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2006年10月02日
臓器移植の法案審議は? ☆ 宏枝
国内で初めて臓器移植の売買で
逮捕者が出てしまった。
親族でない女性から、謝礼を約束して腎臓を提供してもらった男性と、
臓器提供を仲介した内縁の妻が摘発されたのだ。
腎臓の移植は、心停止後の患者からの移植と、
生体移植とがあり、
生体移植の場合は、原則として親族間に限っている。
今回初めてこの法律に違反した
逮捕者が出たのだけれどーー。
そもそも、腎臓に限らず
あらゆる臓器について、提供者の数が
圧倒的に足りない。
腎移植で言えば、
移植を希望する患者は全国で1万1千人を超えるが、
去年、心停止した患者からの腎移植は144件しかなかった。
その他、肺の移植希望者124人に対して、
去年の移植は5件。
肝臓は希望者120人に対して
去年の移植7件。
それでも腎臓や肝臓は生体移植が可能だが、
脳死でしか移植がかなわない心臓病患者では、
海外での移植を目指すケースが増えている。
また、生体間移植についても、
一昨年、河野太郎代議士(父親の河野洋平氏に肝臓を
生体間移植)に取材した時、
「移植後の体調不良を経験したことで、
生体間での移植は増やすべきではないと思った」
との意見を聞いた。
臓器移植を推進する法案は、
その河野太郎代議士を中心に作成され、
先の通常国会にも提出されたけれど、
審議されずじまいだった。
せめて今回の事件が、
審議の後押しになればいいのに、と思う。
投稿者 : 2006年10月02日 20:22