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2006年07月11日
ミサイル発射と報道フロア(ノーカット版)=吹野=
“その日”は気懸かりな事を抱えたまま、泊まり勤務に入りました…。
炊飯器、「保温」にしてきちゃった…。 まいっか、朝イチで帰れば。
その日は何事もなくQRに着き、いつもの「泊まりメンツ」と合流。
“発生もの”がなかったので
「ケンタでも取るぅ?」…的なノリで始まりました。
7月4日の夜勤務…。
ミサイルが発射されたあの夜、吹野と石森記者に何が起きたか…。
時系列で書いてみます。
20:00 ケンタ届く (←そこから書くかフツー?)
21:00 朝用ニュースの原稿書き始め (↓のんきにケンタ)
03:50 ディスカバリーの発射ノイズをニュース音声にUP
04:00 W杯の準決勝キックオフ
04:10 速報「北朝鮮より日本に向けミサイルが発射された」
凍りつく石森記者と吹野。
放送中の『走れ』のAD君が報道にすっ飛んできました。
「詳しい情報が入ったら教えて下さいっ!」
(この時点ではNHKしか速報を打ってない。これが誤報だったら…)
石森記者と手分けして(…ぃゃ、多少かぶりながらも)
内閣府や防衛庁、外務省に電話しまくっていると…民放テレビが一斉に速報
04:30 「北朝鮮から日本に向けてミサイルが発射されたもよう」
「ま、マジっすかーーーーーーーーーっ!?」
このあと、怒涛のミサイル騒ぎに巻き込まれていく2人でした!↓
一気にエンジンがかかる報道フロア。
カップめん咥えたまま凍りついていたバイト君と
秘密すぎる秘密兵器・石森記者、
そして報道部の「労働一号」吹野が
情報収集と指示のための電話大会となりました…。

<報道部> <政府の動き>
04:10 速報入電「北朝鮮が日本に向けミサイル発射」 関係閣僚による判定会議スタート
04:30 速報入電「ミサイルは日本海に着弾したもよう」
04:30 北海道で休暇中の部長に連絡
04:30 嶺岸記者(都内在住)に官邸カバーを要請
速報原稿書き上げ
04:50 時事と共同から速報配信スタート
04:56 『走れ』で石森記者速報レポート
05:00 『なま朝』で速報ニュース
05:15 速報入電「ミサイルは2回発射か?」 防衛庁・防衛会議スタート
峰岸記者総理官邸到着
05:20 速報入電「着弾地点は稚内の西南西500キロ」
05:40 速報入電「ミサイルは4回発射か」
06:00 速報入電「テポドンⅡも発射か」 外務省・緊急対策本部設置
速報入電「ミサイルは3回発射」
『なま朝』定時ニュースで速報
06:15 『なま朝』会見生立ち上げ → 安倍官房長官・緊急記者会見Ⅰ
06:25 速報入電「テポドンⅡ含む3発の発射」
06:30 『プラス!』嶺岸記者官邸レポート 小泉総理官邸入り
07:00 『プラス!』定時ニュースで続報
『プラス!』石森記者続報レポート 総理官邸・安全保障会議スタート
07:30 速報入電「4発目の発射を確認」
08:00 速報入電「5発目のノドンを発射」
『プラス!』石森記者続報レポート
高尾記者が早めの出社→官邸カバーへ
08:25 『プラス!』石森記者続報レポート 安倍官房長官・緊急記者会見Ⅱ
08:30 高橋小枝子キャスター出社
『ごぜんさま~』石森記者続報レポート
定時ニュース原稿書き上げ
09:00 速報入電「さらに2発を発射できる状態」
文化放送ニュース(続報)
高橋記者を防衛庁の会見カバーに配置
高尾記者を外務省の会見カバーに配置
吹野引き続きフラッシャー(原稿書き)に
09:30 速報入電「6発目のミサイルを発射」
高尾記者を警視庁カバーに変更
石森記者を外務省カバーに変更
09:40 麻生外務大臣・緊急会見
10:00 文化放送ニュース(続報)
10:10 額賀防衛庁長官・緊急会見
10:15 バイト君アップ
←もうこのへん覚えてないっス
12:00 文化放送ニュース
あいにくこの日は3人の記者が休み。
パズルを解くように、少ない人数で関係省庁をカバー。
通信社から送られてきたニュース素材は100本以上。
同時に
韓国の海洋調査船がEEZに侵入してきたり、
緊急会見の情報が入ってきたり…。
「情報整理」と「原稿書き」と「編集」、そして「ジャッジ」を同時に迫られる朝でした。
もぉ疲れまひた…
ほかの記者が出社してきたとき、どんだけホッとしたか…。
一段落したのは午後イチです。
戦闘状態だった報道フロアを出ると、
四ツ谷やJRには「日常」が広がっていました。
着弾した後のニュースだけ見ている人は
「大騒ぎするほどではないんでない?」と思うかも知れませんが
発射速報をリアルタイムで受けていると
今まで感じた事のない“恐怖感”を覚えましたよ。
日常の駅を抜け、日常の自宅に着きました…。
部屋に着弾してなくてよかった…。
ハッ!
のんびりしている場合ではありませんでしたっ!
事件は日本海で起きてるんじゃない!うちの炊飯器で起きてたんだっ!
「おそいよぉぉ…」
息も絶え絶えで迎えてくれたのはマイ炊飯器でした。
ワオ、見たこともない数字が。↑ ※見えにくいけど「保温:24時間」
そして見事に黄ばんだマイご飯…。
中田ヒデよろしく、天を仰ぎながら泣きました。キッチンで(嘘)。
内勤デスクとしての“洗礼”を、テポドンから受けたこの日。
なんか悔しいので鉄火丼作りました。
テッカドンⅡ
泊まりデスクとしてもう怖いものはありません。
いや、多少すべっても。
業務連絡:
7発目、知りませんでした…爆睡っス。
投稿者 : 2006年07月11日 23:59