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2012年09月20日

銀メダル獲得 三宅宏実選手の新たな目標

 9月20日(木)放送
 『岩本勉のまいどスポーツ』
 前回9月10日に続いて
 ロンドン・オリンピック ウエイトリフティング
 女子48kg級 銀メダリスト

 三宅宏実選手が登場。

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  練習では金メダル級「205kg」を記録

 ウエイトリフティング女子48kg級が
 行われたのは 7月28日。

 三宅宏実選手は渡英前、
 公開練習が行われた7月12日
 ピークだったと振り返ります。

三宅 「ピークを合わせるのは
     すごく難しくて
     『7月28日』という決められた日に
     調整していくんですけど・・・」


 7月12日の公開練習
 スナッチ90kg、ジャーク115kg
 トータル205kgを記録。

 これは三宅選手を上回り金メダルを獲得した
 中国の王明娟(おう めいけん)選手の
 ロンドン大会での記録と並びます。

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岩本 「金メダルのスキルは持ってるんですよ、
     三宅さんは。
     調整方法を少し変えるだけで
     可能性は十分にあるということですね?」


 三宅選手によると
 一年間でピークが持続するのは
 わずか一週間程度とのこと。

三宅 「若い時だったら
     たくさんピークあると思うんですけど、
     年齢を重ねてきたりとか、
     慢性的な股関節の痛みを抱えていて
     毎日練習を続けることが
     できないので、
     そういった調整っていうのは
     難しいなと思いましたね」


 三宅宏実選手のこの話にガンちゃん
 野球選手として強く共感。

 プロ野球で1シーズン25~26試合程度
 先発するピッチャー
 絶好調で投げられたのは
 わずか1~2試合。

 多くの場合、キャッチャーのリードや
 味方の好守備に助けられて
 ゲームを作ることができ、
 打線と“噛み合う”ことで
 勝ち星を得られるといいます。

岩本 「『きょうは全く打たれる気もしなかったし
     思った通りに球いった』
というのは
     1試合あるかないかくらい。
     4年に一回のピークに
     合わせるって
(三宅選手の)
     周り“ピリピリ”やろね?」


三宅 「緊張しましたね。
     結果が出ないと
     今までやってきた練習が
     良かったかって立証されないので。
     でも悔いがなくオリンピックを
     迎えたいなと思ったので・・・
     悔いなくやったら
     納得もできると思ったので」


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岩本 「たとえば、臀部の一カ所の筋肉の
     張りが取れてないというだけで
     調子狂うわけでしょ?」


三宅 「狂いますね。
     そこに意識ばかりいってしまって
     それをかばうために
     フォームが変わったりするので。
     スナッチ、ジャーク、
     簡単そうに見えて
     繊細な競技だなと思いますね」


 手のマメの手入れ具合、
 膨らみ具合によって
 シャフト(バーの部分)を握った際に
 感覚が違うそうです。

三宅 「マメがもっと
     膨らんでいたりとかする時は
     シャフトと合わなかったりとか
     吸いつきの具合とか、
     乾燥してたりとか・・・」


岩本 「“吸いつき”ね。
     僕ピッチャーで右利きですけど
     左でグラブはめる
     爪の上のさかむけ
(ささくれ)
     ちょっとできただけでも
     バランス崩れんねん」


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  ゲン担ぎ

 練習で調子が良かった時に着用したTシャツは
 試合でも「絶対着ます」という三宅宏実選手。

 ロンドン大会で使用したキリン柄のタオル
 三宅宏実選手が大ファンだという
 元JUDY AND MARYの
 YUKIさんのツアータオル。

 ※「YUKI tour“MEGAPHONIC”2011」

三宅 「キリンって動物は背が高いので、
     私も一番高いところに
     のぼれるようにと
     あのタオルに決めたんです。
     自分の好きなタオルをかけて
     安心するのと
     勝負運のカラーである・・・、
     『赤』は勝負運のカラーなので
     なるべく赤い小物を集めながら
     身につけて
     バンテージもにして、
     靴も赤い色にしたりとか
     なるべく赤いものを着たりとか。
     いいものは
     全て取り入れようと・・・」


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  新たな目標

岩本 「僕、偉そうなこと言っていいですか?
     三宅さん、10年以上
     この競技をずっと一本頑張られていて、
     大人になってるのよ」


三宅 「2000年から始めて
     今2012年なんですけど
     10年っていうのは
     『ありがとう』っていうのは
     あったんですけど
     本当のありがとうじゃなくて、
     10年超えて少しずつ
     いろんなことが少し見えてきたかな
     と思います」


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松島 「次の、オリンピックは
     まだ先ですけども
     まだまだ競技は続けていかれると?」


三宅 「このロンドン迎える前からも
     『この先どうしようかな?』
     ということを考えていて
     でもその時に
     『もう一回重量挙げを
      一からちゃんとやりたいな』

     という風に思っていたので、
     あとは自身が持ってる
     日本記録があるんですけど
     それを更新したい
     っていうのがあって・・・」


岩本 「すごいな」

松島 「まだ終わってから
     一か月少々ですよね。
     そこでもうすでに
     次の目標に向かって
     歩みを進めているということですね?」


三宅 「目標がないと
     何をやっていいかという・・・
     一つは生き甲斐にもなるので、
     早く目標を見つけて」


 三宅宏実選手の記録

 ◆女子53kg級:スナッチ90kg、ジャーク117kg
        トータル207kg
 ◆女子48kg級:スナッチ87kg、ジャーク110kg
        トータル197kg

 今後当面は53キロ級を
 主戦場とする方針とのこと。

三宅 「53でやるときは
     もうちょっと上の記録を目標にして、
     自己新記録をもっと
     更新していきたいなと思いますね」


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  会場で観戦を

 ラジオをお聴きのリスナーの皆さんへの
 メッセージを伺いました。

三宅 「ウエイトの試合会場って
     空席が多いので
     これを機に
     ぜひ生で見てほしいな――、
     見に来てくれたら嬉しいな
     と思います」


岩本 「ウエイトリフティングの会場が
     人がいっぱいで盛り上がると
     選手の記録も相当変わると思う」


三宅 「応援は(人が)いればいるほど
     力になります」


岩本 「大活躍を祈っております」

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 ▲リスナープレゼントの直筆サイン色紙
 (応募の受け付けは終了しました)

 三宅宏実選手の過去のご出演
 ・2007年11月11日
  (北京オリンピック前年)
 ・2008年11月16日、11月23日
  (三宅宏実選手とスイーツ)

 ・2011年12月11日
  (アスリートの調整法)
 ・2011年12月18日
  (秋本真吾選手、ガンちゃんと三つ巴バトル)

 ・2012年09月10日
  (前回の放送 / 銀メダルを持って凱旋出演)

投稿者 文化放送スポーツ部 : 18:30

2012年09月10日

ロンドン五輪 銀メダル!三宅宏実選手“凱旋”

 9月10日放送
 『岩本勉のまいどスポーツ』
 番組4度目のご出演となる
 三宅宏実選手。

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 2004年 アテネ大会で9位。
 2008年、北京大会で4位。
 3度目のオリンピック出場となった
 ロンドン大会
 銀メダルを獲得した三宅宏実選手が
 『まいどスポーツ』“凱旋"出演!

 (種目はいずれも ウエイトリフティング女子48kg級)

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  銀メダルの重み

岩本 「三宅宏実さんが
     シャフト挙げてる時に
     こっちまで力が入る。
     次の日筋肉痛になった。
     それくらい力んで見てしまって」


野口 「フッと挙げる瞬間、
     私も一緒に息を吐きました」


松島 「テレビを正視できないというか、
     ちょっと目をそむけてしまう
     自分がいましたね。
     一緒に緊張してるというか。
     その瞬間を
     しっかり見ることができなかったぐらい
     期待してましたし」


 2004年 アテネ 9位、2008年 北京 4位。
 3度目のオリンピック出場となった
 ロンドン大会で三宅宏実選手は
 スナッチ87kg、ジャーク110kg
 合計 197kg(日本新記録)で2位入賞。

 悲願のメダル獲得となった
 銀メダルをスタジオに持ってきてくれました。

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岩本 「ズッシリや!メチャメチャ重たいのね。
     メダル触ったで、オレ?!どうしよう?!」


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野口 「重い!・・・えぇ、どうしよう?!
     言葉失います。感動です」


松島 「本当、重い!想像以上ですね」

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三宅 「『これがオリンピックのメダルなんだ』
     と思って見た時は重くて、
     不思議な気持ちでいっぱいでしたね。
     メダルを獲れたことの実感がわかなくて
     でもここにメダルが、
     念願のメダルがあって
     不思議な感じでした」


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  父・義行コーチの存在

 父親で、コーチ、
 1968年メキシコシティ・オリンピック
 重量挙げフェザー級・銅メダリスト
 三宅義行さんの存在の大きさを
 感じたというガンちゃん

岩本 「オヤジさんが三宅さんの筋肉に
     パンパン!パンパン!って
     刺激与えるところあるでしょ。
     僕はね、そこで感動するの。
     親子しかこの気合の注入の仕方は
     できないな、と」


松島 「お父様に気合を入れてもらった時って、
     どういう感じになりました?」


三宅 「安心感っていうか
     最後、自分のリズムとか
     呼吸、調整とかもあって、
     ちょうど『いくぞ』っていう時に
     パン!って後押ししてくれる時は
     力強かったりとか、
     頑張っていけそうな、
     そんな感じでしたね」


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  メダル獲得の実感

 三宅宏実選手は
 バーベルを一つの動作で
 床から頭上まで一気に挙げる
 『スナッチ』87キロ

 バーベルをいったん肩の高さまで挙げ、
 その後頭上に挙げる
 『ジャーク』110キロ

 トータル197キロ日本新記録

松島 「メダルをかけてもらった瞬間、
     何を一番思いました?」


三宅 「オリンピックで自分が
     メダルを獲ったことにも
     実感が沸かないまま・・・、
     でも表彰台に立っていて
     これが“オリンピックの舞台”で
    
(メダルを)“かけられる瞬間”なんだな
     と思いながら、
     でも目の前を見れば
     たくさんの日本の国旗を見たり
     応援してくださる方が目の前にいて、
     手を振ってくれたりした時は
     嬉しい気持ちで
     『やったんだな』っていう・・・」


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岩本 「だってアテネ、北京のことを考えたらね、
     10年以上ですよ。
     10年以上メダルを首にかけることを
     ずっと目標に頑張られていたかたが、
     そこに
(メダルが)あるんですもんね」


三宅 「そうですね。
     夢が叶っちゃったんで
     『次どうしよう?』って思いましたね」


岩本 「違う色!違う色!」

松島 「この辺のお話はですね、
     次回20日・木曜日の放送にも
     登場していただきますので、
     こちらでたっぷり伺いたいと思います」


岩本 「じらすね、じらすね」

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 三宅宏実選手の過去のご出演
 ・2007年11月11日
  (北京オリンピック前年)
 ・2008年11月16日、11月23日
  (三宅宏実選手とスイーツ)
 ・2011年12月11日
  (アスリートの調整法)
 ・2011年12月18日
  (秋本真吾選手、ガンちゃんと三つ巴バトル)


 9月20日 放送リポートは こちら

投稿者 文化放送スポーツ部 : 18:30