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2006年10月25日

今日もライブドア公判(担当☆たかお)

こんばんは、「まだ」新人のたかおです。
最近は専らライブドア事件や
耐震強度偽装事件などの裁判を傍聴しています。

先月4日から始まったホリエモンことライブドア前社長の
堀江被告の裁判も今日で18回を数えます。

罪状認否が注目された初公判、
かつて「側近中の側近」と呼ばれた元財務担当取締役の
宮内被告(分離公判中)が証人として出廷した証人尋問など…。
初公判の1回と宮内尋問5回中の初回は
マスコミの注目度が高かったのですが、
日に日に記者の数も一般傍聴希望者も減って行く一方。

次の注目は11月から行われる堀江被告に対する被告人質問。
初公判以来、口を閉ざしたままだった堀江被告が何を語るか、
また慌ただしい動きになりそうです。

「中だるみ」と思われがちな証人尋問ですが、
初公判の後半から今日の18回目まで10人以上が
検察側の証人として出廷。
宮内・中村・岡本・熊谷被告(4人とも分離公判中)の元幹部のほか、
ライブドアやその関連会社、
そして粉飾決算の舞台となったファンドの業務執行組合や管理会社などの
取締役や財務部門の実務を担当した社員など。
次回以降、弁護側の証人がやっと登場します。

前置きが長くなりましたが、現在の状況はどうなっているのか?

堀江公判を傍聴しているところ、弁護側に有利なように思えます。

どういうことか?
検察側の証人に「格好の材料」とも言える宮内被告が採用され、
検察側が描く「堀江被告主犯説」に沿った証言が得られることなっていました。
全面無罪を主張する堀江被告に対して、
宮内被告は起訴事実を全面的に認めているため、
宮内証言は堀江被告の主張を覆すかと見られていました。

確かに、宮内被告は「堀江の指示だと思いました」などと証言し、
「どう?どう?株価どう?」と堀江被告のモノマネを見せる余裕すらありました(9月15日)が、
弁護側の厳しい追及にしどろもどろな回答を連発(9月20・25・26・29日)。
ついには「疲れたので休廷にして下さい」と裁判長に申し出るまでに至ります(9月25日)。

では、弁護側が何を明らかにしたか?
それは宮内・中村被告が香港へ出張した際に設けたとされる個人口座に
いくつかのファンドを通じて会社の資金を流していた横領や背任の疑いがあること。
この資金の流用については宮内・中村被告とも
「生活費に使った」などと認めています(9月25日・10月4日)。

ここから弁護側は堀江被告の了承なしに、
宮内・中村、そして沖縄で自殺したされる野口氏などが
財務やM&Aに精通していて、自社株売却のスキームを考え出したとして、
「宮内主犯説」を主張します。

それ以外にも細かな証言はありますが、
検察側の「堀江主犯説」と弁護側の「宮内主犯説」がしのぎを削っている状況です。
この中で「弁護側に有利なように思え」る理由は
 ①堀江被告が決算を粉飾するよう指示・了承したと言われる文言が
  「いいですよ」「大丈夫です」というだけで、具体性に欠け、
  特に宮内・中村証言が二転三転することが多かったこと、
 ②宮内・中村被告の横領・背任疑惑について
  裁判所も積極的に質問していること(特に10月13日)、
この2点が挙げられます。

確かに上記の2点だけでは「弁護側の主張が正しい」と
言えないことは分かっています。
検察側の主張にも理に叶う部分もあります。
ただ傍聴している一記者としての心象に過ぎません。

レポートでは微に入り細に入るため、
具体的な犯行状況などについて説明は出来ません。
今後の裁判の行方に注目します。


「まだ」新人 たかお

投稿者 : 2006年10月25日 18:07