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2006年04月20日
トマトな気持ち(担当☆石森則和)
近所のおじさんに、
道でツヤツヤのトマトを頂きました。
朝、かぶりついたら
一足早く初夏の香りがしました。

おじさん、昔からこの町に住んでますが
新参者ばかりの集合住宅に住む若造の僕にも
よく声をかけてくださいます。
・・・さて。
東京・上野の繁華街で、
街頭に防犯カメラが設置されたことを多くの人に知ってもらい
安心して上野に遊びにきてもらおうと
「街頭防犯カメラ設置パレード」が行われました。
今回設置されたのは360度見渡せる最新式のものです。

今回、警視庁が上野に設置したカメラは15台、
客引きや傷害事件に辟易した商店会が警察に依頼したのですが
プライバシーの侵害の恐れがある、との指摘は今のところなく、
むしろ「増やして欲しい」との声があるといいます。
実際に行ってみると、
カメラを自宅前に設置されたかたも
客引きが3分の1になった、と喜んでいました。
もっとも、
犯罪の多い繁華街であるという事情はありますが・・・
こうした街頭での防犯カメラについて
「プライバシーの侵害にあたる可能性がある」
「人権侵害だ」という指摘がありますが、
最近、次々に起きる凶悪事件のためか
「防犯カメラ、やむなし!」という声も多く聞かれるようになりました。
うーむむむむむ。
先月、川崎市内の
男の子が投げ落とされたマンションに取材に行きましたが
ここは玄関ドアをあけても「ポーチ」があり廊下を見渡せません。
これだけならよくありますが
エレベーターも3階ごとにしか止まらない不思議な構造です。
こうした構造について、マンションの供給側は
「プライバシー保護」のためだとしています。
でもね・・・
今回の事件は、それらが裏目に出て
「死角」になりました。
警察庁の
「子供が被害者になった犯罪に関する統計」(2005年1~11月)で
犯罪の発生場所を見ると、一戸建て住宅では1万4466件なのに、
マンションなどの共同住宅では2万2029件もあり、倍近く違います。
こうしたことから警察庁は、
「共同住宅に係る防犯上の留意事項」という通達を改正して
「カメラの設置」「オートロック化」
「人の顔を識別できる明るさ」などを求めています。
んが。
んがんがんが。
カメラは川崎の事件に限って言えば
「犯人検挙にはつながったけれど
抑止にはならなかった」わけ・・・ですし
また、オートロックであったとしても
犯人が
配達員などが入った時などに一緒に入りこみ
犯罪に至るケースもたびたびあります。
結局のところ
「ハード」に頼ってなんとかしよう、というのは限界があるばかりか、
自らの自由な暮らしを縛り付ける恐れがあります。
「そんだけセキュリティをすれば安心かもしれないけど、
でも、それで幸せなの?」ってことですよ。
・・・じゃあ、なにが最も犯罪を防ぐんでしょか?
近所のおじさんに、
道でツヤツヤのトマトを頂きました。
朝、かぶりついたら
一足早く初夏の香りがしました。
近所に誰が住んでいて、
おせっかいではないけれど
互いに気にかけてあげていて。
なにか異常があれば
すぐにわかる環境、
「近所の目」こそが最強です。
(地元に溶け込め切れていない新しいマンションでは
近所の目をひきつけるために
窓辺に花を飾っているところもあると聞きました)
その点では、
僕のうちのまわりはだいじょうぶ。
このトマトがある限り。
投稿者 : 2006年04月20日 18:05