こころのビタミンタイム
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2008年02月12日
2月7日ご紹介

(台東区・吉澤明さん)

先日、小学校の卒業30周年を記念して、校庭に埋めたタイムカプセルを、
埋めてからちょうど30年になる日に同級生が集まって掘り出しました。
タイムカプセルを開けると、なんでこんなモノ入れたんだろ、というモノがざくざく出てきて、その度「これ入れたの誰だよ!?」と笑いが起きました。
そして、1番最後に1通の手紙が出てきました。
「この手紙をみんなで読む頃、そこに私はいないことでしょう・・・」
それは、8年前にこの世を去った担任の先生からの手紙でした。
当時、すでに高齢だったので、30年後のこの日を
みんなで迎えることができないことを覚悟していたのでしょう。
手紙には、42歳になる私たちひとりひとりへのメッセージが
書かれていました。
先生の字はお世辞にもキレイとはいえず、
当時、黒板に書いた字が読めずにみんなで
よく文句を言っていたことが思い出されました。
手紙の最後に「君たちは私の自慢の息子、娘です。
だからみんなは1つの家族。
お互いに助け合ってこれからも人生を歩んでいきなさい」。
これが先生最後の教えです。
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投稿者 ごぜんさまスタッフ : 2008年02月12日 09:17

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