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百葉箱って何なの?

2009.01.30

今週解決するのはこんな疑問!!
埼玉県川越市にお住まいのラジオネーム・ともなびさんからのお便り。

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たまちゃんこんにちは。
先日の夜、温湿計を見て思った疑問なのですが・・・
子供の頃、よく『百葉箱』というものを良く見たのですが、
現在でもあるのでしょうか?
また、そもそも百葉箱には何が入っていって、
何のために設置されていたのですか?

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かつて、皆さんも小学校などで見たと思われる『百葉箱』ですが、
「温度や湿度を計る」程度しか皆さん覚えていないのではないでしょうか?
授業くらいでしか興味が持たれない『百葉箱』。
それ故に、詳しい事は良く分からないのではないでしょうか?
なので、たまなびスタッフは調べてみました。


◆『百葉箱』とは◆
『百葉箱』が日本に来たのは1874年で、イギリスより導入しました。
そして、1886年に制定公布された「気象観測法」で、
初めて『百葉箱』という言葉で示され、『百葉箱』と呼ばれるようになったそうです。
(『百葉箱』と呼ばれる前までは、「板簾(いたのれん)」と呼ばれていました。)
ちなみに、『百葉箱』は、
正しくは『百葉窓(ひゃくようそう)』と呼ぶそうです。
辞書などにも『百葉箱』という項目があるはずです。


◆では、『百葉箱」の中身とは?◆
小学校の頃、授業で習ったかもしれませんが、
百葉箱の中身は大体、下記の5つのものが入っています。

【百葉箱の中身】
気圧計
 その地点での気圧を表示するもの。
乾湿計
 「乾球」と、球部を塗らしたガーゼで覆った「湿球」という2つの温度計が示す
 度数の差からその時の温度を求める。
最高温度計
 1日のうちに最高気温で止まる温度計。
最低気温計
 1日のうちの最低気温で止まる温度計。
自動温度記録計
 ロールペーパーに温度の変化が記録されている。


◆百葉箱に施された工夫◆
『百葉箱』には、正確な気象の観測のために様々な工夫が施されています。

【百葉箱に施された工夫】
外側の壁が白のペンキで塗られていいる
 日光を反射し、熱を閉じ込めないため。
木製である
 熱を伝えにくくするため。
鎧戸になっている
 風通しが良くなり、日光や雨の侵入を防げる。
扉は北向きである
 直射日光が差し込まない様にするため。
芝生などの土の上にある
 熱の跳ね返りを防ぐため
地上1.2~1.5mの高さに設置されている。
 人間の体感に近づけるため。
など等・・・・

◆小学校に設置されている理由◆
【理由】
 第二時世界大戦後に学校で教える科目として「地学」が設けられたから。

【補足】
 1953年「理科教育振興法」が公布・施行され、
 その中の「小学校の理科教育のための設備基準」に『百葉箱』が
 リストアップされ、小学校に『百葉箱』を置くことになりました。
 これにより、全国の小学校に『百葉箱』が設置されました。


◆その『百葉箱』も減ってきている◆
そんな『百葉箱』ですが最近ではその数が減ってきています。
理由は、気象観測業務として百葉箱の利用は年々低下してきたからです。

小学校の百葉箱は「甲種補助観測所」として気象台の観測を補助して来ました。
しかし、1974年、日本国内およそ1300か所の気象観測所で構成される
気象庁の地域気象観測システム「アメダス」の運用がスタートし、
さらに1993年に気象庁での百葉箱を使った気象観測が終了しました。
気象庁における百葉箱を使った観測を廃止したことで、
学校の百葉箱は、学校の職員がボランティアで補修や維持、
管理を行っていたそうですが、老朽化が進むにつれてそれがが難しくなりました。


現在はアメダスが優秀なので、『百葉箱』がどんどん減っているようですね。
また、たまちゃんともなびさんが小学校の頃は
気象観測という点から理科で習っていましたが、それもなくなり、
また現在は小学校から『百葉箱』自体が消えているようなので、
もしかしたら、現在の小学生は『百葉箱』を知らないかもしれませんね(´・ω・`)


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投稿者 たまり場

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