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過去の放送分 過去の放送分 2008 3月8日 放送分
「エイリアンの話」(2)
コーチャー/松岡均さん(日本科学未来館)
大村正樹&松岡均
大村正樹
先週はエイリアンの話を、特に僕が熱く語っちゃいましたけれど、この松岡さんもエイリアンを信じている一人であります。3月20日からお台場の日本科学未来館で『エイリアン展・・・モシモシ、応答ネガイマス』が行われますが、この『エイリアン展』は、2つの架空の惑星が体験できるということですね?
そうですね。実際にひとつは惑星で、もうひとつは惑星の周りを回っている衛星です。地球と月みたいな感じです。
大村正樹
何ていう名前ですか?
  惑星のほうは「オーレリア」、衛星は「ブルームーン」です。「ブルームーン」は木星みたいな大きな惑星の周りを回っている衛星ですが、空気が地球より非常に濃くて、空にたくさん生物が住んでいるような衛星です。
大村正樹
空気が濃いと、何で空に生物が住むんですか?
  酸素がたくさん濃いということなので、生き物が生活しやすいことと、実際に浮力が出やすいので空にどんどん進化していく生物がいるだろうと、ここでは考えています。
大村正樹
「ブルームーン」には、空中に浮いたエイリアンたちが暮らしているということですね。「オーレリア」はどんな人が住んでいるんですか?
「オーレリア」は水がたくさんあったりするので、割と水の中にいる生物がいたりするんです。
大村正樹
水の中で生きてるエイリアンがいる「オーレリア」。空中に浮かんでいるエイリアンのいる「ブルームーン」。みんな想像できる? ちょっとイメージしてね! じゃあ、地球人とはちょっとイメージが違うんですね?
そうですね。地球とは全然違う環境なので。
大村正樹
どんな暮らしをしているんですか?
  例えば「オーレリア」に住んでいるエイリアンは、“マッドポッド”というのがいるんですが、海の中でも陸でも住めるという生物です。30匹ぐらい群れをつくっているんですけれど、どっちかと言うとネコとか犬みたいな大きさですね。
大村正樹
みんなイメージできる? 水の中に生きてるんだけど四本足で歩くんですか?
  足はもっとあるんですよ。それが「オーレリア」で生きている生き物のひとつです。
地球
 
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大村正樹
じゃあ、人間みたいにパソコン使ったり、料理したりはしないんですか?
  そこまで知能は発達してないと考えられてて、地球でいるところの犬やネコぐらいの知能です。
大村正樹
本当はもっと知能が発達しているエイリアンがいるかも知れないけど、人間のエゴで勝手に下等動物がいると思ったらいけませんよ。宇宙には絶対、人間より頭のいい生命体がいると僕は思っていますからね。そう思いません?
いると思います。ただ、ここで出てくるエイリアンは、割と科学的に導き出されてるもので、人間まで進化させるのはかなり難しいですね。環境に合わせて足がこうなっているだろうとか、目はこうなっているだろうということで、ちょっと下等な生き物にはなっています。
大村正樹
「オーレリア」の気象条件や環境から考えると、このレベルの生き物が生まれるだろうというのがイメージできるんですね? じゃあ、「ブルームーン」は、空中に浮いているエイリアンたちはどんな暮らしをしているんですか?
たくさんいるんですけど、一番目を引くのは“スカイホエール”と言って、ホエールなんでクジラで、クジラみたいな形をしてますが空を泳いでいる。
大村正樹
なるほど、分かった。イメージできますよ。クジラは地球上でも哺乳類の中で一番大きな生き物ですから、やっぱり“スカイホエール”が一番偉いわけですか?
大きさから言ったら、「ブルームーン」では一番大きな生き物です。空を泳いでいるだけですけど(笑)。
大村正樹
勝手に泳いでいるだけですか? こちらでもパソコン持ったり、料理したりはしないんですね?
  そこまでの知能はないんです。
大村正樹
知能ないんですか。やっぱり人間は勝手ですねぇ(笑)。昔の何千年も前の人みたいに狩りとかしながら生きているような暮らしぶりが垣間見えるということですね?
そうですね。そういったイメージです。
大村正樹
これは何才ぐらいの人を対象にしている展示ですか?
  未来館の展示は中学生や高校生ですけれど、この展示は、子どもや親子連れの人が観ても十分楽しめます。春休みにあたかも「オーレリア」と「ブルームーン」の星の一員になった感覚になりますね。ここに来たら楽しんでいただけると思います。
月
 
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大村正樹
実際にエイリアンとの交信をしている歴史も観られるそうですが、先週のお話だったら、30年ぐらい前に初めて地球人はエイリアンとの交信を試みたということですね? 今これをまた新たにやろうとか、継続的にちゃんとエイリアンと交信してます?
交信というと、信号を送って返ってくるというやり取りですが、それはやっぱり時間がかかってしまうので、どっちかと言うと一方的に信号を送ったり、昔エイリアンから送られてきた信号をキャッチしようというのは今でもやってます。
大村正樹
交信内容は、学者さんが自分たちで決めているわけじゃないですか。一般公募で「こんな交信をしたいんだけど」とか、そういう人を採用してくれませんかねぇ?
実際に研究のプロジェクトとしては難しいかも知れないですけど、展示の中では、「もし宇宙人にメッセージを送るとしたら」ということで、来た人にメッセージをつくってもらうコーナーもあります。
大村正樹
メッセージ書けるんですか? 音でふき込むことも可能ですか?
  メッセージは書けますが、音はないですね。キーワードがたくさんあって、その中から自分たちで好きなヤツを選んでメッセージをつくるという。
大村正樹
エイリアンに対してメッセージを。その返事が来るのは、今のところ何千年も後の可能性もあるということですね?
  会場で打ち込んだメッセージは実際にはエイリアンに送られてないので。
大村正樹
送ってくれないんですか、科学未来館が責任を持って?
  そうですねぇ。あの〜、ちょっと考えてみます。
大村正樹
お願いしますよ。だって、キッズたちが今日のラジオを聴いて「自分もメッセージを送ろう」と。先週の番組も聴いてくれて、二千年後でもいいから僕のメッセージが返ってくれたらと思うかも知れませんから。ぜひお願いしますよ! あと最後に、エイリアンへのメッセージありますか? キッズでもいいですよ。持論を展開してもらってもいいですよ。
僕もエイリアンはいると思うんですが、なかなか科学でそれを証明するのは難しいんですね。でも、これが例えば20年前だったら、全然科学とは別な世界ですけれど、いま実際ここまでなら可能性があるんじゃないかが分かってきている。そこまで科学が進んできたので、ぜひその最前線のところをたくさんの人に観てもらいたいです。
大村正樹
僕らが生きている間に、いわゆる地球外生命体の存在は明らかになりますかねぇ?
  いまの子供たちが大人になる頃には、ずっと技術も科学も進歩しているので見つかっている可能性は高いんじゃないかなと思います。そしたら、すごいニュースになると思います。
 
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