« ガンちゃん肉体改造宣言!& 箱根駅伝リポート! | メイン | 岩本勉 - 田口昌徳 のバッテリー復活! »

2016年01月18日

ミスター社会人野球 西郷泰之さん

■1月18日の放送は・・・

 社会人野球で25年プレーし
 昨年 現役引退――
  ホンダ 西郷泰之さん登場!

ホンダ西郷泰之さんをお招きして
社会人でプレーした“25年の野球人生”や
“プロに対する意識”、
“今後の夢”などを伺いました。

 span

◆◆ 西郷泰之さん プロフィール ◆◆

 1972年、東京と出身、42歳(放送日時点)

 1991年、日本学園高から
 三菱自動車川崎(のちの三菱ふそう川崎)入りし
 2009年からホンダでプレー。

 1996年のアトランタオリンピックで
 日本代表として銀メダル獲得に貢献。

 都市対抗野球 出場21回、優勝6回。
 都市対抗野球での
 通算ホームラン「14本」は歴代タイ記録。

 昨年2015年11月、現役引退を表明。

 プロ野球の同世代には
 西口文也さん、谷 佳知さん、稲葉篤紀さんなど。

********************

 日本代表メンバー入りを果たし
 自身の成長を実感したという
 22~23歳の頃には
 プロ入りを目標に掲げていたという
 西郷泰之さん。

 毎年のようにドラフト候補に
 名前が挙がるものの、
 指名を受けることはなく・・・
 プロ入りを意識した数年間
 ドラフト会議が行われるたびに
 『なんとか見つけてくれよ』
 『何をすれば
(プロに)行けるのか・・・』

 と、途方に暮れる――
 そんな失意の秋を繰り返しました。

 1999年に練習中の事故で
 頭蓋骨骨折・脳挫傷の重傷を負った頃から
 プロ入りの夢は胸にしまったそうです。

西郷 「野球をやるのが楽しい、
     野球が好き――という気持ちが
    
(プロを目指す気持ちより)勝ってきました。
     その気持ちを持って
     ずっとやってました」


 span

********************

 25年もの長きに渡り
 社会人野球の第一線でプレーすることができた
 秘訣は「若い頃の練習」
 「環境の良さ」

西郷 「会社が野球に対して理解があって、
     野球に集中していい――という
     雰囲気がありました」


 「環境」についてガンちゃんからは
 “プロと社会人の逆転現象”ともいえる
 驚きのエピソードが語られました。

 野球に力を入れている企業の場合
 練習施設が充実していますが、
 かつてプロでは
 2軍に関しては、河川敷グラウンドが
 練習場――という時代もありました。

 ガンちゃんはプロ入り後の合宿所生活時代に
 川崎市の(当時)日本石油(現 JX-ENEOS野球部)
 “立派な室内練習場・野球場”を
 横目に見ながら
 ファイターズの多摩川・河川敷練習場へと
 自転車で向かったそうです。

岩本 「うらやましく見ながら、
     『いいなぁ、
      ちゃんとした球場で練習して』」


 span

 「練習」に関して
 西郷さんはキャリアを重ねても体作りを大切にし、
 練習で“走る量を減らさない”ようにしたそうです。

西郷 「ランニングはずっとやってました。
     年齢を重ねるごとに
     走らないと――、
     体を動かさないと――
     というのがありますから
    
(走り込みが少ない場合と)やっぱり違いますよね」


 プロ野球では、ベテランの選手ほど
 早い時間からグラウンドにやってきて
 長い時間練習をする姿が見られますが・・・

岩本 「やらなきゃ
     パフォーマンスが出ないから
     誰よりも早く出てきて
     ウォーミングアップをやってるんですよ」


********************

 去年11月、現役引退を決めたのは
 「来季の構想外」となったため。

西郷 「監督には
     『自分から“辞める”とは言わないので
     いらないならクビにしてください』
     とは言ってたんです。
     “しょうがない”という思いですね」


 span

 西郷泰之さんにとって
 社会人野球の魅力とは――。

西郷 「社員の代表として
     会社の皆さんに応援してもらい
     ホンダの看板を背負いながら
     野球ができるというのは
     嬉しかったですね」


野口 「社員の方が一斉に応援して
     プレッシャーに感じませんでした?」


西郷 「それが楽しいんですよね。
     期待してくれるのが嬉しいです」


 span

 今後は、引き続き社業に携わりながら
 「会社に貢献すること」と
 長年プレーできたことの「恩返しをしたい」
 と語る西郷泰之さんにガンちゃん
 指導者の道を歩むことをリクエスト。

 西郷さんが再びユニフォームに袖を通す日は
 きっと遠くないはずです。

********************

 ガンちゃん巨人のドラフト1位ルーキー
 桜井俊貴投手を大絶賛しました。

 この日18日の
 スポーツ報知2~3面に掲載された
 自主トレでの桜井投手の投球フォームは
 文句のつけようがないという決まり具合!

岩本 「球は実際に見てないけど
     フォームはすごい!」


 span

 1997年に最優秀防御率のタイトルを獲得した
 元ロッテの小宮山悟投手を
 彷彿とさせるそうです。

 桜井俊貴投手がどのような活躍を見せるか
 今シーズンのプロ野球の楽しみが増えましたが、
 試合で“力んだ場合”、
 そして“心の動き”があった際には
 「フォームのバランスは変わってしまう」ことも。

 フォームをいかに崩さずに試合に臨めるか――
 これがひとつのポイントになりそうです。
 桜井投手に注目しましょう。

投稿者 文化放送スポーツ部 : 2016年01月18日 18:30