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2007年02月16日

第2回『浜松町・かもめ亭』 好評のうちに無事終了

 堀井憲一郎氏と、吉田涙子アナ…… 落語会でよくお顔を拝見するお二人。もっとも、
それだけ当方もよく出かけていることになりますが、このお二人にはとてもかないま
せん。涙子さんは、なかの芸能小劇場(12日)にも行かれていたのですね。すごい!
 私は、今週は3連チャン。13日が有楽町噺小屋(桂小米朝X桂吉弥X桂吉坊)で、
ロビーで松本さんに会ったと思ったら、14日の柳家喬太郎独演会(なかのZEROホ
ール)では涙子アナを見かけ、昨夜15日には、第2回『浜松町・かもめ亭』に松本さ
ん・涙子さん・岩本が集結するという……怪挙1?

さて、第2回『浜松町・かもめ亭』……
 林家彦丸    『たらちね』
 神田ひまわり  講談
 柳家三三    『のめる』
 古今亭志ん輔  『幾代餅』

 今回も、充実の会となりました。会場のメディアプラスホールは、どの席に座られ
ても、噺家さんの息遣いまでが聞こえるほど、聴く側にとっても音響効果のいい
ホールです。落語を聴く環境としては、都内屈指のホールといってもいいのでは
ないでしょうか。(未体験の方、ぜひ『浜松町・かもめ亭』でその素晴らしさを味わ
ってください)
 定席と呼ばれる寄席の、あのざわめきの中に身を置く居心地の良さも格別のも
のがありますが、噺をじっくり聴けるホールでの落語会にもまた別の良さがあると
思っています。主催者側からすると、『かもめ亭』のお客様は、とても熱心な落語
ファンの方が多いのか、それとも会場全体の雰囲気のせいなのか、他の落語会
に比べると、ややおとなしいというか、お行儀の良さを感じます。別の見方をする
と聴く側の緊張感のようなものを感じるのですが……
 私の考えすぎかなぁと思っておりましたが、終演後、志ん輔師匠とその話になっ
た時、師匠は「客席がすこし暗いからじゃないでしょうか」とおっしゃってました。
また、演者にとっては、「初めての会場では、雰囲気を掴むまでが大変なんです
よ」とも。
 今まで、客席に座って楽しむことが中心だった私にとって、「どうすれば、もっと
お客様に楽しんでいただけるだろうか」ということを考えさせられる『かもめ亭』
です。演者の方や、お客様のご意見、ご感想に耳を傾けたいと思います。 
                                                                        蔵丁稚の岩本でした。

投稿者 落語 : 2007年02月16日 02:50