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2016年09月26日

リレー メダリストが“改良型アンダーハンドパス”を解説

■9月26日の放送は・・・

 改良型アンダーハンドパス 解説
 そして・・・2020年 東京オリンピックへ
  リオ五輪 銀メダル 山縣亮太選手
  北京五輪 銅メダル 塚原直貴選手

  先週 に引き続き、陸上・男子4×100リレー
 北京オリンピック 銅メダリスト塚原直貴選手
 リオデジャネイロオリンピック 銀メダリスト山縣亮太選手との
 トークをお送りしました。

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  バトンパス方式の違い

  先週の放送 でお二人に
 実演を交えて解説していただいた
 日本オリジナルのバトンパス方式
 「アンダーハンドパス」――。

 ところが、山縣亮太選手は
 従来の「オーバーハンドパス」にすべきと
 考えていた時期があったそうです。

塚原 「いまもオーバーがいいと思ってる?」

山縣 「今回、オリンピック走ってみて
     受け手の方がスピードに乗ってるのを
     実感したので、
     アンダーハンドパスは素晴らしいなと
     今回実感したんです」


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 あらためて「オーバー」「アンダー」の違い、
 それぞれのメリット・デメリットを解説!

  オーバーハンドパス
 (メリット)
   利得距離を稼ぐことができる

  利得距離――渡す側・受ける側の両者が
  水平に腕を上げ、手を伸ばし
  「はい、どうぞ!」と渡す距離をかせげて、
  前の走者が走らなくても、次の走者に渡せる。

  アンダーハンドパス
 (メリット)
   次の走者が加速しやすい姿勢で
   受け渡しができる


  渡す側・受ける側が接近する分、
  「オーバー」に比べて“リーチ”が減ります。
  山縣選手は、これを懸念。

山縣 「リーチが短いっていうのは
     長い距離を走らなければいけない
     ということなんです。
     それが一番もったいないところで
     詰められる距離を詰められてない」


塚原 「次に走る人が加速に乗りやすい
     姿勢で受け渡しができるのが
     アンダーハンドパスの一番の魅力です。
     それを最大限生かしつつも
     オーバーハンドパスの良さも
     取り入れていこうというのが
     今回の“第3のバトン
(パス)


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  オーバーハンドパスのように
  “利得距離”を目いっぱい取り、
  自分の体から遠いところで 
  バトンの受け渡しをするため
  相当、スキルが必要。

  日本代表は今年3月以降3度行われた合宿で
  様々な選手の組み合わせにより
  ほかのどの国よりも多くの時間を費やして
  練習に明け暮れたそうです。

塚原 「付け焼き刃的に、寄せ集めで
     すぐできるのが『オーバー』。
     こういう風に
(練習を)やらないと
     できないのが『アンダーハンドパス』」


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岩本 「意見が分かれたらどうするんですか?
     1から2はオーバーで、
     2から3はアンダーで、とか
     そういうのはありえないんですか?」


山縣 「やってもいいは、いいですよね」

塚原 「ぶっちゃけ、それでもアリかなと思います」

山縣 「でも僕は(第一走者で)渡す側なので
     もらう側の走りやすさが
     大事になると思うので
     自己主張する場ではないかな
     と思いました」


   先週の放送リポート も合わせてご覧ください。

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  2020年 東京オリンピックに向けて

 4年後に向けた熱い想いを語っていただきました。

山縣 「東京オリンピックは
    
(100mで)9秒台を出して決勝に残ること、
     リレーでは金メダルを目指して
     頑張りたいと思います」


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 塚原直貴選手も現役続行を宣言。

塚原 「後輩が育ってきた中で、
     後進が育ってきたのを見て
     “託す”ということもひとつ
     手段かなと思ってきたので・・・」


岩本 「その決断って、
     たいへんパワー使うよ」


塚原 「どこに引き際を見定めるか、とか
     そういった部分が見つからなかったので、
     こういった後輩が出てきてくれたことで
     ひとつ“区切り”と言うか、
     自分がどこを目指していくかということを
     再確認させてもらえたかな、
     というぐらいの気持ちではいるんで・・・」


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岩本 「現時点ではチャレンジ精神は
     ずっと持ち続けてる、と?」

 
塚原 「そうですね。あります」

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  直筆サイン入りバトン プレゼント

 北京・リオのメダリスト“連名”の
 直筆サイン入り「バトン」
 抽選で1名の方にプレゼントいたしました。

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 プレゼントの応募受付は終了しました

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 山縣亮太選手は、9月25日に行われた
 陸上『全日本実業団選手権』
 「男子100メートル」で、日本歴代4位タイの
 10秒03自己ベストをマークし
 見事、優勝しました!

 おめでとうございます!

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  これがオリンピックのメダル!

 両選手はスタジオにメダルを持参してくださり
 ガンちゃんまっちゃん菜緒ちゃんの3人は
 メダルを首から下げるという
 貴重な体験をさせてもらうことができました。


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 ▲▼お互いのメダル(とケース)を興味深く見る両選手
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 この日より『まいどスポーツ』の放送時間は
 18:00~18:30となりました。
 今後とも、番組のご愛顧をよろしくお願いいたします。

投稿者 文化放送スポーツ部 : 2016年09月26日 18:30