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セミの達人!
2008.07.23
本日ご紹介する達人は、『セミの達人!』
税所康正(さいしょ・やすまさ)さんにお話を伺いました!
税所さんは、広島大学工学研究科准教授で、
日本セミの会会員でもいらっしゃいます。
◆セミに魅せられたキッカケは?
セミを意識したのは物心つくころだったと思います。
昭和30年代当時、まだまだ自然が残っていた東京では
夏になればうるさいほどセミが鳴いていました。幼い私は昆虫に興味を持ち、
鳴いてその存在を主張するセミに自然と目が行ったのです。
幼稚園生の時(4歳)に、東京練馬区石神井公園脇にあった故・加藤正世博士の
蝉類博物館に母に連れて行ってもらったことがあります。
幼心に多くのセミの標本に驚き、刺激されたことを今でもハッキリ覚えています。
◆セミの寿命は1週間と言われてますが本当?
環境によりますね。
自然の環境であれば2~3週間生きてますよ。
ただ、捕獲して飼おうとすると1日で死んでしまったりもします。
なのでやっぱり自然の中で接するのが一番ですね。
◆では、ここで税所さんにいろいろなセミについて伺いたいと思います
本放送では鳴き声を聞いてから解説して頂きました。
●オオシマゼミについて
日本産のツクツクボウシ属の最大の中~大形のセミ。
奄美大島~沖縄本島周辺に分布。日本特産種。
オオシマは奄美大島の意味。
鳴き声はツクツクボウシよりも少しかん高い。
●クロイワゼミについて
沖縄本島周辺の山の中だけに生息する非常に小型のセミ。
日本特産。絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定。
セミとは思えない様な「チュッチュッ…」という小さな声が特徴です。
●イワサキゼミについて
「イワサキ」とは石垣島測候所の所長で、
八重山研究の基礎を築いた岩崎卓爾さんから。
石垣島と西表島周辺に分布。ツクツクボウシの仲間。
◆夏休みのチビッコたちに、セミ採りのアドバイスをお願いします
是非セミに近づいて、出来れば手にとって良く見てください。
低いところで鳴いていたら
お腹をどんな風に動かして鳴いているのか見てください。
本などで学ぶのではなく、手に取れば自然と分かる事も多いはずです。
◆税所さんがセミの事で今一番危惧していることは?
現時点では影響はハッキリしていませんが、これから地球温暖化が進む中で、
どのような影響が出るのかについては注意深く見ていく必要があるでしょう。
日本では「セミ採り」の文化があったと思います。
子供(多くは男の子)は夏になれば捕虫網を持ってセミ採りしたものです。
最近はどうも「かわいそう」などという言葉のもとで、
セミ採り少年が「絶滅危惧種」になりつつあります。
ですが、子供というのは幼少期にいろいろな経験をして、
成長していくのではないかと思ってます。
「かわいそうだから」と言わず、是非セミ採りをしてほしいものです。
保護区域や一部希少種の採集はできませんが、
一般的なセミならばご近所でも出来ると思いますので、
是非体験してみてください。
ただし、採ったセミを全く別の場所でリリースすることは、
自然破壊に繋がるので避けなければいけません。
◆税所さんのこれからの夢は?
世界のセミに出会い、写真を撮り、鳴き声を録音することです。
◆写真展のお知らせ◆
税所さんが参加している掲示板(BBS)有志の写真展で、
税所さんも出品してます。
「BBSスタイル自然観察.org写真展」
2008年8月2日(土)~12日(火)
AM10:30~PM7:00
コニカミノルタプラザギャラリーC(東京・新宿)
入場無料
ということで、今週はセミの達人、税所康正さんにお話を伺いました!
投稿者 たまり場


