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2009年09月30日
2009年9月27日 クラインガルテン
週末など、時間がある時に農業体験ができる
レンタル農園や市民農園が近年、人気を呼んでいます。
その中、今日は宿泊施設が併設された本格的なレンタル農園
をご紹介いたします。
今日は茨城県・笠間市笠間クラインガルテン所長の
高瀬建次さんにお話をお伺いします。
浜 笠間クラインガルテンとは、どのような施設なのでしょうか?
高瀬(○9年ほど前にできた施設で、一般的な市民農園ではなく
宿泊施設が併設されており、週末などに泊まりながら
農業体験ができる。
○およそ30㎡の宿泊施設1棟と100㎡の菜園、
芝生がある。
宿泊施設にはキッチン、バス、トイレ、ロフトが
設置されている)
浜 どれくらいの区画があるのでしょうか?
高瀬(○貸し出しているのは全50区画。
年間利用料は、1区画40万円
○光熱水費は実費負担、備え付けの農機具使用は
無料で貸し出し。
施設は更新可能で、最長5年間利用できる)
浜 利用者の年齢層は・・・?
高瀬(○団塊の世代の方が多く、みなさん、都心部から通っている。
常に50区画は貸し出されている状態。
○今年度は、6区画しか空きができず、倍率は10倍を
超えた!大変人気がある)
浜 利用者の方の評判はいかがでしょうか?
高瀬(○この農園を利用して、笠間市に通っているうちに環境を
気に入り、都心部から引越しをしてきた方が何組かいる)
浜 他にも敷地内には、様々な施設もあるそうですね!
契約をしていない人も楽しめるのでしょうか?
高瀬(○農園だけではなく直売所にそば処、ジャムの加工施設、
炭焼施設などもある。地元の人にも人気!)
投稿者 joqr : 17:36
2009年9月20日 地産地消の会
最近は地元の食材を地元で消費する「地産地消」運動が
広がりを見せています。
今日は、地産地消運動を推進している、栃木県・日光市
JAかみつが日光女性会の小又シナ子さんにお話しをお伺い
いたします。
浜 JAかみつが日光女性会はどんな活動をされているのですか?
小又(○「学校給食応援隊」というグループを結成し、地産地消
活動をはじめている。
去年から始まった取り組みで、JAかみつがの女性会が
中心となってジャガイモ、大根、白菜などの野菜を
地元の学校に提供していこう!というもの。
○昨年は市内の45の小中学校に市場を通じて野菜を
配達した)
浜 取り組みをはじめたきっかけを教えて下さい
小又(○子供たちに地元のものを食べてもらおう!
こんな人たちが野菜を作っていますよ!と、
子どもたちに知ってもらいたいと思ったのが、きっかけ)
浜 女性会の方が、実際に学校に伺う事もあるそうですね!
小又(○10人ほどで学校に伺い、調理師さんが作ったものを
みんなで試食した。
子どもたちと一緒に野菜などの話をしながら
給食を食べた)
浜 お子さんたちの反応は?
小又(○野菜をこんな人たちが作っているんだ!と、
興味を持ってくれた。
○この取り組みによって、食べ残しが減ったという話もある。
食材に興味を持ってもらい、農家としてもやりがいがある)
投稿者 joqr : 17:33
2009年9月13日 群馬蒟蒻御膳
群馬県の特産品といえば「こんにゃく」。
今日は、群馬県の女性たちが、オリジナルこんにゃく料理
を作って、地元のこんにゃくをアピールしているという話題を
ご紹介いたします。
群馬県・渋川市JA北群渋川
浜渋川市は、こんにゃくの生産量が日本一だそうですね!
(○平成18年に周辺の町が市町村合併し、こんにゃくの
生産量が日本一になった。(出荷量を教えて下さい)
○これをきっかけに、蒟蒻をアピールしていこう!と、
女性部で考えたのがオリジナル料理「蒟蒻御膳」だった)
「蒟蒻御膳」の内容について教えて下さい。
(○全12品で、こんにゃくの前菜、お刺身、
こんにゃくゼリーのビシソワーズ。
こんにゃくステーキ、こんにゃくのお寿司・・・など
○最後に出るデザートまで、こんにゃくを使っている。
まさに蒟蒻のフルコース)
中でもおすすめの1品は・・・?
(○こんにゃくのお寿司。
こんにゃくに切込みを入れ、チラシ寿司をつめる。
こんにゃく版いなりずし。
他では類を見ない、オリジナル料理!)
投稿者 joqr : 17:32
2009年9月6日 ずんだん餅
今回は、番組リスナーのみなさんに電話をお繋ぎまして
「我が家の『よい食メニュー』をお伺いいたします。
埼玉県・川口市にお住まいの三樹時子さんと電話がつながっています。
(○埼玉県川口市三樹時子さん(68歳)
三樹さんの思い出の味を教えて下さい!
(○枝豆をすりつぶして作った「ずんだん餅」。
故郷の山形で手作りしていた味。山形には二十歳頃まで生活。
○東京などでは「ずんだ餅」というが、地元では
「ずんだん」と呼ぶ。「ん」がつく)
三樹さんのご実家は、農家をされていたそうですね?
(○実家が農家で、田んぼのあぜ道に枝豆を栽培していた。
○7人兄弟と人数が多かったので、家族みんなで
「ずんだん餅」を大皿に乗せ、みんなでつついて食べた。
どんなにたくさんの量を作っても、あっという間に
なくなってしまった)
材料と作り方を教えて下さい。
三樹(○枝豆を熱湯で煮る。
熱々のうちにさやから豆を取り出し、すり鉢へ。
昔はすり鉢へ入れて、すりこぎ棒を使って
すりつぶしていった。
○すりつぶした枝豆に砂糖と塩を入れて味を調節する。
○これに餅を加えて、混ぜて出来上がり。
昔は、餅も臼と杵を使って、家でついた。
シンプルな料理だが、結構手間がかかる料理だった)
浜 調理する際のポイントは?
三樹(○枝豆は、食感が少し残るぐらいに潰した方が良い。
潰し過ぎると、食感が物足りなくなってしまう。
あのツブツブ感が良い!)
投稿者 joqr : 17:32
2009年8月30日 那須かぼちゃ
夏から秋にかけて旬を迎える「かぼちゃ」。
美味しいですよね。
今日は、栃木県・那須塩原市で出荷の最盛期を迎えている
甘くて美味しいかぼちゃの話題をご紹介します。
今日は、栃木県・那須塩原市「JAなす」
「中山かぼちゃ」は地元の特産品。
○畜産では、「とちぎ和牛」の主産地でもある。
○農産物以外に塩原温泉など、温泉地としても有名な土地)
中山かぼちゃの特徴を教えて下さい。
(○中山かぼちゃは、太平洋戦争後、北海道から
中山地区にもたらされ、自家採取によって栽培されてきた。
○販売用として利用できないかと意見が寄せられ
農業試験場に依頼して13年の年月をかけ
新品種「ニュー中山」が、平成16年に誕生した)
消費者の皆さんの評判はいかがでしょうか?
(○かぼちゃには顔写真入りのシールを貼って
販売しているため、親しみやすいと評判。
消費者の方に、安心して購入し食べてもらっている)
おすすめの食べ方を教えて下さい。
(○一番は定番だが、煮物で甘辛く味付けをする。
他にもサラダや夏場は冷製スープにしてもおいしい!)
投稿者 joqr : 17:31
2009年8月23日 ジャイアント・パンプキン
みなさんは、ジャイアント・パンプキンという
カボチャをご存知でしょうか?
食用ではなく、あくまでも観賞用として栽培されている
大変大きなカボチャのことです。
毎年どれだけ大きなカボチャができるか、コンテストも
行われているそうです。
(○このカボチャは、カナダの農家が長い年月をかけて
育成した品種。様々な掛け合わせによって誕生した。
○それが世界中に広まり、日本でも愛好家が増えている。
○(平均的な大きさ、重さについてお話しを・・)
(○毎年9月下旬に香川県・小豆島で全国大会が開催される。
かなり大きなカボチャですが、どうやって運ぶのですか?
(○自家製の担架を作って重機を使って持ち上げる。
昨年飯塚さんも運搬中に一番大きなカボチャを
傷つけてしまうというアクシデントに見舞われた。
○香川までは、トラック&フェリーで運ぶが、
それが一苦労。運搬には細心の注意を払う!)
カボチャを大きく育てるコツはあるのでしょうか?
(○カボチャを大きくするのは、品種の掛け合わせが重要。
カナダや北海道産のカボチャの種を取り寄せる。
○気候的には、昼夜の温度差がある方がよく育つ)
投稿者 joqr : 17:30
2009年8月16日 練り梅
暑い日が続いていますが、みなさんは、夏バテしていない
でしょうか?夏ばて回復には梅がいいと聞きます。
今回お伝えしますのは、小田原で名物となっています
梅干しを使った「ねり梅」の話題です。
神奈川県・小田原市JAかながわ西湘
「梅の香女性部長」の小室万里子さんにお話をお伺いします。
小田原市は、梅の名産地として知られています。
(○小田原市・曽我別所地区は、梅の産地として知られて
いる。梅酒、梅干しなどの加工品も多く出荷。
○栽培しているのは、小田原独自の品種「十郎梅」。
大ぶりでなめらかな肉質が特徴。
○ 梅と塩だけでつくる昔ながらの梅干しづくりに
力を入れている。
(○女性部のメンバーが手作りで作る「練り梅」。
練り梅は、地元の葬祭用の引き出物として利用されている。
値段は100g200円程度)
練り梅の作り方は?
(○メンバー全員が参加する練り梅づくりは、
いたってシンプル。
○ 梅干しを包丁で、丁寧につぶす。
赤じそ漬けをみじん切りにする。
梅干し、赤じそ、赤じそ漬の液、それに砂糖を加えて
よく混ぜ合わせて出来上がり。全て手作業で行う)
練り梅のおすすめの食べ方を教えて下さい。
(○豚肉のシソ包み揚げ
豚肉にシソを挟み、練り梅を少しつけ、油で揚げる。
おかずでもお酒のおつまみとしてもOK!
○ カロリーが気になる人は、アジの梅肉シソ挟みもおすすめ。
変わった食べ方としては、バニラアイスに添えても美味。
○ これからの季節は、そうめんの汁に入れたり、サラダに
したり・・・)
投稿者 joqr : 17:28
2009年09月28日
2009年9月28日 実りの行列
先週まで黄金色に染まっていた稲穂の一面が収穫の時期を迎えた。
4区画あるうちの1つだが、はざ掛けされ、細かい編み目のネットをかけられているのを見ると、
「今年もそんな季節になったのだ」とあらためて1年の短さに嘆息。
ロスがおおいのか、充実しているのか・・・。
今年もあと3ヶ月、2009年をよい年だったと振り返られるよう
なるべく時間を大切に使いたい・・・そう思う。
実りの行列
赤と・・
投稿者 joqr : 09:49
2009年09月18日
2009年9月18日 摩訶不思議
毎年この時期に驚くことがある。彼岸花・・・昨日まで気づかなかったのに一夜にして近寄りがたい赤色を辺りに放つ。形状も独特。剃刀花(かみそりばな)狐花ともいわれる。曼珠紗華(まんじゅしゃげ、まんじゅしゃか)という名は山口百恵さんのヒット曲にもあった。しかしどうして彼岸が近くなると、一見何もなかった場所につぼみを付けた彼岸花が一気に伸びてくるのか・・・。
実は何もないと見えた土の下には、彼岸花の球根(鱗茎)があって、それから一気に伸びてきているのだ。生長のスピードは一日に10cmにもなることがある。そして、一斉に華麗な花を咲かせる。
摩訶不思議
花の時期の終わった彼岸花はどうなっていくのか・・・。
見た感じでは枯れてゆく。しかしこのとき単に枯れているのではなく、栄養分を球根に戻しているという。入れ替わるようにツルツルの葉が伸びてくる。こうして、他の植物が枯れようかという時期に葉が延びてきて、弱い光りながらライバルのいない中で冬の柔らかな陽を浴びて、葉が茂っている。その盛んな葉も、翌年の3月~5月頃には枯れてしまう。そのころ他の植物の芽が伸びてくる。彼岸花は、球根になって土の下で静かに秋の彼岸を待つているのだ。
ヒガンバナの一年をまとめると・・・秋(9月)に花が咲いて枯れる、冬から春(10月~4月):つやのある葉を広げて光合成をして栄養分を鱗茎(球根)に蓄える。新緑の頃になると徐々に地上部は枯れてしまう。春から夏(4月~8月):地上には何もなくなり、地下では鱗茎(球根)の形で休んでいる。
赤の中の赤
花のある時には葉が無く、葉のあるときには花がないので、花と葉を同時に見ることができない。このことから韓国では、ヒガンバナの事を「サンチョ(相思華)」と呼ぶ。「花は葉を思い、葉は花を思う」という意味からだそうで、何ともロマンチックな名前。
あなたの近くで彼岸花を見つけたら、思い出して欲しい。100人いれば100通りの人生がある。植物にも様々な営みがある。どれもが素晴らしいはずだということを。
口あんぐり
投稿者 joqr : 16:48
2009年09月14日
2009年9月14日 秋高し
9月も中旬。朝から晴れた日曜、ミンミンゼミがかろうじて1匹、夏の殿(しんがり)を務める。見上げれば空は高く、木々の葉は少しずつ緑から色を変え始めている。
秋高し
足からも秋を感じた。「サクッ!カリッ!」いつもの自然公園を散策していると、靴の下から何かが砕ける音がする。ドングリだ。辺りを見ると、薄緑のロケット型や10円まんじゅう型もある。テッポウユリの種が詰まった鞘も大分膨らんできた。キンモクセイの甘い香りも、場所によってはすでに漂い始めた。
日が暮れ始めると、「待ってました」といわんばかりに虫たちの声。誕生月でもある9月。しみじみ「この季節が好きだ」そう思った。
命のロケット
緑饅頭
投稿者 joqr : 09:55
2009年09月07日
2009年9月7日 秋の色
土曜日曜は久しぶりの晴天となった。思えば1週間前は落ち着かない日曜だった。衆院選投開票と台風11号接近。政治も天候も動いた。2009年8月30日、日本の政治史から見れば歴史に刻まれるはずだ。次の盛り上がりは、9月16日といわれる特別国会招集、首班指名とすぐに行われる組閣。選挙で第1党となり、連立は組むものの、308議席を獲得した民主党。55年体制以来初、堂々の野党が与党になる瞬間。その9月16日、不肖、私51度目の誕生日。落ち着かない日になりそうだ。
夏の置き土産
晴天の日曜庭の草刈りをした。「陽射しがあればヤブ蚊も刺しづらいだろう・・」勝手な判断をした私が甘かった。10分間に左右足と腕合わせ10箇所!撃退率は50%。腕膝は発見できたが、膝の裏側はされるがまま。敵も生存をかけて必死なのだ。痒みがなければこちらもむきにはならないものを・・。
季節の贈り物
新型インフルエンザではないが、蚊も進化して300年後には痒みを残さず吸血するようになるのかもしれない。それはそれで大変だ。気がつけば蝉の声が数匹となり、5時半になれば鈴を転がすような秋の虫の音が涼やかな風と共に耳に届く。季節は巡っていく。
どんなときにも「自然」に耳を傾けられる自分でありたい。
秋の色
投稿者 joqr : 10:28