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2006年04月27日
矜持(担当☆石森則和)
緊迫した場面に立ち会うことはしばしばです。
また、被害者がいる事件を取材することもしばしばです。

(堀江被告が保釈された東京拘置所前)
ですから被害者や家族、
また加害者の家族の気持ちを
心においた上での取材活動は
取材者として最低限のモラルであり、
また矜持であるべきだと思います。
時にはある程度踏み込まなくては
いけないことはあっても。
でもね、
がっがりしたことが。
取材現場に中高生?の女の子が現れ
テレビの報道番組でレポーターをつとめる若手男性アナウンサーに
サインを求めにきたり一緒に写真をせがんだり。
きょうの現場でも、
先日の子どもがなくなった事件の現場でもありました。
勘違いして頂きたくないのは
その子達を責めようというのではないのです。
責められるべきは
嬉々として応じている若手アナウンサーです。
・・・なんだちみは?
事件で多大な被害をこうむったかた、
命を落とした子どもがいる事件の現場で
与えられた放送時間を
それなりにうめりゃあいいって思ってんのか?
あとは、そんなことしてていいのか?
その世間知らずの子供たちに
君が伝えなければいけないことはそれか?
それで本当に現場でおきていることを
きちんと消化して伝えているつもりなの?
どれだけ君は
エラいのだ?
僕は、14年もマイクの前で話す仕事をしているけれど
同業者のみんなに伝えたいのは
マイクの前にいられるということを
当たり前だと思ってはいけないということです。
言葉はとても無力ですが
言葉でしか
どうしても届けられないものがあります。
僕も何度も助けられました。
なのに慣れすぎてしまうことで
そんな大切なことを忘れてしまうプロがいる。
有名人や偉人や政治家とつきあうことで
自分までエラクなっちゃうプロがいる。
でもそんなのプロじゃないですわ。
たとえアホな番組でも
不本意な仕事であっても
たった数分の出番でも
名前が売れていなくても
プロであることの証しは
「矜持」だと思います。

(アンテナじゃないよ、テレビ局のカメラ。塀の中を映そうとしているんだ)
エラソーに書きましたが
謙虚に反省しなきゃいけないのは
もちろん
僕自身もだな。
投稿者 : 2006年04月27日 22:16