こころのビタミンタイム
トップへ
2010年03月18日
3月16日ご紹介

(台東区・白井たか子さん)

幼稚園生の頃、母親に買ってもらった
ガーネット色の革の入れ物に入った
『鉛筆削り』。

これはドイツ製の舶来品です。

3段階に調整出来、やわらかい色鉛筆まで
削れる高級品・・・。

父親がそれを見て、「お前ではまだ使いこなせない
だろう」と、父親の安物の鉛筆削りと交換。

それっきり忘れてしまいましたが、数年前に
父親が亡くなり、父親の机の引き出しに、
あの舶来品の鉛筆削りが入っていました。

私は交換した安物の鉛筆削りを無くしてしまったのに、
こんな小さな鉛筆削りを、父親は無くすことなく、
ちゃんと使っていたんですね。

ドイツ製の高級品の鉛筆削りは、40年近く経っても
まだまだ現役で、今は私が使っています。
radio.jpg

投稿者 ごぜんさまスタッフ : 2010年03月18日 10:59

コーナー紹介