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2013年05月27日

2013年5月27日 梅雨入り間近

やはり「キズナ」は強かった。
東京競馬場。
第80回日本ダービー。武豊騎手が何度も笑顔で拳を握り喜びを表す。
緑の芝、黒光りした馬体に初夏の陽射しが降り注いでいた。
力士の「キズナ」も強かった。
大相撲夏場所、結び前の取り組み。
1敗の大関・稀勢の里が琴奨菊に敗れた瞬間、白鵬25回目の優勝が決まった。
控えに腰を下ろしていた白鵬、勝負がついた土俵には目もくれず、
一点を見つめていた。
千秋楽打ち止めの一番、横綱同士の対決もあっさり白星、全勝優勝。
優勝インタビューでは、薄オレンジの館内照明で汗を輝かせながら
優勝を争った「稀勢の里」持ち上げる一幕も。

紫陽花が咲き始めた。
早ければ、関東地方は水曜にも梅雨入りしそうな気配だが、
気持ちには明るい光が照り続けるようにしたい。

梅雨入り間近

梅雨入り間近

投稿者 joqr : 10:41

2013年5月26日のゲストは高野秀行さん(ノンフィクション作家)

1966年、東京・八王子生まれ。
早稲田大学・探検部に在籍していた時に書いた「幻獣ムベンベを追え」で作家デビュー。

「誰も行かないところに行き、誰もやらないことをやり、それを面白おかしく書く」のがモットー。
アジア、アフリカなど、辺境地をテーマとしたノンフィクションのほか、東京を舞台にしたエッセイや
小説も数多く、タイ国立チェンマイ大学日本語学科や、上智大学外国語学部でそれぞれ講師を
務めた経験もあります。

この度、「移民の宴 日本に移り住んだ外国人の不思議な食生活」を上梓。

高野秀行さんに日本で暮らす外国人の、知られざる食生活についてお話を伺います。

投稿者 joqr : 10:00

2013年5月26日 「私のお芋さま」

今回は、鹿児島県です!大隅半島の北にある曽於(そお)市で吉川農園を営む、吉川和敏さんにお電話をお繋ぎしました。


◎ 美味しいお芋を作っているそうですね?

はい、「べにはるか」という品種を使った冷凍焼き芋で、その名も「私のお芋さま」です!


◎ 「私のお芋さま」!ユニークな名前ですね。しかも冷凍焼き芋?どうやって作っているのですか?

サツマイモの中でも、甘いことで知られるのが「べにはるか」なのですが、それを私が掘った洞窟の中で60日間寝かせてから加工しています。


◎ 吉川さんが実際に洞窟を掘って、そこに「べにはるか」を寝かせているんですか?
     
はい、2年かけてツルハシで掘りました。
「べにはるか」は収穫した後、寝かせておくと甘味が増すんです。
洞窟の中の温度は14度から16度。湿度は90%以上を保っています。


◎ 冷凍焼き芋にしたのは、どうしてですか?

「べにはるか」の甘味を最も生かせるのが焼き芋で、皆さんに1年中食べて頂きたくて、冷凍焼き芋にしました。
焼き芋というと、普通、冬を思い浮かべますが、「わたしのお芋さま」は、冷凍庫から出してしばらく置いておくとシャーベット状になって、夏でも楽しめるんです。とっても美味しいですよ。


◎ 新感覚の焼き芋ですね!

今回は、鹿児島県曽於市で、吉川農園を営む吉川和敏さんにお話を伺いました。

投稿者 joqr : 10:00

2013年05月20日

2013年5月20日 普段はこうなのに

週末、人間ドックを受けた。
毎年同じ施設で、7月頃に受けているが、
4月から生活環境が変化したため
この時期にした。
身長体重・血圧・採血・視力・聴力・内臓超音波・
心電図・肺レントゲン・・・次から次へと検査が続いた。
例年通り、出だしから躓く。
血圧測定だ。
小学校に上がるまで、とにかく体が弱かった。
熱が出れば、近所の医者でお尻に注射。
看護師さんが注射器とアンプルを持ってくるのが怖くて仕方がなかった。
以来、白衣恐怖症。
医療関係者のいでたちを見るだけで、血圧が・・・。
「今日は大丈夫だ!私は毎日血圧を測っているではないか!
上は120台、下は70台だ。ここでも同じだ!落ち着くのだ」
40代の看護師が無表情に説明する。
「はい、腕をこの機械に入れてください。」
腕を入れるとすぐにスイッチがはいった。
「ブーン」腕に圧がかかってくる。
あれ、呼吸を整えていない。
いかん、相手ペースだ。
慌てて目を閉じた。
大海原にゆったりと浮かんでいる自分を思い起こすのだ。
母なる海におおらかな気持ちで浮かんでいるぞ。
何も恐れることはない。私はそういう人間だ。いや違う。
いつも通りにいけばいい・・・テンパっていた。
機械の音がやんだ。
左下の表示板に目をやる。
心の中でドラムロールがなっている。
「ジャン!」
赤い液晶の文字が数字を映し出した。
「え~~~~~~!」
上が158!下が101!
あちゃ~~である。
看護師の声が低くなった。
「深呼吸をしてください。2回の計測で決めます。今度は自身で
好きな時にスタートボタンを押してください」
一見朗報だった。自分のタイミングで行けるのだ。
しかし現実は甘くなかった。
ボタンは自分で押せても、背後にピタッ!といる白衣の方。
測定を待つ人の気配も。
深呼吸を2回しただけでボタンを押した。
半ば諦めの境地。
「ブ~ン」
音が止まり、赤い文字が出た。
151・88
今年も春の血圧測定が終わった・・・・。
来年こそ、恐怖症を克服したいものである。

普段はこうなのに
普段はこうなのに

投稿者 joqr : 10:31

2013年5月19日のゲストは高原たまさん(出張コーヒー屋)

1980年生まれ。宮崎県出身。
2003年、慶應大学卒業後、会社勤めを経て、本とコーヒーで夜に一息つけるコーヒー屋を開くべく修業中です。

現在は、「ネムリコーヒー」の屋号で、食にまつわるイベントなどに出張し、コーヒーをいれています。

この度、日本の男性で最初に料理研究家となった牧野哲大さんを8年間追いかけ、写真と文章でまとめた初めての著書「エプロンおじさん」を上梓。

高原たまさんをお迎えし、日本初の男性料理研究家、牧野哲大さんについてお話を伺います。

投稿者 joqr : 10:00

2013年5月19日 「岩津ねぎぽんせん」

今回は、兵庫県です。
兵庫県朝来(あさごし)市の物部(もののべ)営農組合 ねぎ加工グループ代表 澤田むつ子さんに
お電話をお繋ぎしました。


◎ そちらの特産品を教えて下さい!

岩津(いわつ)ねぎぽんせんです。


◎ 岩津ねぎぽんせん?ねぎを使った加工品ですか?

はい、そうです。「ぽんせん」とは、大阪の下町生まれのしょうゆ味のせんべいです。
岩津ねぎの粉末をふんだんに振りかけています。


◎ 美味しそう!岩津ねぎというのは、どんなねぎなんですか?
     
江戸時代から生産が続く、地域の伝統野菜です。
青ネギと白ネギの中間種で、全て余すところなく食べられます。
豊かな甘味が特徴で、一口食べれば、口いっぱいに香りが広がります。


◎ どうして、岩津ねぎを使った「ぽんせん」を作ろうと思ったのですか?

岩津ねぎは柔らかいため、出荷の段階で傷がつきやすく規格外品が多く出てしまうという悩みがありました。そこで「もったいない!」という主婦感覚をきっかけに8人のメンバーで加工品の開発に乗り出しました。朝来市の菓子メーカーに商品化を働きかけ、試食会やアンケートを何度も実施して、出来上がりました。


◎今日、ご紹介した「岩津ねぎぽんせん」は、兵庫県豊岡市のファーマーズマーケット「たじまんま」や、朝来(あさご)市の道の駅「まほろば」で販売されており、お電話でお取り寄せも出来ます。連絡先など、詳しくは、それぞれのホームページをご覧ください。


今回は、兵庫県朝来(あさごし)市の物部(もののべ)営農組合 ねぎ加工グループ代表 
澤田むつ子さんにお話を伺いました。

投稿者 joqr : 10:00

2013年05月13日

2013年5月12日「切り干し大根の煮つけ」

今回は、西東京市にお住まいの、淳子(じゅんこ)さんにお電話をお繋ぎしました。


◎ メールを拝見しましたら、近所の農家さんに「野菜を干す」ことを教えてもらって、実践しているそうですね?

はい、そうなんです。大根や人参、ネギ、白菜、きのこなどを、くた~っとするまで干してから、再び水に戻して、お料理に使っています。
こうすると、生のまま調理した時とは全く違って、旨みが凝縮するような感じになって、美味しいんです!


◎ その干した野菜を使った、淳子さんのお家の「よい食メニュー」を教えて下さい!

切り干し大根の煮つけです。


◎ いいですね!どうやって作るんですか?
     
3~4日干した大根を太目にカットして、いったん水に戻します。
それと、油あげ、干したしいたけ、豚バラスライスを一緒に油で炒めて、お醤油、お酒、みりんを入れて、炒め煮します。水分が無くなったら出来上がりです!


◎ 簡単に作れて美味しそうですね!

はい。ご飯のおかずや、お酒にとても合います。


◎この他に、干した野菜を使って、どんな料理を作っていますか?

ちくぜん煮なども作ります。

今回は、西東京市にお住まいの淳子さんにお話を伺いました。

投稿者 joqr : 13:00

2013年5月13日 健康への助っ人

12日のゲストは、腸の専門家、上野川修一先生だった。
大腸には、約1000種類100兆個の菌が共生していると聞き
びっくり!その重さ、1~1.5キログラムと聞いて
思わず腹をおさえた。ここに・・・・。
半世紀以上生きてきても、まだまだ知らないことだらけだ。
上野川先生の朝食を教えてもらった。
やはり、ビタミンやたんぱく質など、バランスの良い食事が
大切なことを再確認した。
平日単身生活を始めて1か月。
自身の食事を振り返ってみた。
やはり、野菜が足りない。
上野川先生の朝食を参考にしよう。
先生は、毎朝、人参・リンゴジュースを飲んでいるという。
ならば、私も!
さっそく家電量販店に行き、ミキサーを物色。
リーズナブルなものは・・・・あった。
2490円で、ミキサーに加え、ミル(緑茶などを粉末にするもの)
機能もついている。
ミキサー機能だけなら、2000円を切る品もある。
さっそく購入。
その足でスーパーに行き、人参とリンゴも手に入れた。
さて、あとは作るだけ。
そこで、ふと疑問が・・・。
この二つを細かくして、ミキサーに入れるまではわかるが、
これだけだと、ドロドロ!だろう。
小さいころ、熱を出すと母が作ってくれたのが、リンゴの
擂ったもの。
あの食感は飲むものではなく、食べる感覚だった。
それに人参が加わると、さらに咀嚼が要求されるはず。
はて、水分をどのくらい入れればよいのやら。
私はゴクッといきたいのだ。
インターネットで検索すれば、出てくるだろう。
しかしそれではいかがなものか。
実験魂が頭をもたげた。
リンゴ半分と人参3分の2に冷蔵庫にあったオレンジジュースを
足すことにした。きっと邪魔はしないだろう。

まずは、100cc。
ミキサーで混ぜた。
ドロドロ。飲むものではない。
プラス50cc。
ミキサーを回した。
悪くはないが、ゴクゴクいく感じではない。
あと50cc足してみた。
うん!これくらいかな。
気が付けばお腹が満たされていた。
何だか体が喜んでいる。
前の晩に作っておけば朝は楽。
なるべく続けていきたい。

健康への助っ人
健康への助っ人
意外にウマイ
意外にウマイ

投稿者 joqr : 10:20

2013年5月12日のゲストは上野川修一さん(東京大学名誉教授 農学博士)

1942年、東京生まれ。
東京大学農学部を卒業後、助手、助教授を経て、2003年まで東京大学大学院で教鞭をとりました。

食品アレルギーや腸管免疫のしくみ、腸内細菌のからだへの影響などの研究に従事し、日本農芸化学会・会長など、数々の役職を歴任。
現在、日本食品免疫学会・会長、日本ビフィズス菌センターの理事長を務めています。
主な著書に、「免疫と腸内細菌」「人生は運命ではなく『腸』が決定する」などがあり、この度、「からだの中の外界(がいかい) 腸のふしぎ」を上梓。

上野川修一さんをお迎えし、私たちの健康を守る腸について、お話を伺います。

投稿者 joqr : 10:00

2013年05月06日

2013年5月5日「櫻笑ッキー(サクラサクッキー)」

今回は、栃木県です。
栃木県立小山北桜高校3年、五月女繭子(そうとめ・まゆこ)さんにお電話をお繋ぎしました。


◎ 栃木といえば、特産品の1つが「かんぴょう」です。全国生産量の、およそ98%を占めています。
ユウガオの実を、ひも状にさいて干したものが「かんぴょう」ですが、学校でユウガオを育てているそうですね?

はい。私は生活文化科の生徒なのですが、園芸科学科のみんなが育てています。


◎ ユウガオを使って、何か加工品を作ったことがありますか?

ユウガオの実を小山商工会議所の方を通じ、粉末フリーズドライ加工して頂き、その粉を原材料の一部に加え、学校オリジナルのクッキーを作りました。その名も「櫻笑(さくらさく)ッキー」です。


◎ 「さくらさくッキー」ですか!面白いネーミングですね。
     
桜に笑うと書いて『さくらさく』、それに「クッキー」をくっつけて『さくらさくッキー』と先輩たちが名付けたのですが、北桜高校のシンボルツリーである「桜」に、私たち生徒をなぞらえ、勉強や部活を頑張って、やがて社会人として花を咲かせ、地域に広がるようにと想いを込めました。


◎ 素敵ですね。主に、どんなところで販売したのですか?

学校祭や実習の時に、小山北桜高校やショッピングモールで販売しました。
「サクっとした食感がおいしい」と評判で完売しました。


◎今後、高校で作る予定の加工品はありますか?

小山市のブランド和牛である小山和牛と、ユウガオの実が入ったカレーパンなど、地場産の食材を使ったB級グルメを予定しています。

今回は、栃木県立小山北桜高校3年の五月女繭子さんにお話を伺いました。

投稿者 joqr : 10:00

2013年5月6日 真っ赤な・・・

四半世紀ぶり位に「ものもらい」になった。
夜中に目がかゆくなり、しばらく擦って朝を迎えた。
鏡で左目をみると・・・上まぶたの内側が赤く腫れている。
痛痒い感覚が残っていた。
「ものもらい」は、まぶたが赤く腫れ、痛みやかゆみを伴う目の病気のこと。
京都では「めいぼ」、大阪では「めばちこ」と言うらしい。
他の家の食べ物を食べると治るから、「ものもらい」という・・・・と聞いたことがある。
栄養事情が良くなかった頃の命名なのだろう。
一説によると、ものもらいには2種類あって、ひとつは麦粒腫(ばくりゅうしゅ)と呼ば
れるもの。まぶたには脂や汗の分泌腺や毛穴があるが、その小さな穴から細菌が入ってお
こる急性の化膿性炎症で、おもに黄色ブドウ球菌という細菌によっておこる。黄色ブドウ
球菌は、私たちの生活環境のさまざまなところに存在している。一般的には、この麦粒腫
と呼ばれる目の病気をものもらいということが多いようだ。
もうひとつは霰粒腫(さんりゅうしゅ)と呼ばれるもの。霰粒腫は、まぶたのなかにでき
るやや硬いできもの。脂の成分を出す瞼板腺のマイボーム腺がつまって、その周囲に慢性
の炎症がおき、中にかゆ状の分泌物がたまったもの。霰粒腫は麦粒腫と異なり、細菌感染
を伴わない無菌性の炎症。マイボーム腺はまつ毛の生え際近くに開口部があるが、その開
口部が炎症などで詰まることによって起こるそうだ。
治療法を調べてみると、3方法あった。
1つめ、目薬・軟膏
2つめ、手術
そして、3つめには笑った。
    「放置」・・・これも治療に入るのだろうか・・・。
瞼が腫れて、半世紀前の記憶が蘇ってきた。
当時の、ものもらい対処法である。
信じてもらえないかもしれない。
我が家では、畳などを掃く「箒」の1本を抜き、
畳に触れない根元のほうを火で炙り、消毒したのち、
涙の出口のような窪みを刺激するのである。
今となっては、何とも不衛生なやり方だ。
当時は今以上に、ダニやのみがいたろうに。
それを掃きだしていた箒。
よくもまあ、事態が深刻化しなかったものだ。
昭和30年代の思い出である。
こんど、その治療者、母に聞いてみよう。
忘れたふりをするだろうか・・・。

真っ赤な・・・
真っ赤な・・・

投稿者 joqr : 10:00