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2015年10月26日

2015年10月26日 今はまだ秋

土曜の夜遅く、東京に木枯らし1号が吹いた。
東京で去年と比べて3日、近畿で2日、それぞれ早かったという。

木枯らし1号は、1979年に気象庁が基準を定めた気象用語の一つ。
台風を1号、2号と呼ぶのと同じように、
木枯らしの一番初めという意味で、木枯らし1号と名づけられた。

どんな風が吹いても木枯らし1号というのではなく、
きちんとした定義がある。
去年も調べたのだが、1年経つと忘れてしまうものだ。
改めて、木枯らし1号とは、
10月中旬から11月末、西高東低の冬型の気圧配置になったときに
初めて吹く、北寄りの風速毎秒8m以上の風

東京の都心では24日午後11時54分に13.3メートルの最大瞬間風速を観測した。

冬の訪れを知らせる木枯らし1号は、
厳しい寒さへの準備をするきっかけにもなる。
暖房やコートを準備せねば。
あれ、マフラーどこにしまったのかな。

今はまだ秋
今はまだ秋

投稿者 joqr : 11:01

2015年10月25日「みの~れ立川」

今回は東京です。JA東京みどり・ファーマーズセンター「みの~れ立川」の山川昌子さんとお電話をお繋ぎしました。

◎まず、お店の場所を教えてください!

国営昭和記念公園の北側にあります。
砂川学習館南の交差点が目印です。


◎この季節は、どんな野菜が並んでいますか?

キャベツ、ブロッコリー、ほうれん草、小松菜など、地場産の野菜が並んでいます。


◎毎週のようにイベントが行われているそうですね?

毎週水曜は玄米セールで、玄米を10%引きで販売しています。今、新米の玄米が人気です。
今週木曜(29日)は「肉の日」で地元産の豚肉が50円引き。来週木曜(11月5日)は「たまごの日」となっています。


◎平日と土日で、お客さんの層も違いますか?

平日は地元の方が多く、土日は昭和記念公園からの流れでご家族連れの方が多いです。


◎「みの~れ立川」の営業時間と定休日を教えてください。

今月いっぱいまで、午前10時から午後6時まで。
来月から3月いっぱいまでは午後5時まで。
年末年始がお休みです。


全国およそ750店舗のJAファーマーズマーケットでは、11月いっぱいまで「日本を、もっと食べよう。2015 JAファーマーズマーケットで1000円買って当てよう!プレゼントキャンペーン」を開催しています。
地域の農畜産物を税込1000円以上購入し、そのレシートをハガキに貼って送ると、抽選で2000名に素敵な賞品が当たります。




今回は、JA東京みどり・ファーマーズセンター「みの~れ立川」の山川昌子さんにお話を伺いました。

投稿者 joqr : 10:00

2015年10月25日のゲストは木村衣有子さん(文筆家)

1975年、栃木県生まれ。

立命館大学・産業社会学部を卒業。
自主制作の雑誌「のんべえ春秋」の編集発行人も務めています。

主な著書に「京都の喫茶店」、「東京骨董スタイル」、「もの食う本」、「コーヒーゼリーの時間」など。

このたび「はじまりのコップ 左藤吹きガラス工房奮闘記」を出版されました。

木村衣有子さんをお迎えし、いまの時代に物をつくることの楽しさ、大変さについて伺います。

投稿者 joqr : 10:00

2015年10月19日

2015年10月18日「朝ドレファ~ミ♪ハルネ店」

今回は神奈川県です。JAかながわ西湘・農産物直売所「朝ドレファ~ミ♪ハルネ店」 店長 鈴木健一さんとお電話をお繋ぎしました。


◎まず、お店の場所を教えてください!

小田原駅直結の駅ビル地下街にあります。


◎駅ビルの地下にあるなんて、珍しい農産物直売所です。お店の名前も、リズムがあっていいですね?

朝採れ野菜の朝採れなどに加え、ドレミファの音階をもじって、リズムカルな店名になっています。
農家の皆さんが丹精込めて作った新鮮な農産物を家族そろって買いに来てほしいという願いを込めました。


◎今の季節は、どんな野菜や果物が並んでいますか?

ダイコン、キャベツ、みかん、カキなどです。


◎地元の農産物を使ったオリジナル商品もありますよね?

ドレッシングなどのほか、梅やみかんを使ったワインが人気です。


◎お店の営業時間と定休日を教えてください。

今月いっぱいまでは午前9時半から午後6時まで。
11月から2月までは午後5時まで。水曜日がお休みです。

全国およそ750店舗のJAファーマーズマーケットでは、11月いっぱいまで「日本を、もっと食べよう。2015JAファーマーズマーケットで1000円買って当てよう!プレゼントキャンペーン」を開催しています。
地域の農畜産物を税込1000円以上購入し、そのレシートをハガキに貼って送ると、抽選で2000名に素敵な賞品が当たります。
詳しくは、JAグループのホームページをご覧ください。




今回は、JAかながわ西湘・農産物直売所「朝ドレファ~ミ♪ハルネ店」 店長 鈴木健一さんにお話を伺いました。

投稿者 joqr : 10:00

2015年10月18日のゲストは清水浩史さん(編集者・ライター)

1971年生まれ。
早稲田大学・政治経済学部卒業。在学中は、早大水中クラブに所属。
ダイビングインストラクター免許を取得し、今も国内外の海と島の旅を続けています。

テレビ局勤務を経て、東京大学大学院(環境学)博士課程中退。
現在、編集者・ライターとして活躍しています。

共著として、「海に癒される。―働く大人のための「海時間」のススメ」。

このたび「秘島図鑑」をお書きになりました。

清水浩史さんをお迎えし、なかなか行けない日本の島について伺います。

投稿者 joqr : 10:00

2015年10月19日 黄色へ

東京・浜松町の銀杏が黄色く色づいてきた。
各地で行われる「銀杏祭り」はもうすぐだ。
週末、小雨の中、八王子にある自然公園を歩いた。
虫たちの声は無く、コジュケイだけが元気に声を出している。
「サクッサクッ」
地面は濡れているのに、乾いた音が響く。
そして、トレッキングシューズの靴底に違和感。
足元見ると、「どんぐり」だらけ。
小指大のラグビーボールや真ん丸に近いもの、
様々な木の実が一面に落ちている。
踏まないように歩こうにも、避けようがないくらいだ。
これが拾ってすぐ食べられたら、3歩で満腹だな・・・。

空腹のためか、そう思いながら道を進んでいると、
急に「ポツ」、頭頂部に何かが当たった。

鳥の糞か?
いや、鳥の糞なら「ポタ」だ。
今回は我が髪をクッションに少し跳ねている。
何だ?
そんな分析を瞬時にしていると
視界に、動くラグビーボール型どんぐりが。
人生57年、初めて落下したての「どんぐり」を
体に受けた驚き。

私に衝突した木の実は、一旦道にバウンドし、草むらに入った。
運よく動物に食べられず、芽を出し、数十の年輪を重ね、
立派な樹木に成長した頃には、私はこの世にもういない。
しかし、悲しくはない。
次世代のために、出来ることをやっていこう、そう思った。
おや、こんなことを考えるのは秋だからかな。

黄色へ
黄色へ

ドングリ勘定
ドングリ勘定

咲いてます!
咲いてます!

投稿者 joqr : 09:21

2015年10月13日

2015年10月13日 稲荷山コース

10日土曜、約1か月ぶりに高尾山に登った。
前夜コンビニで握り飯と飲み物1リットルを買い準備。
京王線高尾山口に着いたのは6時20分過ぎ。
それでも50人くらいが降車する。
人生の先輩が半数近い。皆元気だ。
天候は曇り。今回は「稲荷山コース」を選んだ。
川のせせらぎ音は初めだけで、その後は尾根を歩く3.1キロ。
野鳥の囀りだけがBGMだ。
登り始めは階段。それも段差が大きい。
このところの運動不足が祟って、前半は息絶え絶え。
今回も、1キロの道標に「まだ1キロ!?」軽い眩暈を覚えた。
しかし、後半は2キロ減量が功を奏し、ペースを掴み頂上まで無休。

稲荷山コースのラストは200段を越える階段。
今回は呼吸にリズムを持たせ、1段1段慎重に進んだ。
コツは、頂上を見ずに、次の段に足をかけていくこと。
力士がよく言う「1番1番」と一緒だ。

そして急に視界が開け、頂上になった。

前々回から頂上での楽しみが増えた。
地域猫が寄ってくるのである。
水を飲み、汗をたっぷり含んだシャツを替え
そののち、握り飯を頬張った。
どんなに冷えたご飯でも、頂上では御馳走だ。
彼方にはまだ雪のない富士山が見える。

背後すぐ近くから「にゃあ~」声がした。
白とグレーが混じった猫が、私が背にした2メートルある石垣の上に来た。
以前もあった子猫のようだ。
この1か月で体が大きくなっていた。
海苔の付いた20粒位のご飯を掌に乗せて差し出す。
すぐさま匂いを嗅ぎ「ペロリ」、器用に口に収めた。
前回は食べ方がまだ下手で、掌を少し齧ったけれど
今回は上手に食べている。コツを覚えたようだ。
3度掌にご飯を乗せて食べさせた。
満足したのか、「ニャア」一声鳴いて何処かに行った。

600メートル足らずの頂上の風は冷たくなっていた。
木々の葉も少しずつ、色を変えていく。

富士山で11日日曜、初冠雪が観測された。
富士山の初冠雪は去年より5日早く、平年より11日遅いという。
今年も木枯らしの季節が近づいてきた。

稲荷山コース
稲荷山コース

頂上の秋
頂上の秋

紅葉の兆し
紅葉の兆し

投稿者 joqr : 09:14

2015年10月12日

2015年10月11日「バケツ稲づくり」

今回は東京都・大田区立・東調布第一小学校・5年生の担任、吉田直崇さんとお電話をお繋ぎしました。


◎まず、東調布第一小学校は、どこにあるのですか?

東急多摩川線『沼部駅』から歩いて7分ほどのところにあります。


◎稲は、順調に育っていますか?

夏から秋にかけて雨が多かったのですが、こどもたちが交代で当番し、何とか元気に育ちました。そろそろ収穫です。


◎バケツ稲は、どこで育てているのですか?

校庭そばの学級園です。


◎学級園という響きが懐かしいですね。収穫されたお米は、給食で使われるのですか?

たくさんの量が獲れないので、生育がうまくいった時は給食で使うお米とまぜて味わっています。


◎バケツ稲を育てることによって、こどもたちにはどんな変化がありますか?

例年、こどもたちは教科書を使って勉強するだけでは、米作りに実感がありません。
しかし、バケツで実際に稲を育てることから始めてみると、水をきちんとあげたり、すずめの被害から守るためにネットを張ったり、稲は手間暇かけないとお米にならないことを学ぶことが出来ます。
バケツ稲作りは、こどもたちが農家の皆さんの大変さも実感できる、いい教材だと思っています。




今回は、大田区立・東調布第一小学校・5年生の担任、吉田直崇さんにお話を伺いました。

投稿者 joqr : 10:00

2015年10月11日のゲストは鵜飼哲夫さん(読売新聞文化部編集委員)

1959年、名古屋市生まれ。

中央大学法学部・法律学科を卒業。

1983年、読売新聞社に入社。

1991年から文化部記者として、主に文芸を担当。
芥川賞の取材は、今年で25年目です。

書評面デスクを経て、おととしから文化部編集委員に。
コラム「『ウ』の目 鷹の目」などを執筆しています。

この度、「芥川賞の謎を解く 全選評完全読破」をお書きになりました。

鵜飼哲夫さんをお迎えして、芥川賞選考の舞台裏などについて伺います。

投稿者 joqr : 10:00

2015年10月05日

2015年10月4日「からか~ぜ たまむら店」

今回は群馬県です。JA佐波伊勢崎・農畜産物・直売所「からか~ぜ たまむら店」の副店長・土屋忠章さんとお電話をお繋ぎしました。


◎今、どんな野菜が店頭に並んでいますか?

ナスやキュウリなど、地元・佐波伊勢崎産の野菜です。


◎お店が新しくなるそうですね?

すでに営業は始まっているのですが、今月17、18日がグランドオープンです。


◎どんな直売所か、ご紹介してください。

JA佐波伊勢崎・たまむら支店に隣接し、地元のお客様が中心の地域の憩いの場です。
店舗内に、焼き立てパン工房がありまして、オリジナルのパンを販売しているので、いつもパンのいい香りに包まれています。
お店は、午後よりも午前中が込み合っています。
月曜と木曜はポイント2倍デーで、毎月第1火曜が定休日です。


◎地元の食材を使ったオリジナル商品も置いているそうですね?

佐波伊勢崎産の小麦「さとのそら」を100%使用した『絣の郷うどん』や食欲をそそる『辛味大根ぽん酢』など数多くあります。


◎お店の場所について教えて下さい。

玉村町役場の東に100メートルです。




今回は、JA佐波伊勢崎・農畜産物・直売所「からか~ぜ たまむら店」の副店長・土屋忠章さんにお話を伺いました。

投稿者 joqr : 10:00

2015年10月5日 ひとめぼれ

今年も秋がやってきた。
季節の訪れを街の催し物で感じる時がある。

JR中央線八王子駅で降り、北口に向かう。
ペデストリアンデッキを進むと
左斜め方向に「西放射線ユーロード」が見えてくる。
八王子駅北口から八日町方面に向かう幅8ートル位の歩行者専用の道。
たくさんの店が建ち並び、多くの買い物客で賑わっている。
ここで、時折イベントが催されるのだ。
主だったものを紹介すると、
5月は八王子古本まつり、
7月は夏の風物市、植木始め、夏を彩る諸々を販売。
8月は八王子まつり、山車などが出る一番大きなイベント。

この10月は、全国大陶器市値切り市が6日まで行われている。
全国の窯元、陶器卸売業者、地元陶器店など35店舗の陶器が
ずらりと並ぶ。
全国各地の有名名産、有田焼、九谷焼、瀬戸焼、伊万里焼、常滑焼、備前焼、
美濃焼、萩焼、信楽焼、唐津焼、小石原焼、益子焼、清水焼、現川焼などの焼き物だ。
小皿100円から高級な品まで約50万点、1日居ても飽きない。

「料亭向け品、不揃いのため540円均一」
こんな売り文句を見つけたら、足が止まってしまう。
安い刺身でもこちらに乗せると美味しくなる、そんな皿には、
2800円のシールが。これが540円。
後は内なる闘い。
「これで刺身を食べたい」
「いや、去年も同じような皿買って、家族に非難されたろ」
「刺身以外にも、焼き鳥を乗せたら倍美味いぞ」
「どこにしまっておくのだ。他の客が買った方が皿は幸せだろう」
「う~む」
店を離れた。

1時間以上色々見て回った挙句、別の物を買った。
徳利とぐい呑み。
色といい形といい、美しかった。かなりの値段。
しかし買わなかったら後悔する、そう思ったのだ。
自分へのご褒美以外の何物でもない。
家には既に4つある。
家族からしてみれば、無駄としか映らないかもしれない。
複雑な気持ちが充満した。
それでも買った。

皆が寝るのを待って、使ってみることにした。
すると、こういう時に限って、ラグビーワールドカップ観戦。
あちゃ~。
作戦変更、中継の合間にトイレを装い別室でいただくことに。
700円で買った日本酒四合瓶と緩衝材を巻いたままのお宝を部屋に。
緩衝材をパリパリ破く。
青い宝が姿を現した。お宝を洗面所で清める。

酒を少しだけ徳利に移す。
瓶から徳利を経由させることで格段に美味しくなるはずだ。
そして徳利からぐい呑へ。
清らかな水の如きが器を満たしていく。
ぐい呑みを手に収める。
大きさといい重量感といい、絶妙。水面の奥には楓が見える。
心は急いている。
しかし堪えてゆっくり口に運ぶ。
秋が口に広がる。
「コクン」喉が鳴った。
「はあ」美味い。

背後で、ギーとドアが開く音がした。ありゃま、見つかった。
言い訳を考えながら振り向くと、猫だった。
安堵のため息とともに、再び安らぎが戻ってくる。
酒の匂いを嗅がせてやった。淵をチロッと舐めた。
お、お前もいける口だったか・・・。

居間から歓声が上がった。そして私を呼ぶ声。
今夜はこれにてお開き。
お前と俺の秘密だぞ。猫に言い聞かせ、残りの酒を「グビ」。

今年も秋がやってきた。

ひとめぼれ
ひとめぼれ

投稿者 joqr : 09:50