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2013年07月29日

2013年7月29日 生き残るのは大変なのだ

27日土曜日早朝、いつもの自然公園へ。
セミの数が多くなり、野鳥の囀りが押されている。
ミンミンゼミが7割。
セミは安心して鳴いていられるかというと、そうでもない。
こんな光景を見た。
それまで、煩いくらいに「ジージー」威勢よく鳴いていたセミが、
急に鳴きやんだ。
間なしに、とまっていた幹から離れた。
何事かと思い見ていると、
5メートル後ろに、長さ15センチ程の茶色い鳥。
セミは右に左に進路を変えながら逃げる。
10秒の空中戦の後、鳥がセミ胴体をパクッ!
自然界の厳しさを垣間見た。
足元に目をやると、キノコ。
改めて見ると、形状が何とも美しい。
まさに芸術作品だ。
しばらく見とれていると、耳元に「プーン」
やぶ蚊の襲来。
3分後、左手の腕時計付近に痒み。
やられた~。
森の中は油断ならないのである。
夜、近所の夏祭りに行った。
例年以上に客が多い。
焼き鳥の列に15分並び、焼きそばに10分待った。
当初はその場で、盆踊りを眺めながら食べようと思っていたが、
風が急に冷たくなってきたので帰宅。
焼き鳥をテーブルに置いた途端、外から「ゴォー!」
土砂降り音。
危なかった。
自然は侮れない。
我が豚児は、ワーワー言いながら、友人たちと笑顔で帰宅。
確かに昔はそんな感覚だったなあ。
いずれにしても、夏真っ盛りなのである。

生き残るのは大変なのだ
生き残るのは大変なのだ

夏の楽しみ
夏の楽しみ

自然の造形美
自然の造形美

投稿者 joqr : 10:35

2013年7月28日のゲストは若菜晃子さん(編集者)

1968年、兵庫県生まれ。
学習院大学・文学部・国文学科を卒業後、「山と渓谷社」に入社。
散歩雑誌「wandel(ワンデル)」編集長、「山と渓谷」副編集長を経て独立。

これまでに、山や自然、旅に関する雑誌、書籍を編集・執筆し、現在、「街と山のあいだ」をテーマにした小雑誌「ミューレン」の編集・発行人です。
主な著書に、「東京近郊ミニハイク」「東京周辺ヒルトップ散歩」「新 世界の路地裏」などがあります。

この度、全国津々浦々、そこでしか出会えないお菓子を紹介した本、「地元(じもと)菓子(がし)」を上梓。

今週は、若菜晃子さんをお迎えし、地元菓子の魅力についてお話を伺います。

投稿者 joqr : 10:00

2013年7月28日「島原雲仙」

今回は、長崎県です。
島原半島にある、JA島原雲仙 手延素麺部会部会長の林田和行さんにお電話をお繋ぎしました。


◎ そちらの特産品を教えて下さい!

地場産小麦100%の手延素麺「島原雲仙」です!


◎ 島原半島では、昔から素麺作りが盛んですね。

そうですね、370年の歴史があります。


◎ 「島原雲仙」という素麺は、どんな特徴がありますか?
     
舌触りがなめらかで、香りが良く、麺にコシがあります。


◎ 麺にコシを出すのは、大変なんですよね?

そうですね、国産小麦というのは、たんぱく質の含有量が低いので、伸ばしにくいのですが、長年の品種改良によって、「ミナミノカオリ」という小麦に出会いました。
その後、さらに栽培方法などを工夫して、たんぱく質の割合を上げることに成功し、今から7年前に完成しました。


◎ どのような理由があって、商品化されたのですか?

長崎は全国で2番目の素麺の生産量があったのですが、三輪素麺や小豆島素麺、揖保の糸などに比べて、知名度が低かったことが悩みでした。
そのため、ブランド力を上げることを目指して、10年以上前、地場産小麦100%の素麺作りを始めました。年間30tしか獲れない貴重な小麦です。


◎ 販売もしていますか?

JA島原雲仙の素麺部会にお問い合わせ下さい。
電話 0957 76 8300 まで。


今回は、JA島原雲仙 手延素麺部会部会長の林田和行さんにお話を伺いました。

投稿者 joqr : 10:00

2013年07月22日

2013年7月22日 一所懸命の夏

7月21日、参議院議員選挙。
国のまつりごとに携わる人達を決める日だった。
祭政一致の時代からこの言葉が存在する。
一方のまつりごとが、地元八王子でスタートしている。
八王子のまつりは、神輿もあるが、メインは山車。
高さ約5メートル、長さ約4メートルくらいの
4輪ミニ舞台付きの屋台である。
各町内会で保存され、伝統が受け継がれている。
それぞれの山車が一斉に披露される「八王子まつり」は
8月2日、3日、4日に盛り上がる。
その前に、地元だけのまつりが行われるのだ。
20日土曜の夜、早くも2つの山車を見た。
昼間の山車もいいが、
発電機を積み、白熱球を沢山灯した夜間ライトアップが素晴らしい。
明かりに照らされながら、ミニ舞台では、
鐘・太鼓・笛の軽快なリズムとともに
個性溢れる出し物が見物人の心をとらえる。
今回見た一方は、演奏を女子中学生と思しき少女が担当。
ベテラン顔負けのパフォーマンスだ。
そのわきに獅子頭。縁起がいい。
もう一方の山車には、60代位のおやっさんが囃子を担当。
おたふくの面をつけた演者が乳飲み子(人形)を
寝かしつける仕草をしていた。
まつりごととは、真剣勝負。
地元の代表というプライドをかけて、稽古をこなし
ハレの日に臨む。
一所懸命・・・どちらのまつりごとにも欠かせない。

一所懸命の夏
一所懸命の夏

投稿者 joqr : 11:09

2013年7月21日のゲストは竹内靖朗さん(編集者)

1975年、東京生まれ。
1998年、東京大学・理学部・物理学科を卒業後、日経BP社に入社。

これまで担当した主な本に、コピーライターの糸井重里さんが監修した翻訳本、『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』、国内史上最年少の25歳で東証一部上場を果たした村上太一さんの本『リブセンス 生きる意味』、解剖学者の養老孟司さんと建築家の隈研吾さんによる『日本人はどう住まうべきか?』などがあります。

この度、震災から立ちあがった東北のおいしいお店を数多く紹介した本、「復興グルメ旅」をまとめました。

今週は、編集者の竹内靖朗さんをお迎えし、食の復興支援についてお話を伺います。

投稿者 joqr : 10:00

2013年7月21日「おからの炒り煮」

今回は、杉並区にお住まいの弘美さんにお電話をお繋ぎしました。


◎ 弘美さんのお家の「よい食メニュー」を教えて下さい!

おからの炒り煮です。


◎ あら、体に良さそう! どなたに教わったのですか?

直接ではないのですが、子どもの頃、両親が農作業で忙しかったので、祖母の夕飯作りを見ていたんです。
その祖母が、よくおからの炒り煮を作っていて、私も結婚してから、その時の味を思い出して作るようになりました。
でも、まだまだ祖母の味には近づけません。


◎ いつも、どんな時に作りますか?
     
魚の煮汁を使うので、魚を煮た次の日によく作ります。


◎ さっそく、作り方を教えて下さい。

干しシイタケの戻し汁に、にんじん、油揚げ、キノコなどを入れて煮ます。
そこに魚の煮汁を入れて、汁を多めにして、おからとまぜてレンジで水分を飛ばし、フライパンで炒り煮します。
小口切りしたネギを入れて、出来上がりです。


◎ 美味しそう!ご家族の反応は、いかがですか?

息子たちは小さい頃からこれをおやつ代わりに食べていました。
ある程度、おからに水分があった方が喜びます。
いつもたくさん作るので、ご近所へお裾分けしていて皆さん、「美味しい!」と言ってくれます。

今回は、杉並区にお住まいの弘美さんにお話を伺いました。

投稿者 joqr : 10:00

2013年07月15日

2013年7月14日「ジェノベーゼ風・大葉ソース」

今回は、大分県です。大分市の「植木農園」常務、植木喜久生(うえき・きくお)さんにお電話をお繋ぎしました。


◎ 植木農園では、大葉の栽培に取り組んでいるそうですね?

はい。40年以上に渡って生産しておりまして、これまでに、内閣総理大臣賞も受賞しています。


◎ 大葉を使った万能調味料があるということですが、どのような商品ですか?

「ジェノベーゼ風・大葉ソース」といいます。
イタリア料理の調味料として知られる、バジルやニンニクの風味豊かな「ジェノベーゼソース」をイメージしているのですが、バジルの代わりに大葉を使い、日本風にアレンジしています。


◎ 美味しそう! 大葉を使った調味料を作ろうと思ったのはどうしてですか?
     
大葉というのは天ぷらや薬味など、食事の脇役なのですが、もっと若い人に食べてもらいたいなと思ったからです。


◎ どんな料理に使うと、美味しいですか?
パスタにからめたり、サラダのドレッシングとして使うと美味しいです。
また、ピザ、冷ややっこ、焼いた鶏肉などの上にかけても素材が引き立ちます。
3年前から発売しているのですが、野菜ソムリエの調味料選手権で3位に入るなど、皆さんにご愛用頂いています。


◎ インターネットでも購入できますか?

現在、ネット販売は休止しているのですが、ホームページを見て頂いて、ファックスで注文を承っております。「大分 植木農園」で検索できます。

大分県大分市の「植木農園」常務、植木喜久生さんにお話を伺いました。

投稿者 joqr : 10:00

2013年7月14日のゲストは小泉武夫さん(東京農業大学・名誉教授)

1943年、福島県生まれ。

実家は造り酒屋。
専門は、食文化論、発酵学、醸造学で、現在、鹿児島大学、琉球大学、広島大学などで客員教授として教鞭を執っています。

学術調査を兼ね、世界中の辺境を旅しながら、一風変わった料理や珍味を口にする「食の冒険家」。
百冊を超える著書があり、最近では「食と日本人の知恵」「絶倫食」「夕焼け小焼けで陽が昇る」などがあります。

この度、「小泉武夫のミラクル食文化論」を上梓。

小泉武夫さんをお迎えし、日本人が考えるべき食文化についてお話を伺います。

投稿者 joqr : 10:00

2013年7月15日 夕立

梅雨明けから1週間位しか経っていないのに
もう夏バテの心配をしている。
連日の猛暑によって熱中症にかかる人が続出。
急に訪れた高温は、暑さに慣れる時間を与えてくれない。
日曜、既に30度を上回る朝、
庭の30センチ程に伸びた雑草を刈り取った。
1週間前から鳴きはじめたセミが、さらにパワフルに
活動している。
電動の草刈り機で作業すること20分。
大粒の汗が全身から吹き出し、
眼鏡のレンズは額から流れる水滴で視界不良。
風も無く、周りの熱い空気が体から離れない感じ。
そのうち作業が雑になってきた。
これはまずい。
すぐ中断して風呂場へ行き、水シャワーを浴びた。
冷たいと感じたのは初めだけで
すぐ水温に物足りなさを感じるほど、体はオーバーヒート。
熱中症1歩手前だった。
決して油断していたわけではないのに。
最新の注意をしなくては。
改めて感じた。


夕立
夕立

夕立の後
夕立の後

梅雨明けの花
梅雨明けの花

投稿者 joqr : 10:00

2013年07月08日

2013年7月8日 七夕の夕陽

梅雨明けである。
7月6日、関東甲信地方が梅雨明けしたとみられると
発表があった。
平年より15日、去年より19日早い。
梅雨明けと同時にセミも鳴き始めた。
七夕前に梅雨が明けるといった記憶はほぼない。
新暦の七夕は梅雨時なので、牽牛と織女が
年に一回天の川を越えて出会うシーンを見たことがない。
もっとも、旧暦の七夕、8月半ばでも
都会の空の下、肉眼で天の川を堪能するのは難しいが。
今から約40年前、星から教えられたことがある。
小学生の夏休み、友達の親戚が暮らす長野県に連れて行ってもらった。
クワガタやカブトムシ捕り、スイカ丸かじり。
すべてがワイルドだった。
そんな夜、近くの田んぼに行った。
ホタルの光と圧倒される星空。
それまで東京で見る星空が普通で、
どこに行っても同じにしか見えないものだと勝手に決めていた。
それがどうだ、息を飲んだ瞬間だった。
あまりにも多い星の数、そして明るさ。
何かに打ちのめされた感覚だった。
「自分が当たり前と思っていることは、当たり前ではない」
そして、あの時見た星の光が、実は何百光年も前の輝きのものがある、
ということを知るには、20年以上の時を要した。
時間ができたら、あの、ウヨウヨとした星空を眺めに行きたい。
今度は酒を携えて。

七夕の夕陽

投稿者 joqr : 15:04

2013年7月7日のゲストは近江俊秀さん(文化庁・文化財調査官)

1966年、宮城県石巻市生まれ。

1988年、奈良大学文学部・文化財学科を卒業。
奈良県立橿原考古学研究所・主任研究員を経て、文化庁に入庁し、現在、文化庁文化財部・記念物課・埋蔵文化財部門に勤務。専門は、日本古代交通史。

これまでの著書に「古代国家と道路」「道路誕生」「道が語る日本古代史」などがあります。

この度、「古代道路の謎 ―奈良時代の巨大国家プロジェクト」を上梓。

近江俊秀さんをお迎えし、奈良時代、国家を挙げて造成した古代道路「駅路(えきろ)」についてお話を伺います。

投稿者 joqr : 10:00

2013年7月7日「ひばり野オクラのシフォンケーキ」

今回は、秋田県です!JAうご 営農販売課の佐藤重信さんにお電話をお繋ぎしました。


◎ そちらの特産品を教えて下さい!

「ひばり野オクラのシフォンケーキ」です!
ひばりが生息する「ひばり野」と呼ばれる地域でオクラの生産が始まったので、この名前がつきました。


◎ 素敵ですね!「ひばり野オクラ」の特徴は何ですか?

通常のオクラよりも大きく、食感が柔らかいことです。


◎ シフォンケーキには、オクラがどれくらい入っているのですか?
     
1ホールあたり15本ものオクラが入っていてどこを切っても星型のオクラが顔をのぞかせます。
シフォンケーキには、国産の米粉と卵を使い、ほんのりと甘い生地に塩味のベーコンとオクラが絶妙にマッチしています。


◎ 商品化のきっかけを教えて下さい。

規格外品のオクラを何とかしたいと、秋田県在住の料理研究家・石川世英子(せいこ)さんに相談に持ちかけて、商品化に至りました。
一昨年の試験販売では、試食した人のほとんどがその場でケーキを購入して頂き、嬉しかったです。


◎そこから、いつ発売になったのですか?

去年の12月です。
「ひばり野オクラのシフォンケーキ」をもっと皆さんに味わってほしいと思っています。


◎インターネットでも購入できますか?

「JAうご」のホームページから購入できます。

今回は、秋田県のJAうご・営農販売課の佐藤重信さんにお話を伺いました。

投稿者 joqr : 10:00

2013年07月01日

2013年7月1日 たくさんの…

2013年も半分が過ぎた。
年々時の流れが速くなっていく。
充実といえば聞こえはよいが、本当は違う。
それが証拠に、日にこなせる作業量が減っている気がする。
そこは人生の年輪で要領よく凌いでいるが・・・。

夏越の大祓に行った。
この半年で知らず知らずついた穢れを祓う行事。
先ず、茅の輪くぐり。
左回りに一回、右回りで一回、
もう一度左に回り、そのまま真っ直ぐ進む。
手水舎で手と口を漱ぎ社殿前へ。
賽銭を投げようと箱の溝を見ると、
1000円札が3枚引っかかっている。
そんなに穢れがついたのか?
この後大一番が待っているから奮発したのだろうか。

手を合わせながら半年を振り返った。
大晦日、不覚にも声枯れ。
元日にかかる特別番組をガラガラ声で放送する屈辱。大反省。
4月から早朝番組担当。
どうなることかと不安だったが
健康に留意しながらここまで来た。
さあ!後半、焦らず、驕らず進んでいこう。

たくさんの…


たくさんの…
たくさんの…

投稿者 joqr : 10:17

2013年6月30日「ラタトゥイユ」

今回は、東京都北区にお住まいの弘美さんにお電話をお繋ぎしました。


◎ 弘美さんのお家の「よい食メニュー」を教えて下さい!

ラタトゥイユです。


◎ フランス南部の野菜煮込み料理ですね、ラタトュイユ!
  夏野菜がたくさん入って、美味しいです。どうやって作るのですか?

トマト、タマネギ、パプリカ、ズッキーニ、ナスをオリーブオイルで炒めて、野菜の水分だけで煮込みます。
弱火でコトコト20分くらいですね。味見しながら、塩コショウで整えます。
ニンニクも入れますが、うちはチューブのものを使っています。ご飯にもパンにも、よく合います。


◎ 弘美さんにとって、「よい食」とは何でしょうか?

地産地消(ちさんちしょう)ならぬ、旬産旬消(しゅんさんしゅんしょう)です。
旬のものをきちんと食べることが、よい食だと思っています!


◎ わかりました。弘美さん、ありがとうございました!

今回は、北区にお住まいの弘美さんにお話を伺いました。

投稿者 joqr : 10:00

2013年6月30日のゲストは山口由美さん(ノンフィクションライター)

1962年、神奈川県箱根町生まれ。

慶應義塾大学法学部を卒業後、フジテレビ系列の会社勤務、ホテル・海外旅行専門誌のフリーランス記者を経て、現在、旅やホテル、建築をテーマに執筆活動を展開しています。

主な著書に「増補版 箱根富士屋ホテル物語」、「帝国ホテル・ライト館の謎」、「クラシックホテルが語る昭和史」などがあります。

この度、水俣病を世界に告発した、20世紀を代表する写真家の初の本格評伝「ユージン・スミス 水俣に捧げた写真家の1100日」を上梓。
昨年この作品で、第19回小学館ノンフィクション大賞を受賞しました。

山口由美さんをお迎えし、写真家ユージン・スミスと水俣に生きる人々についてお話を伺います。

投稿者 joqr : 10:00