こころのビタミンタイム
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2008年09月04日
9月2日ご紹介

(小山市・どどすかどんさん)

梅干の香りをかぐと、祖父母との思い出がよみがえります。

子供の頃、夏休みや冬休みなどの長期休暇は、
母方の実家で過ごしました。

毎朝、まだ母や叔母たちも寝ている早朝に、
私は庭のチャボの声と共に起き出していました。

祖父が庭の犬やチャボ、池の鯉にえさをあげていて、
縁側でキセルをくわえた祖母が、それを見守っていました。

私は祖母の横に座って、一緒にお茶を飲むのが好きでした。

お茶請けは小梅。

二段重ねの器の一方にはお砂糖。

当時は、「すっぱい小梅に甘い砂糖をつけるなんてヘンなの」
と思っていましたが、今はそれが懐かしいです。

普段ねぼすけだった私が、その間だけ早起きできたのは、
祖父母を大勢のいとこから、独り占めできたからだったのかもしれません。
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投稿者 ごぜんさまスタッフ : 2008年09月04日 10:59

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