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2018年12月03日

マラソンランナー 吉田香織選手 2018 重大ニュース

 12月3日の『岩本勉のまいどスポーツ』
 ゲストにマラソンランナーの
 吉田香織さん選手をお招きして
 今年2018年のマラソン/ランニングライフにおける
 重大ニュース ベスト3を伺いました。

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◆◆ 吉田香織選手 プロフィール ◆◆

 1981年、埼玉県坂戸市出身。

 中学で陸上を始め、川越女子高校を経て実業団入り。
 2006年の「北海道マラソン」で初マラソン・初優勝を達成。
 2007年春からはクラブチームで活動し
 現在は「TEAM R×L」所属。

 2015年「第1回 さいたま国際マラソン」
 日本人トップの2位でゴールし
 オリンピック代表候補の一角をなす選手として
 存在を示す。

 競技で活躍するほか、
 ランニングの楽しさを伝える活動も続け、
 9日開催「第4回 さいたま国際マラソン」を前に
 「新コース試走会」も開催。
 (当日はペースメーカーを務める)

 2019年1月27日開催「大阪国際女子マラソン」に出場し
 “東京オリンピック・マラソン代表選考レース”
 「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」
 出場権獲得を狙う。

 フルマラソン自己ベストは「2時間28分24秒」(放送日時点)
 (2017年 名古屋ウィメンズマラソン)

 目玉焼きにかける調味料は ケチャップ

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  ボーナス1億円!2人も もらっちゃった!

 重大ニュース ベスト3「第3位」
 「マラソン日本記録突破褒賞制度」によって
 2月に設楽悠太選手(2時間6分11秒)
 5月に大迫 傑選手(2時間5分50秒)と
 二人のランナーが相次いで
 日本新記録を更新したこと。

吉田 「(新記録で褒章金1億円の)
     ニンジンのぶら下げ方が『どうかな?』
     最初は言われていたんですけど
     やっぱり、結果を出している
     男子勢を見ていると、実際にみんな
     モチベーションになっているので、
     ひとりが記録を出したことによって
     後を追っていく選手がいっぱい生まれた――
     これは本当にいい効果だったんだな、と
     陸上関係者はみんな思っていると思います」


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  厚底シューズ VS 薄底シューズ

 重大ニュース ベスト3「第2位」
 話題の厚底シューズについて。

 「下り坂を走っているような走り心地」といわれる
 ランニングシューズ
 「ナイキ ズームヴェイパーフライ4%」
 プロ・実業団ランナーはもとより
 市民ランナー界でも大きな話題になっています。

 ソールにカーボンプレートが入っているため
 体が勝手に前へ前へ進んでしまうような
 走り心地なのだそうです。

岩本 「ムチャクチャ物議ですね」

吉田 「そうなんですよ

松島 「選手によっては
     “ドクター中松さんが開発した
      靴みたい”
――って言いますね」


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 一方で、
 アシックスを定年退職後、自らのシューズ工房
 「M.Lab」(ミムラボ)を立ち上げ
 今年、ニューバランスの専属アドバイザーに就任した
 稀代のシューズ職人・三村仁司さんが
 ニューバランスと共同開発した
 「NB HANZO」シリーズは薄底。

 厚底は
 「下り坂を走っているような走り心地」に加え
 クッション性がありますが、
 その分“横”の動きが生じて
 足首を痛めやすいという見方があり、
 いったい、どちらがいいのか・・・

吉田 「北海道、名古屋の路面って
     コンクリートよりも
     『石』の配合が強いらしいんですよね。
     そういうところは、走っていると、
     後半、足にくるくらい
     実際に硬いんですよね。
     そういうところは厚底で
     クッションが効いていた方が
     足には優しいかな」


岩本 「名古屋はセメントの道路あるからね」

松島 「同じアスファルトでも違うんですね」

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 吉田香織選手は、これまでレースでは
 様々なタイプのシューズを履き分けています。

吉田 「結論は、自分の中でも出てないです。
     厚底も使いますし、薄底も使う。
     路面とか気象条件に合わせて
     選んでる・・・検討中ですね」


 「シューズ」はランナーにとって“命”ともいえ、
 マメができる原因は
 「シューズ」にある――と考える人もいます。
 しかし、吉田香織選手がシューズよりも重視するものは・・・

吉田 「盲点なんですけど
     実際に一番肌に触れているのは
     『ソックス』なんです。
     シューズの前に考えていただきたいのが
     ソックスなんです」


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  遠征でスーツケースを忘れた!

 重大ニュース ベスト3「第1位」
 豪快な忘れ物事件(?)

 日頃から忘れ物が多い――という吉田選手。

 ゲストランナーを務めることになった
 ある日の仕事で、現地に向かう際、
 前日、実家に泊まり
 仲間と車に乗り合わせて行くこになりました。

 スーツケースを玄関に置き
 “誰かが積んでくれる”と思っていたら・・・
 誰も積んでおらず、玄関に取り残されたまま。

 結局、レース当日は、
 複数の女性ランナーの友人から
 ウェアを借りことに。

吉田 「ただやっぱり
     ブラジャーが合わなかったですね」


岩本 「重要!」

吉田 「けっこう擦れちゃうんですよ」

岩本 「走り終わったら
     擦り傷だらけじゃないですか?」


吉田 「そうなんですよ。血が出るくらい」

岩本 「ブラジャーは、人のはダメだわ」

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 この忘れ物事件を教訓とし
 気を付けるようになったという
 吉田香織選手ですが・・・
 先日も「ゼッケン」を忘れたそうです。

吉田 「試合に集中し過ぎて
     日常で大事なことを忘れてしまう――
     逆に言うと、忘れ物があるときは
     試合に集中できていて
     いい状態なんだな
     と思うようにしています、今は」


岩本 「ポジティブ~!!」

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  「大阪国際女子マラソン」に向けて

 MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)
 出場権獲得を狙って出場する
 「大阪国際女子マラソン」(来年1月27日)への
 意気込みを伺いました。

吉田 「ここまできたら
     走り込みは終わってますので
     とにかく体調を整えながら
     疲労を抜きつつ
     うまくスピードを上げていって、
     やっぱり
     MGCの資格を取るには
     タイムが大事になてくるので
     スピードを磨いたうえで、
     前半、余裕がないと
     フルマラソンってダメなので
     ハーフまでの余裕度を
     持たせられるような練習で
     体を仕上げたいと思ってます」


岩本 「あとスポブラ、絶対忘れんことですね」

吉田 「そうッスね」

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  第4回 さいたま国際マラソン

 吉田香織選手がペースメーカーを務める
 「さいたま国際マラソン」
 (スタート・ゴール:さいたまスーパーアリーナ)
 12月9日(日)に行われ、
 文化放送が2部構成で実況中継をお送りします。

 「文化放送スポーツスペシャル
  第4回さいたま国際マラソン大会実況中継」

 ■第1部: 9時~12時
 ■第2部:12時~13時

 解説 放送センター:増田明美さん
    さいたまスーパーアリーナ:千葉真子さん

 実況 総合実況:松島 茂
    さいたまスーパーアリーナ:寺島啓太

 詳しくは こちら

 今年もコースが若干変更されています。

 38キロ地点の大きな坂
 昨年(第3回大会)は上り坂でしたが
 今年は下り坂になりました。

吉田 「昨年と比べれば
     うまくすると1分くらい
     タイムが縮むんじゃないかなと思いますので
     最後、大きな坂が『下り』
     なったっていう部分は、気を楽に
     走っていただければと思います」


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 吉田香織選手のブログ
 *Run Run DiaryⅡ* こちら
 この日のご出演の模様を綴られた記事は こちら

 吉田香織さんの過去のご出演
 ・2016年07月25日

投稿者 文化放送スポーツ部 : 2018年12月03日 18:30