« 2010年03月 | メイン | 2010年05月 »

2010年04月23日

喬太郎ファンは来週の文化放送を!

お知らせです。

文化放送「くにまるワイド ごぜんさま~」(月~金 8:30~11:30)に柳家喬太郎師匠がゲスト出演されます。
放送日は!4月26日、27日、28日、30日の4日間。
10時35分頃からの「邦流」というゲストコーナーにご出演です。

「文化放送が入りにくい」というあなた!
インターネットでも聴けますよ。
radiko で文化放送をお聴き下さい!

------------------------------------------

そのほか、「落語の蔵」の配信情報です。

現在、鈴々舎馬るこさんの爆笑新作落語、「イタコ捜査官メロディ」を絶賛配信中。

また、本日は爆笑の馬るこワールドとは対称的な静謐な落語世界をつくりあげる
巧者、入船亭扇辰さんの「徂徠豆腐」を配信開始。
ぜひお聴き下さい。

よろしくお願いいたします。

                                松本尚久(放送作家)

投稿者 落語 : 23:44

2010年04月04日

立川談春 大独演会「たちきり」


去る3月27日(土)、東京厚生年金会館におきまして「立川談春 25周年スペシャル独演会 THE FINAL たちきり」(主催・文化放送)が開催されました。

「ファイナル」というのは、談春さんの落語家生活25周年ツアーのファイナル公演でもあり、
また三月いっぱいで半世紀近くの歴史に幕を閉じ、クローズする「東京厚生年金会館」を
指したことばでもあります。

当日、談春さんは「粗忽の使者」「愛宕山」「たちきり」の三席を熱演。
「たちきり」は上方落語をベースに、談春さんが再構築した一席。
たんなる翻案ではなく、この落語家ならではのみごとな作品に仕上がっています。

(ここで細かい感想をかくつもりはないのですが、以前の演出では番頭の若き日の悲恋を
大旦那夫妻が知らないという設定になっていたのですが、今回はその不自然さを改訂し、
番頭も大旦那夫妻も同じ過去の記憶をいだいたまま、百日目を迎えるという自然な流れになって
いました。また上方版にはある親族会議の場面がオミットされているのも東京落語的な
すぐれた改訂です。関東の商家の場合、いかに大店の若旦那がふがいなくても、親戚一同
がそれを問題視するという設定がちょっと不自然だからです。関東の場合、上方ほどの本家意識
はなく、「山崎屋」程度の親家庭内対立が自然だと思います)

わたしは昼夜公演の夜の部を拝見しましたが、あれだけの大劇場をまとめあげるスケール感
は談春さんならではの力量。途中に流されたVTRの趣向なども含め、充実の独演会でした。

また東京厚生年金会館もおつかれさまでした!
(去年観たやしきたかじんのコンサートも良かったな)

松本尚久(放送作家)


◆当日の写真です◆Kouseinenkin.jpg


投稿者 落語 : 23:54

2010年04月03日

浜松町かもめ亭 第38回公演 満員御礼!


彼岸過ぎだというのに雨模様でちょっと冷え込んだ3月25日(木)、文化放送が主催する
「浜松町かもめ亭」の第38回公演が行われました。

番組は以下の通りです。

一、「権助魚」   立川こはる
一、「短命」    立川生志
一、「心眼」    入船亭扇辰
        中入り
一、「松曳き」   桃月庵白酒

kamome03100.jpg

今回は、生志、扇辰、白酒による若手真打ちの三人会でした。
(落語界的には、みなさん若手デス)

生志さんは談志家元十八番の艶笑譚「短命」を、扇辰さんは黒門町の得意ネタだった
静謐な一席「心眼」をぞれぞれじっくりと好演。

後半は三人のうちでは再若手の桃酒さんが超滑稽噺「松曳き」で場内をひっくりかえし
ました。もともと「ボケとボケの会話」という有り得ない状況設定の滑稽噺なのですが、
白酒さんの口演は、論理的な粗忽(ぼけ)がかけあわさり、大きな笑いになってしまうと
いう周到さに脱帽。
また、会話も「三太夫はおるか」「はは、御前に」「だれじゃ」「三太夫にござります」「何用か?」
とすべて直截的に進んでいく停滞の無さが絶品でした。凄い「松曳き」です。

満員のお客様は大爆笑。
三者三様の高座をお楽しみ頂いた彼岸過ぎの「浜松町かもめ亭」でした。

松本尚久(浜松町かもめ亭)


■今回の公演におきまして、ロビーで五月公演の前売り販売をいたしました。80枚以上の
 チケットを用意したのですが、あっという間に完売してしまい、お買い求めいただけなかった
 お客様もいらっしゃいました。当会としてははじめての出来事でした。お買い求め頂けなかった
 お客様にはお詫び申し上げます。今後とも「浜松町かもめ亭」をお見捨てなきようお願いを
 申し上げます。

投稿者 落語 : 03:26

落語会のお知らせ三つ

放送作家の松本尚久です。

来週、再来週にかけまして「浜松町かもめ亭」のほかに、私の関係する落語会がいくつか開催されます。
以下に告知をさせていただきます。


①  「きぼーる寄席」 立川志らく・春風亭一之輔二人会。
   http://chibaraku.com/

   CHIBA0404.jpg
  
   ■4月4日(日) 14:30開場 15:00開演

   ■会場:千葉県千葉市「きぼーる 13階」
   
     千葉市中央区中央4-5-1

    http://www.qiball.info/index.php
   
   お問い合わせ 043-201-5515 まちづくり千葉

   私が録音など手伝いをしている会です。千葉市で志らく師匠が出演する会自体めずらしい
   と思います。さらにお相手は有望二つ目の筆頭、一之輔さん。
   この顔合わせをお見逃し無く!

    (千葉市は東京や神奈川に比べ落語会の少ない土地です。千葉市の真ん中で昨年発足
   したばかりのこの会は毎回意欲的な顔付けで内容も充実。応援しています)

-----------------------------------------

② 「伝統文化落語会」  http://www.mixyose.jp/index2.html

  0409 Asakusa.JPG

  ■日時 4月9日(金) 18時45分開演

  ■出演 柳亭市馬 林家正雀 入船亭扇辰 立川談修 春風亭正太郎

  ■場所 浅草見番 http://www5c.biglobe.ne.jp/~hagii/fureai/map.html

  わたしが企画・構成をしている会です。会の運営はオフィスMsさんです。
  市馬、正雀、扇辰という「辛口」のメンバーに加え、期待の二つ目二名も出演。
  会場は浅草の見番です。
  通好みの味をお楽しみ下さい。

-----------------------------------------------

③「平成噺し座 其の十八 春爛漫」
  http://yume-kukan.in/2010/04/post-368.html

   hanashiZA.jpg

  ■日 程  4月22日(木)  開場18:30/開演19:00
  ■会 場 内幸町ホール
  ■出 演 三遊亭天どん・立川志ら乃・春風亭一之輔・林家たけ平
 
  ■主催  夢空間   TEL:03-5785-0380

  こちらの会は二つ目の研鑽会です。出演メンバーを「運営委員会」四名で選定。
  わたしもそのうちの一人に加えさせていただいています。
  今回は色の違うメンバーでお楽しみ頂きます。


  いずれの会も、当日、ふらっとおいでいただければ当日券で十分にご入場いただけます。
  みなさまのご来場をお待ちしています。

  松本尚久(放送作家)


投稿者 落語 : 00:14