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2008年06月11日

地下鉄に乗って(担当☆石森則和)

浜松出身の僕が、生まれて初めて地下鉄に乗ったのは
大学受験のために上京したときでした。

隣のシートに、
どこかで見たようなかたが座られたと思ったら

「三木のり平」さんでした。

「おお!
『江戸む☆さき』が隣にいるだら!
さすが江戸だにぃ!」

・・・と、遠州弁で変な納得をしたものです。

地下鉄といえば先日、
浅田次郎さん原作の映画
「地下鉄(メトロ)に乗って」をテレビでやってました。

僕はこの小説が好きで
「へえ、原作に忠実だなあ」と思いながら見ていたら

喫茶店のシーンで
奥の席でコーヒーを飲んでいるオジサンは、
どう見ても浅田さん!(笑)
・・・お茶目です。

この作品は
主人公が「地下鉄が開通したばかりの東京」に迷い込むところから
物語が動き出すのですが、

確かに「地下鉄」って、
異世界と繋がっている気もします。

ともあれ地方出身の僕にとって、地下鉄は
「東京を象徴する乗り物」のひとつです。

さて、今週の土曜日。
東京メトロ、「最後の地下鉄」が開通します。
東京メトロ9番目の路線、「副都心線」。
かおどーん!.jpg


「最後の」というのは、
未来永劫地下鉄を作らない!という意味ではなく、
「東京に計画されてきた地下鉄は
延伸も含めてすべて完了する」という意味です。

試運転.jpg

副都心線は東京13号線として
昭和47年に、原型となる構想が示されました。
新宿三丁目.jpg

学生時代に僕が一人暮らしをしていた池袋の近くでも
ずうううっと関係する工事が行われていて、
あまりに工事が長いものだから
「そこにあって当たり前の風景」として感じていました。

思い出の中には、
いつも「あの工事現場」があります。
それだけに副都心線開業には
感慨深いものがあります。

側面.jpg

きのうはマスコミ向けの試乗会が行われ、
僕も200人の報道関係者と一緒に参加しました。
ガラス戸.jpg

地下鉄・副都心線は「池袋―渋谷間」を11分で結ぶほか 
埼玉県の和光市駅で東武東上線、
小竹向原駅で西武有楽町線・池袋線と、相互に乗り入れます。
更に4年後には、渋谷で東急東横線と直通運転、
「副都心を中心に、埼玉、横浜が繋がることになります」
Wスクリーン.jpg

明るく開放的なホーム、
吹き抜けのある駅もあります。
雑司が谷ベンチ.jpg

車両は、未来的なフォルムですが
路線カラーがブラウンなので
渋いというか、落ち着いたイメージを持ちました。
鉄道大好き.jpg
(↑営業一の鉄道ファン!見よ!この幸せそうなお顔を!)

シートは明るい山吹色、
車両と車両をつなぐドアは大きな強化ガラスでできていて
治安の面でも配慮されています。
はしなみ.jpg
(モデル:はしやまなみさん)

大江戸線など、最近の車両はコンパクトなものが多いですが
この10000系(すごい名前だ・・・)は幅も広く、
天井も通常より20センチほど高くて
混雑時でも窮屈さは薄まりそうです。
電車天井.jpg


今回は「新宿三丁目駅」から乗ったのですが、
ここはかつての宿場「内藤新宿」をモチーフにしており
壁には縁の「藤色」があしらわれています。

また、通路の真ん中は、
ガラススクリーン(透明な壁)で仕切られているのですが
よく見ると、宿場町を行き来する江戸の人々の姿が施されています。

開通すれば、
「21世紀の乗客と、江戸時代の人々の姿が重なる」という趣向でしょう。

車両もホームも、すっごく未来的ですが、
雑司が谷の駅の出口を出たら
目の前に豊かな緑が広がっていました。

数分前まで
新宿のデパートの下にいたのにね。

初夏の日差しの中、
目の前に
幅の狭い線路が横たわっているのに気が付きました。

視線をあげると、
昔ながらの都営荒川線が、
のんきにトコトコ走ってきました。

あは、
学生時代と
なあんにも変わってないや。

本当に
タイムスリップしたのかと
思っちまったぜ。

投稿者 : 2008年06月11日 00:00