り組みをはじめたきっかけは?
静岡県は、言わずと知れた日本有数のお茶の産地。
島田市教育委員会では、2年ほど前から、
「子供の頃からお茶に親しむ環境を作ろう!」と、数校に設置した。
使用するお茶は、地元の企業から仕入れている。
子供たちの反応は?
体育や休み時間が終わると、行列ができることもある。
夏場は、午前中でなくなってしまうこともしばしば。
衛生面上の理由で、蛇口からは年中冷たいお茶が出る。
風邪の予防にもなっているそうですが・・・
お茶でうがいをしたりして、子どもたちの意識が高まった。
お茶のカテキンは、インフルエンザや風予防にも
効果があるといわれている。
投稿者 joqr : 17:27
2009年10月11日 しもつかれ
今週は、番組リスナーのみなさんと電話を繋ぎまして
「我が家の『よい食メニュー』をお伺いいたします。
栃木県・小山市にお住まいの中村悦子さんに電話で伺いました。
中村悦子さん 55歳 子ども2人と3人暮らし
中村さんの「よい食メニュー」は、栃木県の郷土料理でもある
「しもつかれ」という煮込み料理。
中村さんは生まれも育ちも栃木県。
この味は、お母さんおばあちゃんから引き継いだ味だそうです。
本来は、2月の初午の際に食べる料理だったが
中村さんの家では、季節に関係なく作っています。
酒粕が入りカラダが温まるのでこれからの時期に
おすすめとおこと。
材料と作り方
使用する食材は、鮭の切り身
〈本来は鮭の頭を使うが、中村さんは切り身を使用〉
鬼おろしで削った大根、人参、大豆、酒粕。
鬼おろしで荒くおろした大根、人参、鮭の切り身、大豆、
油揚げを鍋に入れ、弱火で煮込む。時間は1時間ほど。
味付けはしょうゆ、味噌、最後に酒粕を加える
調理する際のポイント
材料が細かく切る事、大根、人参もおろしているため
火の通りが早い。じっくりと煮込むことが大事
このコーナーでは、番組に電話出演をして、
我が家の自慢の料理や地元の伝統料理、
伝統食材などについてお話しをしてくださるかたを募集いたします。
ぜひお葉書でご応募ください。
〒105-8002 文化放送
「浜美枝のいつかあなたと よい食とともに」宛て。
お待ちしております!
投稿者 joqr : 17:26
2009年10月4日 寺島ナス
昔ながらの伝統野菜を復活させよう!という動きが
日本各地で広がっています。
そんななか、東京都・墨田区の小学校では、
地元に伝わった「ナス」を蘇らせる事に成功したそうです。
東京都・墨田区 墨田区立 第一寺島小学校の
和田浩二先生にお話をお伺いします。
第一寺島小学校は、全校生徒405人〈各学年2クラスずつ〉。
今年10月に創立130周年を迎える歴史のある学校。
「進んで学習する子、思いやりのある子、からだを大切に
する子」を教育目標に掲げている )
墨田区に伝わる「幻のナス」復活させたそうです。
ナスは「寺島ナス」と呼ばれている種類で
鶏卵と同じくらい(7~8cmほど)小ぶりのナス。
シャキシャキと歯ごたえがあり、香りが高いのが特徴。
学校の中で、子供たちが栽培している。
本学校の創立130年を記念し、復活を志しました。
大正12(1923)年の関東大震災により
東京の下町も壊滅的な被害を受け、江戸時代以来
農地も被災者の住宅地にかわり、
名産寺島のナスは姿を消してしまいました。
今から8~9年ほど前にPTAの会長を務めた方の助言もあり、
農林水産振興財団・江戸野菜を研究する
食育アドバイザーと三鷹市の農家の協力の元、寺島ナスは、
復活を果たしました。
各学年2鉢ずつ育て、観察日記などを記録しています。
予備分などを含め、全体では60鉢を育て、
6月の中旬頃から収穫が始まり、できたナスは
子どもたちが各自、家に持ち帰り、食べています。
投稿者 joqr : 17:25
2009年11月15日 千葉望さん
千葉望さんは岩手県のお生まれ。
早稲田大学文学部を卒業後、会社勤めなどを経て、
ノンフィクション・ライターとして活動を開始。
人物インタビューや日本の伝統文化をテーマにした
お仕事が多く、これまで書かれたご本に「古いものに恋をして」
「よみがえるおっぱい」「実践する!仏教」などがあります。
現在発売中のご本「陰暦暮らし」は、太陰暦と
日本人の暮らしについて記された刺激的な一冊として
話題を呼んでいます。
投稿者 joqr : 17:12
2009年11月8日 小林秀樹さん
東京の新木場で古材木と古建具の専門店
「ひでしな商店」を経営されている小林秀樹さんは、
昭和十八年、長野県・安曇野市生まれ。
昭和三十八年、東京・木場の材木商に入社され、住み込みで
修行をはじめられました。
昭和四十九年に独立し、材木商を開業。
そして、平成五年ごろから、古材木、古建具などの収集、
販売のお仕事をはじめられました。
平成十九年、正式に古材(こざい)専門店として
「ひでしな商店」をオープン。
ユニークなお店として注目を集めています。
投稿者 joqr : 17:12
2009年11月1日 保利透さん
保利透さんは1972年、千葉県のお生まれ。
高校在学中よりSPレコードのコレクション、研究をはじめられ、
各地の古レコード屋、古道具屋を探索。
以来、およそ20年。
現在はSPレコードの研究家として、復刻CDの監修、
音源提供、原稿執筆などのお仕事をされています。
これまで関係された復刻CDに「唄うエノケン大全集」
「佐原囃子SPレコード復刻集」などがあり、レコードファンの
間では知る人ぞ知る存在として有名です。
投稿者 joqr : 17:11
2009年10月18、25日 戸田奈津子さん
戸田奈津子さんは東京のお生まれ。
津田塾大学英文科を卒業後、保険会社に勤務をしますが一年半で
退社。
字幕翻訳者を志し、フリーで通訳・翻訳の仕事をはじめられます。
1979年に超大作映画「地獄の黙示録」の字幕翻訳を担当。
戸田さんの名前を一躍有名にしました。
その後も、「ET」」「タイタニック」「天使と悪魔」など
数多くの作品で字幕翻訳を担当。
現在も年間20本ほどのペースで字幕翻訳をされています。
投稿者 joqr : 17:11
2009年10月11日 サラーム海上さん
サラーム海上さんは1967年、群馬県高崎市生まれ。
明治大学を卒業後、会社員や2年間にわたる世界旅行、
レコード会社勤務などを経て、現在は日本で唯一の
「よろずエキゾ風物ライター」として活躍をされています。
インド、東南アジア、中東などの文化に詳しく、現在、著書の
「プラネット・インディア インド・エキゾ音楽紀行」が発売中です。
投稿者 joqr : 17:10
2009年10月4日 秋尾沙戸子さん
秋尾沙戸子さんは名古屋市生まれ。
東京女子大学を卒業後、テレビキャスターを務めるかたわら、
旧東ヨーロッパ、ソ連やアジアの国々をホームステイしながら
訪問。
インドネシア初の女性大統領に取材した『運命の長女』などの
ご本を上梓されました。
近年は、日本の占領時代をテーマにした研究に取り組まれ、
この七月に最新刊「ワシントンハイツ」を刊行。
いま話題の一冊です。
投稿者 joqr : 17:10
2009年9月27日 いしかわじゅんさん
いしかわじゅんさんは1951年、愛知県お生まれ。
明治大学を卒業後、某大企業に入社されますが11ヶ月で
退職し、漫画家を目指します。
1975年にプロデビュー。これまでに「憂国」「寒い朝」など
の作品で高い評価を得られています。
近年は漫画のほか、漫画評論やエッセイ、小説の分野でも
活躍をされ、またテレビ番組にもよくご出演をされています。
いしかわじゅんさんが現在はまっているのが「沖縄」。
漫画家のいしかわじゅんさんに「沖縄」のお話しを
たっぷりとお伺いしました。
投稿者 joqr : 17:10
2009年9月20日 安藤優一郎さん
安藤優一郎さんは1965年の生まれ。
早稲田大学で文学博士号を取得されたのち、本格的に執筆活動
を開始。
江戸時代の暮らしをテーマにされた著作が多く、これまで
書かれたご本に「娯楽都市・江戸の誘惑」「幕末下級武士の
リストラ戦記」などがあります。
現在発売中の新刊が「大名庭園を楽しむ」。
江戸時代、諸大名や将軍たちが愛した「大名庭園」について
記された一冊です。
投稿者 joqr : 17:09
2009年9月13日 羽佐間道夫さん
羽佐間道夫さんは1933年、東京生まれ。
戦後、「劇団中芸(ちゅうげい)」などの活動を経て、放送にも
早くからご出演。
とくに、外国映画、テレビドラマの日本語吹き替えで多数の
お仕事をされています。
声優としてこれまでに吹き替えをされた作品は5000本以上。
ポール・ニューマンやシルベスタ・スターローンの「日本語の声」
としておなじみです。
また、2008年には第二回声優アワードで
功労賞を受賞されました。
投稿者 joqr : 17:09
2009年9月6日 西潟正人さん
西潟正人さんは1953年、新潟県の生まれ。
もともと「釣り」や「魚」が大好きだった西潟さん。
神奈川県・逗子市で地魚料理店「魚屋」を20年間にわたって
経営されていました。
現在は、新聞・雑誌などのメディアで「魚料理」や「魚市場」、
「漁師町」についての執筆をされています。
西潟さんの新刊「漁師町ぶらり」現在発売中。
投稿者 joqr : 17:07
2009年8月23日、30日 仲代達矢さん
仲代達矢さんは1932年、東京生まれ。
1952年、俳優座養成所に入所され、舞台劇「幽霊」で
デビューをされました。
これまで「どん底」「リチャード三世」「ソルネス」などの
舞台で芸術選奨文部大臣賞などを受賞。
また映画やテレビでの分野でも様々な活躍をされています。
1975年より、舞台俳優養成のための私塾「無名塾」を主宰。
この秋には、シェークスピアの大作「マクベス」の公演で、
マクベスの役をなさいました。
投稿者 joqr : 17:07
2009年11月24日
2009年11月24日 美
気が付けば11月も下旬。
勤労感謝の日も行き、今年の祝日は、天皇誕生日のみとなった。
真冬並の寒さに身を縮こませたり、小春日和にホッとしたり・・・。
絨毯
美
高台から市街を眺め、澄んだ空気で深呼吸。
清澄
山を歩けば、色づいた葉がクッションの役を果たしてくれる。
実りから、無に向かう。
それでも春が来れば、また芽生える。
落葉を見ながら、改めて無常を思う。
明日
夕映え
投稿者 joqr : 10:32
2009年11月16日
2009年11月16日 ちょっと早いか
先週、紅葉を堪能した私だが、早くも冬のイルミネーションに遭遇した。
暦の上では冬だけど
「一日でも早く街を電飾で包み、行き交う人を優しい気持ちで包んであげたい」
「売り上げアップにつなげたい!」・・・・
木々に電飾を施す商店街やショッピングモールの狙いは様々だろう。
シーズン初お目見えの灯りに目をやりながらこうつぶやいた。
「毎年この時期だったかな・・・少し早くないかな・・・」
ちょっと早いか
気がつけば、書店には来年の手帳やカレンダーが山のように置かれ、
郵便局はお年玉年賀はがき発売を声高に宣伝している。
お歳暮商戦は、もうとっくにデパートは始めている。
しかし、季節はどうだろう。
確かに寒い日はある。
だが手袋をはめただろうか?
カレンダーと体感する季節の差にひらきが出てきている。
これも温暖化の影響なのだろうか。
南よりの風を頬に感じ、店前に立つサンタクロースの格好をしたフライドチキンの創業者を見てこう思った。
「こんな日は、衣装をかえてあげたらどうでしょう・・・」
ちょっと寒いか
投稿者 joqr : 09:50
2009年11月09日
2009年11月09日 霊峰
本格的な紅葉シーズン。
富士山が見たくなり、山梨県西湖にでかけた。
時期としてはちょうど見頃だが、今年はため息がでる程の鮮やかな色!とはいかない、と地元の人が残念がる。
それでも東京で見る色づきとは違う。
鮮やか
赤ちゃんの手
そして、間近に見る富士山。
特に夕暮れ、西からの太陽に右半分だけスポットライトを浴びるコントラストが大好きだ。
気が付くと、辺りが薄いピンクに包まれている。
霊峰
日に日に昼が短くなって、夕方の粘りも弱いけれど、立冬近くの夕暮れは、私のハッピーアワーである。
放心の時
投稿者 joqr : 10:24
2009年11月02日
2009年11月02日 大地に還る
10月いっぱいまでは午後5時に街のスピーカーから流れていた
「夕焼け小焼け」がこの日曜から4時になった。
今年も11月。2009年はあと2ヶ月を切った。
2ヶ月という時の流れをあなたはどう捉えているだろう。
私は「定着と忘却の一単位」と考えている。
民主党が総選挙で大勝してから約2ヶ月。
それまでは55年体制といわれ、ずっと自民党の時代だった。
そして今回民主党・国民新党・社民党連立政権が誕生。
国民の意思とはいうものの、
この連立政権に馴染むのにはもっと時間がかかると思っていた。
何しろ半世紀以上にわたり国を動かして来たのは自民党を中心とした政権だった。
これまで与党だった議員(大臣中心)の顔はテレビで顔なじみ。
一方、野党の顔は、代表や国会質問で目立った顔くらいしか覚えていなかった。
それがどうだ。たった2ヶ月で、自然に覚えてきている。
逆に自民の長老と呼ばれた面々の顔と名前を一致させるのが怪しくなってきた。
学生の頃を思い出した。
夏の終わりに失恋し、「しばらくは恋なんて・・」と痛手を被った心は、
文化祭の頃、違う異性にときめいていたっけ。これも2ヶ月。
人の噂も75日・・・現代は2ヶ月もあれば十分。
初め「こんな大変な仕事、絶対出来ない・・・」弱気だったものが
2ヶ月も経つ頃自信のかけらが芽生える、それも経験済みだ。
折からの強風で色づき始めた木々の葉が空を舞う。
2ヶ月後、すっかり葉を落とした幹を見て
私は何を思うだろうか。新しい年の始まりに。
赤い葉
大地に還る
秋に包まれて。
投稿者 joqr : 10:21