2007年06月21日

ミス・ユニバース  ☆ 宏枝

少し前になりますが、
日本代表としては48年ぶりに
ミス・ユニバースに輝いた
森理世さんの
記者会見に行きました。  


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世界80カ国を超える国々の代表が集まる
まさに「美のワールドカップ」~
「ミス・ユニバース世界大会」

さすがに、近くで見た森さんの
すらりと伸びた手足、長い黒髪、
引き締まったプロポーションは
後ろ姿だって美しかった・・


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現在のミス・ユニバースは、
外見の美しさだけでなく、
目的意識や強さ、知性、
エレガンスから放たれるオーラなどを
コンセプトとする、
まったく新しい「ミス・コンテスト」
なのだそうだ。

私は女だけれど、
女性の美しいプロポーションを見ると
本当に美しいと感じるので、
外見を競うだけのコンテストでも
全く抵抗はないのですが、
今回、森さんの生の姿に触れて、
「世界大会に向けて、
誰よりも着実に準備をした」とか、
「絶対このウィニングロードを歩くぞと
マインドコントロールをした」とか、
自信と意欲にあふれた
あまりにも率直な言葉を聞くと、
大リーグの松坂投手や
水泳の北島選手と同様、
本当にさわやかで嬉しくなってしまう。

彼らのフィールドは地球上のすべてに広がっていて、
夢は無限に続いている。
いいなぁ。
応援してるから、もっともっと活躍して、
ワクワクするような言葉を発信してください。


投稿者 文化放送報道部 : 19:40

2007年06月07日

さようならRADIDEN ☆ 宏枝

報道部員の中で「モバイル」とか「デジタル」とかいう言葉に
一番ビビるのは間違いなく私です。

この報道部のブログにしても、
写真の貼り付けなどのモバイル的な作業がどうにも苦手なため、
(そもそも写真の貼り付けくらいでモバイル的などといえるのかーー)
自分の仕事の中でも緊張感を伴う(というか気が重いーー)
ものなのです。
(だから私のブログにはほとんど写真が載りません。)

しかししかしーー
いつまでもそんなことを言ってはいられないので、
とうとう先日、愛用していた
ラジオ付き携帯電話の「RADIDEN」を手放し、
カメラ付き携帯に替えたのです。

新形態1.jpg
(さようなら「RADIDEN」
~ラジオを聴きながら電話レポートができるスグレものでした)

さてそれからの私のカメ携生活は・・・(妙な略称にしなさんな・・)

新携帯2.jpg
「ニュースパレード」が終わって和やかなムードの
小枝子キャスターと扇デスク・・


新携帯3.jpg
ハ~イ民夫で~す。ニュース、ドンドン書いちゃうよー。(民夫サブD)&
後ろ姿にプロの哀愁(健司先輩)


李登輝.jpg
今日一番のレアな写真~靖国神社参拝を終えたばかりの
台湾の李登輝前総統
(真ん中あたりにスックと立った白髪で黒のスーツ姿の男性)


靖国マスコミ.jpg
靖国神社正面でシャッターチャンスを待つ報道陣


靖国支援者.jpg
李登輝氏の参拝を支持する在日の団体などが境内に集合した


高尾君.jpg
本日「斉藤一美うるわしの夜」内で
レポートを終えたばかりの高尾記者~テーマは「裁判員制度」
~レポート後の感想は?「いや~難しかったっスヨ~」
その難しいレポートを考えるのが大好きな
自他ともに認める裁判担当記者

いやぁ、やってみるとなかなか楽しいじゃないですか~モバイルって~
    (だからモバイルじゃないって--)


投稿者 文化放送報道部 : 23:44

2007年05月10日

相互扶助   ☆ 宏枝

今日熊本では、賛否両論の中で
「赤ちゃんポスト」の運用が始まりました・・。

「赤ちゃんポスト」はこれから、
生まれてきたばかりの罪のない赤ちゃんが
真に救われる存在になるでしょうか。

そういえば今日は、赤ちゃんがらみのニュースが
多い日でした。

午後からは、体外受精した着床前の受精卵診断を行って
日本産科婦人科学会を除名された医師らが、
除名処分の無効を求めた裁判の判決がありました。

着床前の受精卵診断というのは、
体外受精の時、遺伝病を避けるために行うものですが、
赤ちゃんが生まれるずっと前に
病気があるかないかだけでなく、
男の子か女の子か・・なども分かってしまうために、
「命の選別」だと、批判する声も多いようです。

そのため学会は、受精卵診断を、
重い遺伝病の可能性がある場合に限って認可してきましたが、
除名処分にされた大谷徹郎医師は、
学会が認めた遺伝病以外の病気にも
受精卵診断が必要なものがあるとして、
男女産み分けのために受精卵診断を行ったために、
日本産科婦人科学会を除名されたのでした。

ところで、この裁判の原告には、
学会が禁じている代理出産手術を繰り返し続けている、
あの諏訪マタニティクリニックの
根津八紘医師も名前を連ねています。

根津 4.jpg2.jpg
(技術の滝ちゃん撮影)

判決後に会見した原告団の会見で根津医師は、
「(今回に限らず、学会のさまざまな決定は、)患者の権利を侵害している。
学会が患者の生き方まで、規定する権利が何故あるのか」と
学会を強く批判しました。
そして、今回の処分決定を含めた
学会内での決定事項の不透明さも問題にしました。

これらの事実関係については、
学会の反論等を、今私は知り得ていないので、
何ともいえませんが・・


根津 5.jpg2.jpg
     (再び技術の滝ちゃん撮影)

ただ根津医師の言葉で印象に残ったのは、
「人間社会は相互扶助によって成り立っている。
代理出産でも、子宮のない人が子宮のある人に代わりに産んでもらって
子供をもうけられるのであれば、(相互扶助の精神を)生殖医療を持ち込み、
幸せを得ていくのを良しとしたい」というフレーズでした。

人間は一人では生きていけず、
いろいろな場面でいろいろな人の力を借りて生きています。

その「相互扶助の精神」を
本当に生殖医療や移植医療に当てはめられるのか・・
「倫理」との境目をどこに置くのか・・
私達はまだ判断できかねています。

投稿者 文化放送報道部 : 18:57

2007年04月17日

許せない・・   ☆ 宏枝

ニュースデスク業務を終えて一服し、
午後8時、さぁ、ブログに取り掛かろう、
内容は昨日取材した政府の「新タウンミーティング」かなぁ、
などと考えながら、デスクに戻った瞬間、
「長崎市長が撃たれた」との報!とんでもない事件!

通信社の続報を待ちながらTVニュースもチェック。
伊藤部長、長崎放送に確認の電話。
泊まりの石森デスク、目撃者や役所、県警に取材TEL。
情報をかき集めてナイター中継中の番組内に速報を入れる。

通信社からは次々と続報!

20:12  長崎の伊藤一長市長、撃たれる

20:15  市長を打った男は確保される

20:17  長崎市長、動かない状況

20:30  伊藤市長は市長選挙の運動中~意識不明の重体

20:36  伊藤市長銃撃、銃声は2回

20:37  長崎県警が殺人未遂の現行犯逮捕

21:02  伊藤市長は2発撃たれて心肺停止

21:10  伊藤市長の選挙事務所は騒然、不安げな観光客ら

21:11  男は暴力団会長代行

21:17  男が容疑認める~回転式拳銃1丁を押収

21:24  伊藤市長、心肺停止の状態、殺人未遂で男を逮捕

22:10  伊藤市長は被爆地の顔~核保有議論発言などを批判

22:16  テレビ朝日に容疑者名で「公共工事トラブル」の内容示す手紙

22:17  城尾容疑者が「殺害目的で数発撃った」と供述

23:07 市長戦への影響不可避

 
今回の長崎市長選で伊藤市長は4期目を目指していて、
新人3人が挑む構図になっていた。
知名度では伊藤市長が3人を圧倒。
事実上の新任投票となっていただけに、選挙戦に与える影響は
避けられないようだ。

被爆地長崎の顔として、伊藤市長は以前から
自民党議員の核保有議論や北朝鮮の核実験を強く批判していたという。
一方で、容疑者と長崎市との間には公共工事をめぐるトラブルの可能性も
指摘されている。

容疑者は伊藤市長の何が憎かったのか。
何を奪い、何を倒したかったのか。
まだ本当の目的はわからない。

一発の銃弾は、一人の人間の言動だけでなく、そこに集う夢や
意思や希望を打ち砕く。

暴力による破壊活動は本当に許せない。
怒りで胸がいっぱいになるのに、とても悲しい。

どうしたら、こうした無残な行為をなくせるのか。
今朝はアメリカの大学での銃乱射で、32人も亡くなったばかり・・なのに・・

投稿者 文化放送報道部 : 23:59

2007年04月03日

楽しい早起き  ☆ 宏枝

桜満開と同時に
新年度が始まりました。

そして文化放送も、わが報道部も
新しいスタートを切りました。

文化放送の新スタート。
もうご存知の方も多いですよね。

4月からの番組改編で、
あの吉田照美さんが
文化放送の朝の顔になったんです。

「吉田照美 ソコダイジナトコ」(AM6:00~8:30)

そして、この番組の冒頭コーナー「朝いち情報デリバリー」に
報道部の泊まりデスクが毎日出演しています。

びん.jpg

トップバッターの鈴木デスクは、話題の「赤坂議員宿舎」をレポート
      ベテラントークでかますーー


昔からの照美ファンである私にとって、
聴取時間帯的には、仕事真っ最中に放送していた
「吉田照美のやる気マンマン」より
新照美ワイドの方が、自分の生活サイクルに完全にマッチ。

しかもーー報道部員が次々と照美さんの
巧みな話術のお相手をするとなればーー

もう楽しみでーー

初日前夜の4/1(日)の晩はとうとう寝られず、
夜中の2時には、初日レポートの鈴木敏夫デスクに、
「照美さんと一緒の写真、撮っておいてね」とメールをしたり、

これまた大好きな「浜田省吾」の音楽で心を静めたりーーと
長い夜を、とうとう放送までほぼ完徹してしまいました。
(実は週末にインフルエンザA型にかかってしまい、
土日は夜昼の境なく、寝たり起きたりの生活をしていたせいも
あるんですけどね。)


高尾.jpg

二日目は、おなじみ 「まだ」新人の高尾デスク。不自然な”間”にヒヤヒヤするーー
   (一番左)


そんな訳で、ワクワクひやひやの新年度が始まっています。
あなたもご一緒に、放送を聞いてお楽しみください。

(さらに1時間早起きすれば、新番組「笑顔でおは天」で、さわやかな朝を迎えられますよ~)

投稿者 文化放送報道部 : 21:44

2007年03月15日

マイアミを取材して  ☆ 宏枝

身の回りで“臓器移植の手術をした”とか、
“手術費用のための募金をしている”
とかいう話を聞いたことがありませんか?

私の場合でいうと、アメリカで臓器移植手術を受けるため
成田を出発する子供さんの取材に行ったら、
見覚えのある女性(私の通う健康関連施設に勤める女性)に声をかけられ、
渡米して手術を受ける男の子は
その女性の甥っ子であることがわかったとか・・

放送業界に身を置く人たちの中にも
すでに腎臓移植を受けた人とか、
募金を集めている人とか、複数存在するんですよね。・・。

それだけ、臓器移植って意外に身近な医療になってるってことですね。

ただ、もうご存知の方も多いと思いますが、
日本の法律では、15歳未満の子供の脳死での
臓器移植はできません。
ですから、脳死段階での移植手術しかできない
心臓疾患のお子さんなどは、
募金を集めて海外に手術の場を求めます。

そんなお子さんの患者らを
マイアミの病院で受け入れて
多くの移植手術を成功させているのが、
日本人医師の加藤友朗さん、43歳です。

前置きが長くなりましたが、
今年は、脳死による臓器移植が可能となる
「臓器移植法」が施行されて10年を迎えることもあり、
加藤医師の仕事ぶりや
アメリカの移植医療の現状を取材しに
はるばるマイアミまで出かけてきました!

それにしても、海外で生き生きと仕事をし、
現地で尊敬されている日本人の姿を見るのは
晴れがましく、うれしいものですねーー。

取材現場は、
フロリダ州マイアミ市にある
マイアミ大学ジャクソン記念病院。
年間の移植手術数が400例を超えるという
移植医療の中心的な存在です。

その中で、「医者は天職」と言い切り、
患者たちの間を駆けめぐりながら
診察、手術、アドバイス、声かけなどに
全力で取り組む加藤医師。

土日の休みもなく、朝4時から手術に呼び出されるなど
メチャクチャ忙しい生活を送っているにもかかわらず、
はるばる日本から取材に来た私に
できるだけアメリカの医療現場を見せようと、
個人情報保護のため厳しくなっている
病院の取材規制をかいくぐり、
患者や家族、医師らに会わせてくれます。

病院内での取材が終わると、
食事をしながらの情報交換・・
ご自身、疲れきっているにもかかわらず
(確か最後の取材日の晩は、病院を出たのが夜10時を過ぎていました)
加藤さん自身の考えや意見を披露しつつ、
私に、日本の現状を聞いたり、意見を求めたり、
実に精力的です。

今回の取材テーマは「なぜ日本で脳死による臓器移植が進まないのか」。

日本ではこの10年間でわずか52例。
アメリカでは1年間で7000例。
何故こんなに違いがあるのか・・

そもそも私にしても、
ドナーカードは持っているものの、
脳死の場合も、心停止の場合も、
いずれも、臓器提供はNO!です。

それは、父の死にあたっての主治医の
あまりにも心ない態度が忘れられないためで・・
こんな医師に、生死をゆだねることができようか・・
なんていう、いわゆる医療不信が根付いてしまっているからなんですね。

わぁ、すっかり重い話になってしまいましたね。

でも今回の取材で、
自分なりにその考えを改める答えを
見つけたよう気がします。

放送は3/27(火)から3/30(金)までの4日間。
夕方5時からの「ニュースパレード」で。

良かったらぜひ聴いてください。

投稿者 文化放送報道部 : 10:57

2007年02月05日

放っとかないで  ☆ 宏枝

最近、ニュースになっている
フィリピンでの臓器売買公認の話。

腎臓移植を希望する外国人患者に、
フィリピン政府が条件付きで
腎臓提供を認める方針だそうです。

日本には腎臓移植を希望する患者が
1万人以上もいるため、
フィリピンに日本人患者が
押しかけるという報道もあり、

今日、塩崎官房長官は
「日本の法律では臓器売買は禁じられている」と
会見で何度も繰り返していました。

そうやって釘をさすのはいいけれどーー

日本は「臓器移植」のこれからを
どう考えていくんでしょう?

医者の裁量だけで
病気の腎臓を希望者に移植してしまった
「病気腎移植」問題。

寄付金を集めて海外での移植に頼るしかない
「15歳未満の子供の脳死移植」問題。

ドナー(臓器提供者)負担の大きい
「生体移植」増加問題。

臓器提供者の数が圧倒的に足りない日本で
問題は山積しています。

今回のフィリピン政府の方針は、
「人体をモノ扱いする」として
批判や議論が沸き起こるに違いないけれど、

フィリピン国内で起こっている
臓器の闇取引を防ぎ、
貧困層を救うのが目的とされていて、
政府がそれなりに
問題解決に動いたことは
評価できると思う。

日本ではもう1年以上も前に
臓器不足を解消するための法律案が
国会に提出されているけれど、
与野党の都合に翻弄されて
放っとかれたままです。

科学技術の進歩で、
骨、皮膚、組織、内臓ーー技術的には何でも移植できる時代。

臓器の提供数を増やすことはもちろん、
移植医療全体を検証する場を
ちゃんと作る時期ではないでしょうか。

今年は臓器移植法が施行されて
まる10年です。


投稿者 文化放送報道部 : 22:27

2007年01月17日

地域とつながること  ☆ 宏枝

阪神大震災から今日でまる12年。

私は今日、夕方からの泊まり勤務なので、
午前11時半からの
文化放送の特別番組「防災とボランティアの日スペシャル」を
自宅で聞きました。

文化放送の防災特番ではおなじみ、
防災アドバイザーの山村武彦さんのお話――

被災したときの三種の神器は
「ラジオと懐中電灯と笛」。

備蓄の3点セットは「水と食料と携帯トイレ」。

そして、地震列島に住む日本人としての作法は

「被害者にならない(防災の準備は万全に)
加害者にならない(車を停めっぱなしにして道路を塞ぐなどしない)
傍観者にならない(自分に余裕ができたときは困っている人を助けよう)」
――など、いつもながらわかりやすくてためになるお話でした。


私は阪神大震災が起きてからちょうど半年後の
1995年の7月に報道部に配属となりました。

だから震災直後の神戸は見ていないのですが、
その1年後くらいに番組収録で現地を訪れる機会が
ありました。

被災1年後の神戸は、連なる仮設テントが
被災者の救われない現状を物語っていましたが、
表向きは見事な復旧を遂げていました。

中でも目を瞠ったのが
ネットワークされたボランティアの生き生きとした活動振り。
NGO組織として20代から70代の女性達を束ね、
被災者への食事配達など、きめ細かいサービスを
行っていた40台の女性代表は、
被災者の需要をきっちり見極め、
自治体と協力関係を結んで
見事なボランティアネットワークを指揮していました。

ボランティアといえば、最近、私の身の回りに起こったことでは
国会の記者クラブで記者の面倒を見てくれていた女性が
定年までの1年間の公務員生活を捨て、
去年暮れ、ボランティア生活に身を投じるために
突然、国会をあとにしたことーー。

心地よい潔さとともに、カルチャーショックも受けました。

今日の番組で山村さんも話していましたが、
地震列島、高齢化列島である日本に安全に住み続けるには
地域や周辺の仲間たちとの助け合いは欠かせません。

ただ、わが身をふりかえってみるとーー
東京下町のマンションに4年近くも住んでいるのに、
見知った顔といえばーー右隣りの部屋に住む若いご夫婦と、
猫好きの妹と話の合う優しそうな主婦と、
管理人さんだけーー。

よくよく観察すれば、私の通うスポーツジムでも、
浴室に入れば、背中を流し合う主婦たちの
気さくな井戸端会議が繰り広げられているほど、
下町ならではの人付き合いは
ちゃんと残っているのにーー。

やっぱり、人とつながろうという意識を
自分が持てるかどうかにかかっているのでしょう。

助け合えば、つながりあえば、
災害だけでなく、犯罪も孤独死も
防ぐ手立てになるのだからーーー。

「防災とボランティアの日」の今日、
地域とつながることの大切さを
肝に銘じようと思いました。

投稿者 文化放送報道部 : 20:46

2006年12月29日

ニュースの主役  ☆ 宏枝

いよいよ押し詰まってきました。
12月29日の金曜日。

ウィークデーの最終日でもあるので、
毎日報道部員の力を結集するニュースネット番組
「ニュースパレード」も年内最後の放送日です。

2006年最後のニュースパレードの項目は

①新宿と渋谷でみつかったバラバラ遺体はDNA鑑定で同一人物と断定
  &世田谷22歳女性殺害容疑で逮捕されたのは28歳の同僚の男
②東証で大納会
③出国・帰省ラッシュ始まる
④アメ横、買い物客で賑わう
⑤菅総務大臣が夕張市を視察
⑥シリーズ「マイクが追った2006!」~スポーツ2006後半

残念ながら、トップ項目は明るいニュースで飾れませんでした。
ニュース番組なんだから仕方ないですけどね。

でも、

放送終了後の野中直子キャスター
「今日の放送、よかったわね。
いろいろな良い声がいっぱい入ってーー。」

確かにそうですね~。

国会も役所も年末休みに入ったので、
いつもなら、毎日のニュースのかなりの部分を占める政治家の発言が
今日は圧倒的に少なかったですから。

「政治家の言葉が少ない日は、ニュースが生き生きする」

何だか寂しい感想ですね。

政治の世界では
なかなか率直に物が言えないことは充分に承知してしますがーー

それにしても最近は
心に響く名演説とか、肝の据わった国会質問とか、
めったに聞けませんものね。

それはともかく、

今日の放送から、印象的な言葉をひろってみました。

ニュース②の大納会で挨拶したホワイトソックス・井口投手

   「ホワイトソックスの本拠地シカゴの先物取引所は世界を代表する
    二つの取引所が、生き残るために合併した。
    それは実力ある者だけが生き残れる世界。
    東証も世界を代表する一流マーケットとしての地位に座りつづけることを
    期待します」

ニュース④のアメ横で買い物をするお客さん

    「企業は景気イイけど、個人的にはーー暗いですね。」
    「マグロが高くなるとかーー
     口に入るのは、遠ざかっちゃうのかなーー」
    
ニュース⑥の「マイクが追った2006!」~スポーツ特集(後半)

    日ハム・ヒルマン監督
      「シンジラレナーイ!北海道の皆さんはセカイでイチバンでーす!」
    新庄選手
      「タイガース1年めの初めての給料で7500円で買ったグラブがーー
      17年間いっしょに過ごしたこいつが、もう無理だと、
      限界だと言ってました。」
    松坂投手
      「小学生の時にアメリカでプレーしたいと。
      ファンの皆さんにこれまで温かい応援を僕にエー、エー(声つまらせ)
      日本を代表して西武ライオンズを代表して、
      アメリカでがんばってきます!」 

     心に残る言葉を残してくれた方々――
     今年、間違いなくあなた方が主役でした。

     来年もまたがんばって下さい。
     私たちも一生懸命報道しますから。
                       
 

投稿者 文化放送報道部 : 23:35

2006年12月11日

流行ってます  ☆ 宏枝

大流行と世間で伝えられている「ノロウィルス」が
報道部に突然襲い掛かりました。

先週金曜日の朝、
福島県の談合事件関連裁判取材のために
東京地裁に到着した高尾記者からのTEL。

「いま、地裁・・入りました・・」

普段から、活発な動きのわりには
挨拶に気合いの入らない高尾記者ですが、
この声の力の無さは普通じゃない・・

「どしたの?元気ないじゃん。」
「調子悪いんすよ・・風邪みたいです。
 吐き気はするし腹の調子は悪いし・・」
「熱は?」
「はかる気力もない程、調子わるいんす・・」
「どうする?法廷に入ったら、咳もしにくいし、
 洗面所もトイレも行きにくいよ」
「とにかくやれるだけやってみます・・・」

息も絶え絶えの高尾記者・・
しかし、結局高尾記者は、気力を振り絞って一日中裁判を傍聴。
昼ニュースも夕方の全国ニュースにもレポートを入れ、
夜、病院へ直行・・
39度もの熱があり、
「ウィルス性胃腸炎」と診断されて
数時間の点滴を受けることとなりました。

一方、高尾記者の指南役の永野記者は同じ日の夜に発病。

症状は高尾記者とまったく同じで・・
師弟関係の強い絆はこんなところにも現れたのでした・・
         (バカ言ってんじゃない・・)

聞くところによると、永野・高尾両記者は
某所で同じコロッケ定食?を食べたらしい・・
(それが原因と永野記者は分析している・・)

それはともかく、その永野記者も
発熱と諸症状に苦しみながらも、
日曜に行われた「世田谷一家4人殺害事件」の
追悼集会を取材し、
今日、熱で顔を真っ赤にしながら、
集会の音編集とニュース原稿を作っていた・・

とにかく、
今年のノロウィルスなどによる感染性胃腸炎の患者数は
11月中旬で、すでに去年の2.5倍に達しているそうだ。

発症の原因は、年々少しずつ変わってきていて、
5年前には、カキを中心とした2枚貝を食べたことによる
ものが53%でしたが、
おととしになると、カキ以外の食品を摂ったこと事による
ものが45%で最高。
症状が治まった人からのウィルス感染が広がっているらしい。

予防をするには、石鹸での手洗いと食品の加熱。
「空気感染はしないですからね。」(永野記者談)
  (つまり「私が会社に来ても、人には移しませんからね」と、言いたいらしい・・・)

それにしても・・
「疲れていたり、体が弱っている人には感染しやすいんだろうなぁ」と
ぼんやり考えていたら、

先先週から風邪で体調を崩し、
ようやく今週、正常な状態を取り戻した吹野記者・・
「僕の風邪は、やっぱり宏枝デスクの日・・
 12月1日の栃木取材で悪化しましたね・・」
そうそう、栃木女児殺害から丸一年のあの日、
風邪で最悪な状態の吹野記者を前日夜から
栃木に出張させ、翌朝7時からの駅前びら配りから
取材させたのでした。

そういえば、永野・高尾の両記者も先週・・・
現場数、記者数の事情から、
警視庁班、国会班の境なく、
一日でそれぞれ5箇所もの現場を動いてもらったのでした。

それじゃあ、ノロウィルス発症の原因は・・
ウッ・・胸が痛い・・イヤほんとに・・

投稿者 文化放送報道部 : 23:53

2006年11月23日

働けることに・・感謝・・   ☆ 宏枝

今朝、泊まり勤務を終えたばかりの嶺岸です。

泊まりは夕方5時から翌朝9時までの連続勤務。
泊まりの日の朝も、いつもの時間に目覚めてしまうので
(かつてはいつまでも寝られたのに・・クッ・・)
ほぼ徹夜の泊まり業務は、寄る年波で、ちとキツイ・・

そういえば、今日は勤労感謝の日。
にもかかわらず、誰も私の勤労ぶりを優しく慰労してくれそうもないので・・

せめてもの慰みに
きのうから今朝にかけての、
「働く」ことに関連するニュースを3つ、選んでみました。

★「造反組の復党問題、先送り」

 郵政造反組の交渉役、平沼経済産業大臣が、自民党の中川幹事長と会い、
 復党に向けての話し合いをしましたが、条件について折り合わず、
 合意に至りませんでした。

 ~なぜ今、復党問題の決着が急がれているのかというと、
  議員が政党に所属すると、政党交付金(一人あたり1000~2000万円)が
  国から支払われますが、その登録の締め切りが1月1日。
  時間がありません。

  また自民党に所属した議員は、党から政治資金をもらえますから、選挙も楽になります。
  万が一、落選などしたら、失職してただの人・・やっぱり誰でも仕事を失うのはキツイですよね。

★「弁護士数、50年後は5倍の12万人」

 司法制度の改革で、司法試験に合格する人が増え、
 50年後には、今の2万2千人の5倍になる公算。

 ~でも、新しく弁護士になる人は、東京や大阪などの大都市に
  集まってしまい、地方の弁護士不足は続くそうです。
  仕事の需要と供給のバランスがもっとうまくいくといいのに・・
 
★「里山案内人で第二の人生謳歌」
  (アッ、これはニュースじゃなかった・・でもとてもイイ話です。)

 会社のリストラ担当となり、同僚の半数の首を切った山形のサラリーマン。
 ストレスに悩んだ結果、自分も早期退職して里山の案内ボランティアとなり、
 開放感に満たされた生活を送っている。

 ~実は、夕方の全国32局ネット番組「ニュースパレード」の放送の中で、
 年間の優秀作品を選ぶのですが、先週行われた授賞式で、見事、
 最優秀ダイハツ賞に輝いた、山形放送の作品。

 「夫にもこんなに穏やかな子供っぽいところがあったのか・・」
 と、サラリーマン時代には見せなかった夫の笑顔につぶやく妻・・。

 第二の人生も、生きがいのもてる仕事があれば・・ホントに幸せですね。


勤労感謝の日・・誰からもおつかれさま!といわれなかったとしても・・
元気で働けることに、感謝しましょう。
 
 

投稿者 文化放送報道部 : 09:56

2006年11月06日

酉の市 ☆宏枝

3連休の真中、土曜日に、酉の市をのぞいてきました。

酉の市を行う神社は都内でもいくつかあり、
文化放送が四谷にあった頃は
よく、新宿の花園神社に行きましたが、
今年は地元の浅草・鷲神社。
酉の市の発祥の地なんだそうです。

酉の市写真.jpg

夜7時、鷲神社に到着。
あまりの人込みにびっくり。

神社正面の鳥居に続く歩道を、
100メートルも手前から人・ヒト・ひとで埋め尽くし
なかなか境内に入れません。

酉の市は、神社の境内いっぱいに、
商売繁盛のための福をかき寄せる熊手を売る
露天がひしめくのですが、
何度か訪れた中で、こんなにお客さんであふれた光景は初めてーーー

そういえばーー
私が鷲神社に来るのは
ほとんどがニュースの取材ばかりーー

平日の夕方に全国ニュース枠を持っている報道部員にとって、
取材であれば、現地に出向くのは
「酉の市」が平日に当たった時の日中が多い。

露天のおやじさんと客との商談が成立して
シャシャシャンの手締めが鳴り響くのは
昼間も夜も変わらないけれど、
やっぱり平日の昼間は何となく、のどかでーー

文化放送のマイクを見た露天のお兄さんなどが、
「吉田照美のやる気マンマン、聞いてるよ!」とか
「邦丸さん、元気?」とか声をかけてきて、
ほほえましい時間が流れます。

でも、景気上向きと言われる昨今、
3連休の真中、
おとといの「酉の市」の晩の熱気といったらーーー。

あたりまえのことですが、
どんな出来事にも、時や場所、視点によって
違った表情が見えてきますね。

そういえば、プライベートで訪れたおとといは、
取材なら当然注目してしまう何百万円もする熊手より、
2~3千円の小さな熊手を一生懸命品定めする
少女の表情の方が
印象に残りました。

投稿者 文化放送報道部 : 09:22

2006年10月19日

初対決 ☆宏枝

今日は国会で安倍総理と小沢代表の初対決。
党首討論が行われました。

自民党を離れた時から、
ずぅっと2大政党制を唱えて
政権交代を目指してきた小沢さんにとって
民主党のトップとなった今が
その最後のチャンス。

ところが、打倒安倍政権!に燃え、
民主党代表に再選された党大会その日に、
小沢さんは体調不良で入院。

臨時国会での代表質問も
予算委員会での質問も
鳩山幹事長や菅代表代行に譲り、
ようやく今日、安倍総理と直接対決の日を迎えたのでした。


小沢準備.jpg小.jpg

 (開始直前の第1委員室)


午後3時から始まった45分間の対決。

小沢2.jpg小.jpg


  (傍聴席から見た討論シーン)


結論から言いますと、
スタートから30分近く過ぎたところでの
北朝鮮に対する国連の制裁決議の問題で
ようやく議論がかみ合い、熱を帯びました。

(小沢氏)国連決議は日本の有事が前提ではなく、
国際社会の平和を乱す行為に対するものなのだから、
日本の有事を前提としている周辺事態法を適用して
船舶検査の後方支援をするのは無理。
政府の方針は、場当たり的でその場しのぎ。

(安倍氏)すぐに周辺事態を適用するとは言っていない。
しかし、事態は瞬時に推移している。(周辺事態法の適用を)
考えるべきではないと言うべきではない。

(小沢氏)憲法上、何が可能か、国民にきちっと知らせるべきだ。


上記のやり取り、読んですぐわかります?
これでも無駄な言葉を省いて芯の部分だけ書き抜いたのですがーー
わかりにくいですよね?

政府の見解の矛盾点を、回りくどく(ごめんなさい)突いて、
安倍総理に「本音を言え」と迫る小沢代表。

原則論の小沢さんと現実論の安倍さん。

その論法の違いもあって、全体がまだるっこしさの漂った
討論でしたがーー
終了真近で「もっと聞きたい」「話はこれから」と思わせた初対決。

直後の会見で「今日は最初だから、
基本的なポイントだけ総理の意見を聞いて、
またの機会に議論を深めようと思っていた」と小沢さん。


小沢1.jpg小.jpg

  (記者会見にのぞむ小沢代表)


うーん、どんな時も時間の制約はあるものだけれど、
それじゃあ、次回も期待することにします。


     

投稿者 文化放送報道部 : 09:21

2006年10月02日

臓器移植の法案審議は? ☆ 宏枝

国内で初めて臓器移植の売買で
逮捕者が出てしまった。

親族でない女性から、謝礼を約束して腎臓を提供してもらった男性と、
臓器提供を仲介した内縁の妻が摘発されたのだ。

腎臓の移植は、心停止後の患者からの移植と、
生体移植とがあり、
生体移植の場合は、原則として親族間に限っている。

今回初めてこの法律に違反した
逮捕者が出たのだけれどーー。

そもそも、腎臓に限らず
あらゆる臓器について、提供者の数が
圧倒的に足りない。

腎移植で言えば、
移植を希望する患者は全国で1万1千人を超えるが、
去年、心停止した患者からの腎移植は144件しかなかった。

その他、肺の移植希望者124人に対して、
去年の移植は5件。
肝臓は希望者120人に対して
去年の移植7件。

それでも腎臓や肝臓は生体移植が可能だが、
脳死でしか移植がかなわない心臓病患者では、
海外での移植を目指すケースが増えている。

また、生体間移植についても、
一昨年、河野太郎代議士(父親の河野洋平氏に肝臓を
生体間移植)に取材した時、
「移植後の体調不良を経験したことで、
生体間での移植は増やすべきではないと思った」
との意見を聞いた。

臓器移植を推進する法案は、
その河野太郎代議士を中心に作成され、
先の通常国会にも提出されたけれど、
審議されずじまいだった。

せめて今回の事件が、
審議の後押しになればいいのに、と思う。


投稿者 文化放送報道部 : 20:22

2006年09月13日

実名報道  ☆ 宏枝

きのうのQRの朝ワイド番組「吉田たかよし プラス!」をお聞きになりましたか?
私は毎朝、この番組を聴きながら出勤前の慌しい時間を過ごすのですが、
きのうの7時台に登場した「週間朝日」の山口一臣編集長のお話には、
ずいぶんと考えさせられました。

山口さんは火曜日のレギュラーコメンテーターなのですが、きのうはニュースの
当事者として、山口県の徳山工業高等専門学校で起きた女子学生殺害事件の
容疑者少年の実名報道について、コメントされていました。

「週刊朝日」は9/22号で、自殺した少年の実名と写真を掲載、週刊誌では
「週刊新潮」(少年が自殺する前に実名と写真を公表)に次いでの公表となった
のですが、今回、容疑者少年の実名を報道した理由について、山口編集長は
「少年の自殺によって、匿名にする積極的な理由がなくなった」と説明しました。
一方で山口さんは「実名報道するなら、遺体が発見される前、生きている可能性
のあるタイミングでやらねばならなかったと反省しています。(再犯の可能性や
彼自身の自殺を防ぐという)社会的な利益は、朝日は新潮より小さかったかな」と、
とても率直な意見を示されていました。

今回の事件報道では、全国紙の新聞とテレビキー局は、読売新聞と日本テレビ、
テレビ朝日だけが実名と顔写真を公表しました。
ラジオ局は、日テレ、テレ朝系列局(すべてではありませんが)のみ公表していた
と思います。
そして、文化放送報道部は「実名報道はしない」という結論を出しました。
「少年法の理念の尊重」と「少年の自殺後に実名を公表することに積極的な理由が
見つからない」という理由からです。

少年法は少年の保護と更生のために、本人と推測できる記事や写真の掲載を
禁じていますが、死刑が確定した場合や逃亡中で再犯の恐れがある場合は例外とされます。
今回のケースは少年が自殺してしまったため、少年法の趣旨である「保護と更生」という
前提が崩れ、結果、実名報道に踏み切る社と匿名を維持する社とに対応が分かれたのです。

文化放送は後者を選択しました。
各メディアで結論が分かれたように、QR報道部内でも議論がおきました。「少年が死亡
したため、再犯や逃亡の恐れがなくなった」「再犯や逃亡の恐れはなくなったが、
保護と更生という少年法の目的も崩れた」「容疑者として手配はされていたが、
犯人と特定されているわけではない」「少年が死亡した以上、本人から事実を
聞きだすチャンスがなくなり、実名報道により、むしろ虚偽の事実が伝わる恐れ
がある」「少年の家族への報道被害も生じる」「被害者の女子学生は20歳、
容疑者少年は19歳。少年法の年齢規定を厳密に守る必要があるのか」等々。

実は私は最後まで「匿名報道を維持する」結論を出すことには抵抗感がありました。
その理由は、実名報道にふみきった各社と同様「少年の更生のチャンスがなくなった。
19歳という年齢。事件の凶悪性」などですが、もっと心の芯を捉えている理由は、
匿名のままでいけば、この事件は輪郭が見えないまま、事実解明のきっかけもなく
、消え去っていってしまうという無念さです。

事件は、ほとんどの人にとっては遠い世界の出来事。
でもそれは、現実の社会で実際に起こっている出来事なのです。
ヒトゴトではなく、身近に起こりうる可能性を実感し、何故そんなことが起きるのか、
どうしたら起きないようになるのかを考えるためにも、伝える相手になるべく具体的に
事件の内容を伝えるべきだと思います。
事件報道の中で、被害者のプライバシー保護の動きが進む一方、被害者遺族自らが
マスコミを通して、思いを伝える場面も増えています。
それは静かに傷を癒したいという気持ちよりも尚、事実の解明や犯罪者への正当な
処罰を望む気持ちが強いからでしょう。
その意味で今回の、数社による実名と顔写真公開の意味は大きく、「匿名による
少年の保護」と「実名報道による社会的利益」とを較べると、やや後者の方に重みを
感じるのです。

とはいえ、冒頭の山口編集長の言葉同様、私も「実名報道するなら遺体発見の前で
あるべき」で、その時点で、今回の少年報道のあり方について、深く考えることを
しなかった自分への大きな反省材料となり、“ラジオなら”どんな伝え方が相応しい
のかを考えるきっかけともなりました。

投稿者 文化放送報道部 : 23:31

2006年08月24日

ーーーーーーーーー ★宏枝

きのうの取材は「新党日本誕生1周年」の記者会見。

しかしここで私は、ラジオ記者として
あるまじき行動をとってしまった!

会見の内容をレポートせよというデスク指令に
応えられなかったのだ。

「レポートになるかも」とのデスクの言葉を
「レポートはないハズ」との自分の思い込みが
かき消してしまったようで、
レポートの準備があまりにも不足していたーー
本社に送った会見音で、デスクの手により
ニュースは難なく放送されたがーー

日頃、デスクを担当する日は、
「ラジオの速報性はレポートだ」と、
記者陣に無理難題のレポートを要請するのにーー
       面目ない!猛省!!

荒井田中.jpg
(郵政民営化に猛反対した荒井広幸議員~新党日本幹事長
   &田中康夫長野県知事)

ところで、そのレポートすべき記者会見が上の写真ーー
千代田区にある新党日本の党本部で行われた記者会見。

田中小林1.jpg
(田中知事の右隣には落選中の小林興起前衆院議員の姿もーー)

先日の長野県知事選に敗れた田中康夫知事が
引き続き「新党日本」の代表に選任された。

田中文化.jpg

注目の来年の参院選への出馬には、
「人々に尽くすことが私の人生」と含みを残しーー

全員乾杯.jpg
(新党日本、1歳の誕生日を祝って、信州のりんごジュースで乾杯!)

民主党との連携では
「民主も自民も大所帯なので、どの一点において集われているのか、
 国民に見えにくくなっているのではないかーー」と
距離をおく構えーー。

田中カメラ.jpg
(田中代表、報道陣に加わって記念写真)

今後は全国を回って“元祖”車座集会を開くというがーー

会見準備.jpg
(記者席わずか12席の小さな会見場に、多くの取材陣が集まった)

存在感をどこまで示せるかーー

投稿者 文化放送報道部 : 19:40

2006年08月08日

知事の交代  担当★ 宏枝

国会担当ではありますが、都庁取材も担当したことがあって、
知事選の結果は気になります。

今回の長野県知事選で3選を果たせなかった
田中康夫知事も、4年前、自身の不信任決議を受けて出馬した
出直し知事選を取材し、対立候補にダブルスコアで
圧勝した、自信に満ちた田中知事の姿を思い出します。

全国で唯一のガラス張りの知事室。
来訪者との打ち合わせの様子を撮影しようと殺到する
テレビカメラに突き飛ばされ、
わき腹の痛みに耐えながら、電話レポートした長野県庁。

「脱ダム宣言」の象徴だった淺川ダムに案内してくれた
熱狂的な田中ファンの女性タクシードライバーさん。
ダムなど必要のない程、水量の少ない川を見下ろしながら、
いかにダムなどが不用であるのか、
いかにダム建設に無駄な費用が使われようとしているのか、
必死で私に訴えかけました。
今回、彼女は誰に1票を投じたのでしょうか。

今回の田中知事敗北の理由として、
「脱ダム宣言」などの政策の成果が見えない、
県議会対策に失敗し、県政を混乱させたーー
などの理由があげられています。

私自身が首をかしげたのは、
知事でありながら、去年の総選挙時に新党日本の代表になり、
国政にも参加したことです。
自治体の首長でありながら、国政にも携わるーー
長野県民にとって、それは県政の建て直しに背を向けたと
映らなかったでしょうか。

ただ、田中知事の政治手法に批判が高まっていたとはいえ、
掲げた政策そのものに、県民の支持は今でも高いと言われます。

知事選から一夜明けた今日、
新知事となる村井仁前衆院議員は、はやばやと
ダム建設の検討やガラス張り知事室の廃止など、
田中知事の政策や手法を全面否定する考えを表明しました。

県民はこれからの県政をどう見つめ、チェックしていくのでしょう。
あのタクシードライバーさんに、ぜひまた会って
今の考えを聞きたいーー

投稿者 文化放送報道部 : 09:33

2006年07月19日

そこからの人生 (担当 ★宏枝)

夕方5時からの「ニュースパレード」では今週から
「団塊の主張2006」というシリーズ企画を放送しています。

見てください、この生き生きした姿。

ふくしま.jpg

何だか西山弘道キャスター(文化放送を定年退職された名物キャスター、
クラリネットの名手)を彷彿とさせるような趣味人。
去年、定年を前に福島県内の町役場を辞め、
和太鼓やジャズバンドでふるさとを盛り上げようと活躍する
渡辺徳太郎さん、56歳です。

おとといの吹野記者のブログにもあるように
夕方5時からの「ニュースパレード」では
「団塊の主張2006]を放送しています。

多くの団塊世代が、来年から定年退職を迎え、
いわゆる2007年問題が目前に迫る中で、
一足先に、第2の人生を切り開いている団塊世代の方達を
紹介しようというもの。

毎年夏に「ニュースパレード」をネットする32局すべてが取材し
1テーマで1ヶ月間放送している企画もののシリーズですがーー。

今年のテーマは、報道部のデスク陣が企画を出し合った結果、
部内のコンペを経て、
私の提案した“団塊の活躍を描く”というテーマが
晴れて採用されました!(僅差での最多票だったけど)。

なぜ今、団塊なのか?
もちろん、2007年問題という大きな社会的なテーマが
あるからですがーー。

実は私自身にも思いいれが多分にあるのです。

社会人になってから
団塊世代の先輩達は、いつも私の前を歩いていました。
生き生きと仕事をし、思いっきり酒を飲み、ハチャメチャに遊んでいました。
会社での存在感も抜群!
無意識のうちに、仕事の仕方や遊び方、毎日の生活のあり方に
影響を受けてきました。

その世代が、今、過渡期です。

60歳という人生の節目を先輩達はどんな風に受けとめ、
“それから”の過ごし方を切り開いていくのかーー、
そのあとを歩く私にとってもヒトゴトではないテーマについて、

今回のシリーズを聞く人が、
何らかの答えを見つけられたらステキだと思います。

放送は今日で3日め。
職務質問ナンバーワンのベテラン警官や、サラリーマンから漁師に転身、
民宿を経営する男性(さっそくリスナーから、民宿に泊まりたいとの電話あり)、
個人動物園をつくった元おまわりさんなど、
聞いていて思わずうなってしまう人生の達人が次々と紹介されています。
マイクを向ける各局の記者さん達の優しい視線にも、
温かな印象が残ります。

静岡.jpg

 (静岡で伝統の和紙を「裂き織」という織物に織り込む松谷和子さん)

8月29日まで放送中です。聞いてください。

投稿者 文化放送報道部 : 22:51

2006年07月03日

効果的な少子化対策は?<担当★宏枝>

猪口邦子大臣が最近あちこちで
熱弁をふるっている姿がニュースなどで見られますが、
それは、ますます深刻になっている少子化問題について、
政府がまとめた対策を発表している様子なんですね。

一人の女性が生涯で出産する子供の数は
去年、とうとう平均1.25人となり、
5年連続で過去最低を更新してしまいました。

そんな傾向に歯止めをかけようと、
去年の衆議院選挙で当選したばかりの猪口邦子議員が
少子化問題の特命担当大臣となり、
厚生労働省や文部科学省とともに
新しい少子化対策をまとめたのです。

さてその対策の中身というと――

3歳未満の児童手当の増額が目玉となっていて、
子供一人あたり5000円から1万円の加算が
検討されているそうです。

その他、子供が新生児の時から大学生になるまでの支援や
女性の働き方の見直しなど何と40項目もあって、
広く支援の掛け声をかけているのですが、
それぞれが一体、どこまで具体的な内容になるのか、
今のところ全然わかりません。

それに猪口大臣は、出生率を回復できる要因として
   ①育児に父親が参加するようになること
   ②働く女性が多いほうが良い
と常々おっしゃっているのに、

働く女性の半数が正社員でないという現状の中で、
どうしたら企業の中で、
女性が出産しても働きつづけることができるのか、
父親も育児に参加できるようになるのか、
一番、解決してほしい政策が示されていないのですね。

そんな訳なので、 夕方5時からの全国ニュース
「ニュースパレード」では、
来週、7月11日(火)から4日間にわたって
「少子化シリーズ」を放送します。

取材したのは文化放送の鈴木純子アナ。
去年の春から少子化問題を追いつづけ、
去年と今年と2度にわたって
「少子化スペシャル番組」を放送しています。

鈴木アナ.jpg

  (去年5月の取材写真 野田聖子代議士と純子アナ)

今回はさらに取材を深め、
女性の雇用環境や、男性の育児参加の現実などを
掘り下げています。

少子化画像1.jpg縮小.jpg

少子化画像2.jpg縮小.jpg

  (今回の放送に登場する、子育て奮闘中の猪俣博史さんとご家族)

「ニュースパレード」をいつも聴いて下さっている方も、
純子アナファンのあなたも
ぜひ、お聴き逃しのないように。


投稿者 文化放送報道部 : 18:43

2006年06月12日

ワールドカップと父 <担当★宏枝>

ワールドカップ日本対オーストラリア戦、
あと約1時間後にキックオフです。

夕方の全国ニュース「ニュースパレード」も
トップニュースはやはりワールドカップ。
試合競技場のあるドイツ・カイザースラウテルンから
文化放送、松島茂アナが臨場感たっぷりにレポートしました。

月曜日のキャスターの角谷浩一さん。
放送前に懸命に練習した「カイザースラウテルン」の発音も
本番では難なくクリア。

DSC00147.JPG縮小.jpg

月曜日だけのコーナー「角谷の取材ノート」でも
サッカーのワールドカップがアメリカ主導の
イベントではないことや、
国籍や国境を乗り越えた大会であることなどを伝えてくれました。

DSC00148.JPG縮小.jpg

そんなこんなで、わが報道部周辺も、
今夜の試合に皆、気もそぞろ。
サッカー好きの部長はそそくさと職場を後にしたし、

「いよいよこの時がやってきたねぇ」(泊まりの民夫デスク)
「きのうの夜は眠れなかったよ。」(報道部隣の夜班構成者デスク席)
など、さまざまな声が聞こえてきます。

そして私はといえば、
8年前のワールドカップの最中に他界した父のことを
思い出してます。
4ヶ月間の闘病の末、父が亡くなった6月20日の晩、
町の飲食店のテレビ画面からワールドカップの熱戦が
写しだされていたのでした。

イカンイカンーーこんな湿っぽい話をしちゃぁーー。
でも実は湿っぽい気分なのではなく、
そんなに街が賑わっている時期にこの世に別れを告げた父が、
いかにもお祭り好きの父らしいと、にんまりしてしまうのです。

そうだ、今会社を出ればキックオフに間に合う。
今夜は仏壇の父と一緒に日本選手を応援しよう!

投稿者 文化放送報道部 : 21:05

2006年06月01日

「ハマの潮風に吹かれて」 担当★嶺岸

「民間駐車監視員制度スタート」取材の石森記者。
「クールビズスタート」取材の吹野記者。
「風俗案内所摘発」取材の扇キャップ。


フムフムーー若者たちはよく動いているな。
こんな風に世の中がいろいろ変化する日は
重要ネタ取材は彼等にまかせ、私は脇を固めようーー。


そんな年長者の配慮を持って、
今日はあえて「横浜開港祭」の取材(いわゆるヤワネタ)を
志願した私でした。
(「ウソつけ!横浜にウキウキ出かけたのは誰だっけ」by民夫デスク)
(「今日のレポート、ヤケに楽しそうだったねぇ」by小枝子キャスター)

そうです。白状します。
横浜の風に吹かれるだけで一瞬にして幸せになれる私は、
国会班に所属しているにも関わらず、
クールビズの取材を吹野記者にまかせてまでも
横浜に行く欲求を押さえられなかったのでした。


DSC00118.JPG

(開港祭イベントの一つ。エンジン付きゴムボートを操縦できるコーナー)


さて、その「横浜開港祭」取材の結果は
本日の全国ニュース「ニュースパレード」でお聞きいただけたと信じてーー。


他にも、私が横浜に注目する理由としては
358万人都市、横浜のトップに立つ中田宏市長41歳の存在。
国会議員だった中田さんが
建設省出身で12年横浜市長を続けた、現役の高秀市長に
勝算なき戦いを挑んだのは4年前。
当時、雨の中、街頭での中田さんの演説に
耳を傾ける市民の姿がほどんどなかったのに対し、
高秀市長の方は、インタビューでもぎらぎらと自信にあふれーー。
勝負は見えたかーーと思ったものでした。


それが接戦の末、中田さんの勝利。
さすが、世界に開かれた港町ヨコハマの市民は進取の気風にあふれているなぁと
内心、思ったものでした。


あれから4年の中田市政は、「日産スタジアム」のネーミングライツなどで
市の借入残高を減らしたり、
分別によるごみ削減30%削減を成功させたり、
ひとあし早くクールビズを始め、国(つまり小池環境大臣)にも薦めてみたりーー等々、
その実行力が全国の自治体から注目を集めています。


小泉さんに似て、パフォーマンスが目立ちすぎるーー
弱者に冷たいのではーーなどの声も聞こえますが、
今年3月の市長選で8割の得票率で再選されたのは、
中田市政にいましばらく期待したいという、市民の声の反映といえるでしょう。


さて、その中田市長がきのう、文化放送のJスタジオに
現れました。
「邦丸ワイド ごぜんさま~」の収録だったそうで、
それを知った民夫デスク「宏枝ちゃん、中田さんにコメントもらおうよ。」
「オウ、ガッテンショウチ!」と録音機持って
スタジオにかけつけたものの、
「今日は市長としてではなく、プライベートのお話をしにきたものでーー」
との事務所側の返事で、取材かなわず。
収録時の写真のみの紹介です。

nakata.jpg

(放送日は邦丸ワイドで7月3日(月)から7日(金)だそうです)

さて話を戻して、開港祭取材の帰り道のFMカー内で交わされた
お馴染み、張替&タキちゃんの会話。
張替ドライバー「横浜にくる時に見た東京湾の潮が引いてた。
引き潮の時間だったのかなぁ」
タキちゃん「そうですねぇ、今日は日差しが強かったですからねぇ」
張替ドライバー「オイ、タキ、潮の満ち引きって一日何回あるか知ってるか?」
タキちゃん「ハイ、朝昼晩の3回ですよね」


私は心地よく疲れた体を、ゆっくりシートに沈めました。

投稿者 文化放送報道部 : 22:37

2006年05月10日

GOALが近づくとーー(担当 ☆嶺岸)

通常国会の会期末まで、1ヶ月余り。
与野党とも6月18日のGOALをにらんだ動きが
激しくなってきた。

審議中(あるいは審議予定)のどの法案を成立させるのか、
阻止するのか、次の国会に持ち越すのか、会期延長をしてでも
成立させるのか。
残る日程と世論へのアピール度などをにらんで、
与野党とも国会対策を協議する時間が増えてきた。

今、焦点となっている法案の一つが「共謀罪」。
悪事を実行しなくても、
事前に相談、合意しただけで罰せられる「新しい罪」だ。
もし途中で「やーめた!」と犯行を思いとどまってもだめ。
犯罪者とみなされてしまう。

そんな共謀罪の審議が、
今日も衆議院の法務委員会で行われた。

DSC00098.JPG


「共謀罪」について与党は、国際的な組織犯罪の防止に必要だと主張し、
野党は、犯罪集団だけでなく、市民運動なども疑われるなどと反対し、
修正案を提出している。
そんな与野党の動きも、会期末をにらんで緊迫してきた。
今日はいよいよ与党側が、審議を打ち切って強行採決するのではないかーー
ということで、委員会前には大勢のマスコミがーー。

あれ?混雑する委員会の出入り口前に、見覚えのある顔がーーー。
そう、混乱を防ぐために警備にあたっている衛視の男性。

仲良くしている○○さんだ。

DSC00099.JPG(廊下の奥の方に立つ衛視さん)


国会が混乱しそうな時、私たち報道陣と同様、現場にかけつけなければばらないのが
国会内の警備を担当する衛視さん。
現場で鉢合わせになるチャンスが多いだけに、
顔なじみになることがある。

特に今日の衛視の男性は、かつて私がスキャンダルで辞任する議員を追いかけた時、
それを阻止しようとした彼のホッペタを、
我が“22センチのマイク”で
思い切り突き上げてしまったのだ。
それがご縁(?)で仲良くなった衛視さんだった。

混乱から議員の身を守る衛視さんは、私たちにとって、
時に厄介な存在(ごめんなさい!)で、
追いかける議員の前に立ち塞がれると、
「ちょっと!じゃまよ!どいてどいて!」と
邪険にしてしまう。
でも、それは仕事上のことで仕方がない。
多くの衛視さんは人柄が良く優しいから、普段は会うと世間話などをする間柄になる。

「ヨッ!元気?」(彼)
「久しぶりですね。今日は強行(採決)やらなそうですね。」(私)
「うーん、今日はないんじゃない?実際どうなの?」(彼)
「与党が(法案の)再修正に応じると言ってるから、
          採決はもう少し先でしょう。」(私)
などと、さりげなく情報交換。

結局、今日の委員会での強行採決はなし。
私のレポートも、衛視さんがラジオマイクで頬を小突かれる混乱もなかった。
でも、その事態は週末に持ち越されるだけで、金曜にも
与党が強行採決に踏み切るとの見方が大勢だ。

DSC00101.JPG
(委員会後、廊下で報道陣のぶら下がり取材に応じる与党議員)

しかしそれでいいのか!?
与党案には共謀の具体的な意味や、適用される団体など、まだまだあいまいな所がたくさんある。審議時間の長さだけで結論付ける段階でもない。

何事も締め切りが近づくと、あせって結論を出したくなるが、
あとで後悔しても、成立した法律はそう簡単に改正できない。
会期末に左右されずに、ぜひ納得いく法律を作ってください。
(あんたのブログは、もっと早めに仕上げなさいって?ハイ、わかってますーー)

投稿者 文化放送報道部 : 23:24

2006年04月26日

壊すことと作ること  ★ 嶺岸

小泉政権が誕生して5年が経ちました。

今日は国会取材担当の私、嶺岸に、デスクからのレポート要請あり?
と勝手に思いきや、「姉歯容疑者ら8人逮捕!!」のビッグニュースの前に
「小泉政権5年の功罪を検証!」などという、
嶺岸の勝手なレポート構想は泡と消えたのでした。

姉歯氏らはどこから出頭するのか、いつ警視庁に入るのかーー
警視庁や築地署などを奔走する社会班記者(今日は扇・高尾・石森記者)を尻目に、
私の一日は、
民主党議員のオフレコ取材(直接、記事にはしない取材のこと)、
粛々と続く委員会の審議ながめ、
国会や官邸周辺のぐるぐる歩きという、
のんびりムードいっぱいのものとなったのでした。

しかし、一日国会内外を歩きまわるだけでも、この5年間の移り変わりをまざまざと
見せ付けられました。

まずは、下図の左がわ、旧総理官邸と右の4年前に完成した現総理官邸。

旧官邸.JPG新官邸.JPG


遠景なので、違いがよくわかりませんが、
中身は大違いです。

旧官邸では、2階にあった総理大臣の執務室まえに、
記者はいつでも貼りつくことができ、
総理の出入りの時には、話し掛けたり、表情を
読み取ることができました。
現在の官邸では、記者はあらかじめ取材を許された場合に、
その会場や部屋に通されるのみ。

官邸の出入り口は複数あるので来客も把握しきれず、
二重の廊下が存在するなどの設計を施しているため、
総理の行動はほとんど読み取れません。

毎日マスコミの前で短くコメントする「総理ぶら」のおかげで、
一見、総理の存在が身近に感じられるように思いますが、
実際には以前より取材のしにくい遠い存在になっていることは事実です。

次の一枚は、今日の国会審議の一幕。
参議院の行政改革特別委員会の模様です。

行革特・川崎.jpg

紫の洋服の女性は
自民党の川口順子議員。
左側に座るのが小泉総理。
川口議員は小泉内閣発足時に環境大臣、外務大臣をつとめたあと、
今は、席を答弁側(左)から質問側(右)に移しての政治家生活。
5年の変遷を感じさせます。

最後の一枚は、永田町にある自民党津島派(旧橋本派)の事務所前。

津島派.jpg

毎週水曜の昼時に、津島派の幹部会があるため、
終了後、出てくる派閥議員に記者が幹部会の様子を聞いている光景です。

かつて旧橋本派に野中広務氏や梶山静六氏が所属していたころ、
この場所は政権を動かす中枢の場所として
取材におしかける記者でごった返したものでした。

小泉内閣5年間で、確かに自民党の派閥の勢力図は変わりました。
が、派閥がなくなったわけではなく、
文化放送にレギュラー出演している田中真紀子代議士いわく、
「利権の権力構造が左から右へ移った、つまり森派にシフトしただけ」。

また、例え派閥がなくなったとしても、
それが国民にとってプラスに働くことにならなければ
意味がありません。

5年前、国民は確かに、
「官僚に依存せず、派閥の意向に左右されない強い総理大臣」の誕生を望みました。
でも、その5年後の記念すべき日のニュースが、規制緩和を背景とした
耐震偽装関連のニュースにかすんでしまったことは、
奇しくも小泉政権の功罪を象徴した出来事に思えます。

建築確認を民間に代行させるようにした8年前の法改正――。
小泉政権が決めたものではないとしても、
これを放置しつづけたことは事実ですから。

制度を壊すことも大事ですが、私たちにとって一番大事な
「安全」や「平和」を作る作業が
5年の間に埋もれてしまっているような気がしてなりません。


投稿者 文化放送報道部 : 23:29

2006年03月30日

ニュースパレードがリニューアル!(担当☆嶺岸)

今週から放送で何度もお知らせしているので
ご存知の方も多いと思いますが、
4月3日(月)から「ニュースパレード」が新しくなります。

これまでの高橋小枝子キャスターと野中直子キャスターに加えて、
新しく政治ジャーナリストの角谷浩一さんと水谷加奈アナが加わって、
毎週月曜日に、ニュースの「なぜ?」と「今後」にこだわった
新バージョンの放送を展開します。

今日は新キャスター二人の写真大公開!!

新キャスターOA後.JPG

新キャスターOA中.JPG
 ↑3月23日のランスルー(本番同様のテスト録音)にて。
   “まだ表情が固い…”

ますますシャープにわかりやすく・・
来週からの「新ニュースパレ-ド」(PM5:00~5:15)
ぜひ聴いてください。

投稿者 文化放送報道部 : 20:08

2006年03月06日

世代交代はストップ? (担当★嶺岸 )

今日の取材は、日本記者クラブ主催の
自民党前副総裁、山崎拓さんの講演。

今は党の「安全保障調査会長」をつとめる
山崎氏の主たる話の内容は
「米軍再編」「陸自のイラク撤退」
「防衛庁の省昇格」など、
国の安保政策に関わる話。

けれども、記者達の一番の関心事はやはり、
「自民党総裁選=ポスト小泉に誰を推すのか」
ということ。

総裁選には山崎氏自身も出馬の意向を示しているが、
それは派閥の長としての、ある意味「お約束事」。

総裁選が行われる9月までの
長い長い期間に繰り広げられる駆け引きに
キーパーソンの一人としての発言権を
確保しようという意思表示(でしょう)。

その山崎さんの講演の中で引っかかった一言。

「(メール問題の責任をとって辞任した)
民主党の野田国対委員長の後任に
73歳の渡部恒三さんが就任したことは、
今後の人事に参考になる」ーーーー。

民主党の前原代表が
メール問題の対応に失敗したのは
「若くて経験が足らなすぎる」という声もあがる中、
自民党の総裁も、安倍さんでは若すぎる、
というメッセージの発信か?

そういえば、安倍さんを推す自民党の若手からは
急激な世代交代を止めようという力が
党内に間違いなく働いているとの声が聞こえる。

やはり、民主も自民も、そして公明党にも波及しようという
世代交代の流れを
止めるだけの力が湧き上がるんだろうか。

ところで、山崎拓さんは、ニュース以外にも
文化放送の番組に何度か出演している。

記憶に新しいのは
2001年6月、小泉政権発足直後に放送した
「政党党首焼き鳥対談」と
続編の「政党党首ブランチ対談」。

いずれも小泉総理の代理として
野村邦丸アナがパーソナリティを勤める
ワイド番組に出演。

「焼き鳥」の方では、事務所に持ち込まれた
焼き鳥と日本酒をおいしそうに飲み、
カラオケで好きなのは「演歌」、
歌う曲は「白いブランコ」???などと
さんざんにボケながら、
邦丸アナに思う存分突っ込まれていた。

「ブランチ対談」では、
好きな食べ物を「長崎ちゃんぽん」(福岡出身なのに)
と紹介し、「うまいうまい」と食べ終えて放送を終えた。
その人なつこさは政界で5本の指に入る(と思う)。

政治評論家の岩見隆夫さんは、
山崎さんを「にかわ政治家」と呼び、
人と人との関係を固めて勢力を広げる政治家と
評価している。

YKKの一員として、かつて
小泉さんと加藤紘一さんの接着剤役を果たした
山崎拓さんはこれからどんな役割を演じるのだろう。
今の政権との間には
相変わらず隙間風が吹きつづけている気がするけれど。

投稿者 文化放送報道部 : 20:06

2006年02月01日

頭は決まった!ライブドアだ!

今日のニュースデスクが午後3時頃に発した叫び声です。

どういう意味かというと
“PM5:00からの全国ニュース「ニュースパレード」の
トップ項目が決まった“
ということ。

叫んだのは、衣笠聖也デスク。
社内の異動により、ニュース制作の仕事からは
いったん離れるため、
ニュースデスクの仕事も今日が最後です。
トップ項目に気持ちをこめるあまり、
思わず発した一言だったんだろうなぁ。

衣ちゃん顔.jpg
(自ら録音カットのテープ編集をしている衣笠デスク)

今日のニュースの並びは
① ライブドア株、ついに100円割れ
② 額賀防衛長長官が防衛施設庁の解体を表明
③ ブッシュ大統領が一般教書演説
④ JR西日本の新社長が記者会見
⑤ 酒販組合元事務局長初公判
⑥ 三宅島避難解除から今日で1年
⑦ プロ野球、きょうからキャンプイン

衣ちゃん.jpg11.jpg
 (第1スタジオでニュースパレード本番のQ振り)

事件が起きて色めきたつ日に較べると、動きがなく、
デスクにとっては頭を悩ませる一日だったはず。

そんなきょう一日の出来事を、衣笠デスクは
ラジオ大阪さんのJR西日本レポート、
高尾記者の酒販組合裁判レポ、
飯塚アナのキャンプインレポなどを含め、
すべて一人で、簡潔に構成しました。

廊下.jpg
(この廊下の先、左側に第1スタジオがある。
  デスクは放送素材を持って、放送数分前に
  この廊下を走る)
        
 
聴きやすくわかりやすい「ニュースパレード」でした。
お疲れさま。
また絶対、一緒にニュース作ろうね!

  (ブッシュ大統領の演説の編集しか手伝わなかった嶺岸)

投稿者 文化放送報道部 : 21:06

2006年01月16日

国会が始まる

今週末20日(金)から通常国会が始まるので、
国会の中は、しばらく前から部屋替えや故障箇所の修理作業などに
余念がありません。
電球取り替え中.JPG 改修工事黒板.JPG
                 (参議院の廊下の照明を付け替えている)

そして明日はヒューザーの小嶋進社長の証人喚問。
今日の静けさから一転、明日は怒涛の国会になります。
(ちなみに我が文化放送では、朝から丸1日、証人喚問の中継や解説、
総まとめなどを番組内できめ細かくお伝えしていきます。)
第一委員室.JPG 扉.JPG
                (小嶋氏が喚問を受ける衆議院の第一委員室
                   ~今日は固く扉が閉ざされている)

ところで、今年の成人の日、高尾記者が成人式に出席した若者たちに
“次の総理大臣は誰が良いか”と質問すると、
かろうじて「小泉さんみたいな人」とか
「杉村太蔵議員みたいな人」などの答えが返ってきたくらいで、
総じて無関心、野党議員の名などは一人も出なかったといいます。
これは、国会担当記者からするとちょっと寂しいーー。
せめて一人でも、民主党(野党第1党だもの)の前原代表の名前くらいは
挙げてほしかったーー。
もっとも、自分が二十歳の時、果たしてどれくらい政治に
興味があったかーーとても胸を張れる返答などできません。
議会場.JPG
                 (開会式が行われる参議院本会議場。
                   ~傍聴者への解説用に「議長席」や「大臣席」などの張り紙がある)
                    
それなら、記者として、人生の先輩として、
国会で起こることがこれからの人生や生活にどう関わって
いくのか、ちゃんと伝えなければーーと、思わず気持ちを
引き締めた今日一日でした。(嶺岸)

投稿者 文化放送報道部 : 20:12

2005年12月30日

頑張るネット局

32局の共同取材で作られる「ニュースパレード」。

きょうは今年最後の放送――ということで、2005年3大ニュースのリレーリポート。
取材した各局から、貴重な写真とメッセージが届きました。
このブログを夕方5時前にご覧の皆さん、
ブログ画面を見ながら番組(文化放送他31局でPM5時から放送)を聞くと、
臨場感が2倍伝わります。(嶺岸)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「愛・地球博」取材
(東海ラジオ 安蒜豊三アナウンサーよりメッセージ)
10月24日の写真です。
民間のガスパビリオンとスペイン館と隣接の
ブルガリアです。
仕事の面のみならず、自宅に外国館スタッフが
ご飯を食べにきてくれたり、旅行にいったりと
家族で万博の分け前を頂いただけに
かなり、切ない思いにかられました。

ガス.JPG

スペインDSC01213.JPG

現在、協会によると
民間パビリオンほぼ撤去終了。
北・西ゲートも撤去済み。
外国館の部材はリユースに向け作業中も
難航。リユースを受け入れる市場が
ないという課題があるようです。
ゴンドラの引き取り先も交渉中。

来年もよろしくお願いします。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「JR福知山線脱線事故取材」
     (ラジオ大阪 志知直哉記者)
ご本人より無理やりご自分の写真を提供していただきました。

しちさん.jpg

志知記者は今年「空襲警報を録音していた少年」の取材で
「ニュースパレード賞・最優秀賞」
(ニュースパレードで最も優れたニュース記事を
   制作した人に贈られる賞)を受賞するなど、大活躍でした。

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「耐震強度偽装事件」取材
      (文化放送 高尾益博記者)
耐震偽装事件だけでなく、事件現場をくまなく飛び回る新人記者。
今日のレポートは、あたためた取材を高橋民夫先輩の指導のもとに制作。

耐震擬装が発覚した都内のホテルです。

マンション写真.jpg


このように全国の記者がニュースパレードにニュースを届けています。

各局記者さん、来年もよろしくお願いしまーす。

投稿者 文化放送報道部 : 16:28

2005年12月14日

「喚問に始まり喚問に終わった一日」

ニュースパレードデスクをピンチヒッターで担当した嶺岸です。
本当は衣笠デスクの日だったんですが、急遽警視庁の仕事が入ったため
私が代わりました。
それが今年一番という程めまぐるしい日となろうとは!!!

そうです。今日は国会で耐震強度偽装問題の証人喚問。
朝9時半から夕方5時半まで国会から送られてくる音声を録音し
編集しまくり、原稿書きまくりの1日でした。
報道の文化放送はさらにワイド番組でも特別ニュース枠を作り、
いつもよりはるかに多い報道の仕事量でした。
証人喚問の音は出来るだけ新しいものをと、
昨日那須さんが書いたように
録音を取ってすぐに編集してオンエアする「取って出し」がほとんど!


終わってみれば写真のように山積みになった
証人喚問のテープの山。山。山。
テープの山.jpg

でも定時ニュースは白井アナ、ニュースパレードは高橋小枝子アナが
音を上手く織り交ぜながらしっかりと伝えてくれましたよ。
さらに国会の鈴木ビン記者。ビンちゃんのブログにもあったように
今月は記者クラブの幹事業務で身動きが取れないのに、毎時間のレポート。
さすが「国会キャップ」は頑張ります。

下の写真は白井静雄さんのニュースの原稿メモ。
要所要所を的確にメモをしてニュースで伝えてくれました。
白井さんの原稿.jpg

証人喚問は姉歯証人がすべてを認めたのに対し、
他の証人たちとは証言の食い違いがあり、
まだまだ真実は闇という感じですが、
今後司法の手で明らかになっていくものと思われます。
私たちも真実をいち早く伝えていきますのでよろしくお願いいたします。


投稿者 文化放送報道部 : 18:31