台風25号、あす21日(月)関東に最接近…大雨に厳重警戒
毎週日曜朝5時5分からお送りしている「防災アワー」
防災をもっと身近にもっとわかりやすく生活目線でお届けしている番組です。
シルバーウィークの天気に大きな影響を与えている、大型で強い台風25号は、強い勢力を維持して比較的ゆっくりした速度で日本の南を北上。21日(月・祝)は速度を速めながら暴風域を伴って伊豆諸島・関東甲信地方に接近する見込みです。

台風接近に伴って、関東を中心に東海から東北地方にかけての太平洋側では、雷を伴って激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる所がありそうです。
台風周辺の湿った空気が流れ込み、中心より北側に活発な雨雲を持っていることから、台風が接近する前から激しい雨が降り、総降水量が多くなるおそれがあります。
きょう20日正午から明日21日正午までの24時間に予想される雨の量は多い所で、
東北地方 80ミリ
関東地方 200ミリ
東海地方・伊豆諸島 300ミリ
その後、明日21日正午から明後日22日正午までの24時間に予想される雨の量は多い所で、
東北地方・東海地方 200ミリ
関東地方・伊豆諸島 300ミリ
22日(火)にかけて総雨量が多くなり、関東甲信地方や伊豆諸島は9月の平年1か月の雨量を超える記録的な大雨となる可能性があります。どこかで災害発生が想定されるようなかなりの雨量です。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
また、台風の接近に伴い、関東地方や伊豆諸島では猛烈な風が吹く見込みです。
きょう20日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
伊豆諸島・東海地方 20メートル(30メートル)
明日21日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
関東地方・伊豆諸島 35メートル(50メートル)
東海地方 25メートル(35メートル)
明後日22日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
伊豆諸島 23メートル(35メートル)
関東地方 30メートル(45メートル)
東北地方 20メートル(30メートル)
伊豆諸島では明日21日は、一部の電柱が倒壊したり、建物の一部が広く飛散するような猛烈な風が吹く所がありそうです。不要不急の外出を控え、家の中でも窓から離れるなど暴風に厳重に警戒してください。
交通機関も乱れそうです。最大瞬間風速20メートル程度で、電車は運転見合わせや遅延が生じます。予定の変更なども視野に無理をしないようお過ごしください。
最新の情報については気象庁のHPを確認してください。
この1週間も秋雨前線の影響で、全国どこかで大雨が降っている印象ですが、9月上旬から、関東など東日本は記録的に日照時間が少なくなっています。
関東甲信地方の日照時間は平年の31%、統計開始以降最も少なくなっています。逆に降水量は平年の365%も降っていますが、こちらも統計開始以降最も多くなりました。大雨被害からまだ復旧しきれていない千葉豪雨の被災地の農家さんからは、今度の台風25号に対して「祈るしかない」という声も聞かれました。

きょうの「防災アワー」は、この番組でもおなじみのタイムライン防災の第一人者で、防災行動学の専門家・松尾一郎先生に「内水氾濫」のハザードマップがそもそも未完成だというお話も伺いました。

千葉豪雨では浸水想定区域以外でも浸水が発生しました。ハザードマップを確認することは大切ですが、内水氾濫はある意味どこでも起こりうると言えます。
松尾先生は「内水氾濫のハザードマップ、特に下水絡みを構築し始めたのはわずか数年前。整備率が低く、まだ完成していない。リスクがわからない人もおられる。1時間に100ミリも降ったら内水氾濫も起こる。内水氾濫が起きたら1m浸水するかもしれない。そういうことに対する行動を日頃から考えていただくことが必要」と話していました。
きょうの「防災アワー」聞き逃した方はradikoでぜひお聞きください。
気象予報士・防災士 都庁・気象庁担当記者 伊藤佳子
