2007年01月19日
エレクション

海外でも様々な評価を得ている、杜[王其]峰(ジョニー・トー)の話題作です。
組織のボスの座をめぐって、2人の候補が対立。
暴力的でエキセントリックな梁家輝(レオン・カーファイ)、方や冷静沈着な任達華(サイモン・ヤム)をめぐって長老達の思惑が入り乱れ、水面下の殺戮が続きます。
杜[王其]峰独特の暗い画面で男達の戦いが繰り広げられ、その暴力シーンに海外では拒否反応もあったとか。
確かにクールでスタイリッシュとは言い切れないエグさが、この作品の特徴でしょう。
登場人物の複雑な関係が、私の語学力では把握できないので、日本語字幕が付いたらもっと面白く見られるのではないかと思います。
しかし、梁家輝(レオン・カーファイ)のキレ具合は凄まじく、一見穏やかな任達華(サイモン・ヤム)と好対照で二人とも巧いです。この二人の衝撃のラストシーンは、夢に出てきそうで怖い。(今週のおすすめ 杉山亮一)
1月20日よりテアトル新宿にてロードショー
監督:杜[王其]峰
出演:任達華 梁家輝 古天楽
配給:東京テアトル/ツイン
http://www.eiga.com/official/election/
2006年12月15日
王の男

16世紀初頭、史上最悪の暴君として今も語り継がれる実在の王、燕山君(ヨンサングン)の時代。王は幼い頃に母親を毒殺され、今でも心に深い傷を負っていました。そのせいか、人前で笑ったことがありません。
そんな王と愛妾を皮肉った芝居が漢陽の都で人気を博し、2人を演じた”芸人の王”チャンセンとコンギルは、一躍民衆の星となりますが、2人は捕らえられ、王が芝居を見て笑わなければ死刑だと言い渡されます。 一目でコンギルの美しさに魅せられた王は彼の台詞に爆笑し、臣下の猛反対を押し切って彼らを宮廷に住まわせます。何もかもが珍しい宮廷での生活。しかしそれは、2人の激烈な運命の前座に過ぎなかったのです。
韓国でもっとも知的な俳優と讃えられるカム・ウソン、人気急上昇のイ・ジュンギ。そしてヨンサングンを演じるチョン・ジニョンによる、絢爛豪華な欲望と美しくも悲しい愛が交錯する話題作です。
無駄のないよく練られた脚本、イ・ジュンギの妖艶な美しさ、カム・ウソンの巧さが光ります。
監督・スタッフが「これはゲイムービーではない」と強調しますが、そんなに頑なにならなくても…。
だって、見事な愛の物語ですから。(Neriのおすすめ)
王の男
12月9日より新宿ガーデンシネマ(新館)、恵比寿ガーデンシネマ他全国ロードショー
監督:イ・ジュンイク
出演:カム・ウソン チョン・ジニョン イ・ジュンギ
配給:角川ヘラルド映画
公式サイト:http://www.kingsman.jp/
2006年12月04日
ファミリー

3年の刑期を終えて、ジョンウンは年老いた父・チュソクと幼い弟・ジョンファンが暮らす家に戻って来ました。
しかし父が投げかけてきた最初の言葉は、「なぜ帰った? いつ出て行くんだ?」。
あくまで厳しく接することしかできない父と、厳格な父を疎ましく思う娘。
美容院で真面目に働き始めたジョンウンでしたが、未だかつての悪い仲間がまとわりついています。そんな娘の姿に落胆しながらも、娘を救い出そうとする父。
また、そんな父の姿に自分への深い愛情を感じるジョンウン。すれ違っていた二つの心が一つになりかけた時、ジョンウンは父が白血病に侵され、死期が迫っていることを知っています。
永い間の誤解や感情表現の不器用さによって険悪になっていた二人でしたが、それでも娘は父の「命」を救いたいと願い、父は娘の「未来」を守りたいと願うのでした。
難病と因縁という、韓国映画に欠かせないシチュエーションですが、ベタつきがなく、主演のスエも魅力的。
親子のかけがえのない絆を描いた、感動作です。(Neriのおすすめ)
ファミリー
12月2日よりシネマスクエアとうきゅうほかロードショー
監督:イ・ジョンチル
出演:スエ チュ・ヒョン パク・チビン
配給:ソニーピクチャーズ
公式サイト:http://www.sonypictures.jp/movies/afamily/index.html
2006年11月17日
忘れえぬ想い

名作「つきせぬ想い」から久々の爾冬陞(イー・トンシン)監督による泣きのラブストーリーです。
事故で婚約者を亡くした張柏芝(セシリア・チャン)が、残された彼の子供の面倒をみる為に自らミニバスの運転手となって働きます。彼を看取った同僚の劉青雲(ラウ・チンワン)が慣れない張柏芝を陰になり日なたになってサポート、いつしか二人の間に愛が芽生えるのですが…というストーリー。
張柏芝は「星願」や「パイラン」でも可憐でひたむきな姿にぽろぽろ泣かされましたが、この作品でも慣れないミニバスを必死に操る姿がたまりません。飾り気のない役がこんなにも似合うのは、美貌あってこそ。どんなにゴージャスにしても、この美しさにはかなわないでしょう。
相手役の劉青雲は文句なしの演技派ですから、不器用な愛の形の表現は他の追随を許さない素晴らしさ。出番は少ないものの、事故死する婚約者役の古天楽(ルイス・クー)もキャリアを重ねて、ただの二枚目からかなりの成長ぶりです。
香港名物のミニバス事情もよくわかり、別の楽しみが味わえるのもお得。(今週のおすすめ 茂田井美香)
DVD発売中!!
販売元:GPミュージアムソフト ¥3,990 (税込)
監督:爾冬陛(イー・トンシン)
出演:張柏芝(セシリア・チャン)劉青雲(ラウ・チンワン) 古天楽(ルイス・クー) 原島大地
2006年11月12日
Sad Movie <サッド・ムービー>

(C)2005 I Love Cinema Co.,Ltd. All rights Reserved
またまた泣ける映画、タイトルもそのものズバリ「Sad Movie <サッド・ムービー>」。
韓国映画でチョン・ウソンときたら、昨年の「私の頭の中の消しゴム」を思い起こすと思いますが、これは4組の男女の別れを描いたもので、チョン・ウソンのパートはそのうちのひとつです。
ここでチョン・ウソンは消防士を演じるのですが、こういう身体をはった職業、ガテン系の役が本当によく似合い、かっこいいですね。
他に「猟奇的な彼女」「僕の、世界の中心は、君だ」など独特のキャラクターで人気のチャ・テヒョン、今回もその持ち味を生かした役どころです。
それぞれのカップルが、少しずつ他の人々と関わりがあるという構図になっていて、消防士とニュース番組の手話キャスターとして働く女性、聴覚障害者の女性とその彼女がアルバイトをする遊園地に毎日やって来る似顔絵描きの青年、3年間無職の生活を続ける青年とスーパーのレジのパートタイマーの女性、キャリア・ウーマンとして働く母親とその息子が織りなす別れの映画です。
「アメノナカノ青空」、「ごめん、愛してる」で一躍人気者となったイム・スジョン、、『甘い人生』のシン・ミナ、「ビッグ・スウィンドル!」のヨム・ジョンア、「ラブストーリー」のイ・ギウなど、今の韓国映画界を代表する俳優たちが一堂に会しているのも見どころ。
悲しいはずなのに、なぜか爽やかな後味があるのは、別れは次の出会いのステップになる…という隠し味があるからかも知れません。
(今週のおすすめ Neri)
監督:クォン・ジョングァン
出演:チョン・ウソン チャ・テヒョン イム・スジュン ヨム・ジュンア
シン・ミナ イ・ギウ ソン・テヨン ヨ・ジング
11月11日より有楽座ほか全国東宝洋画系にてロードショー
配給:ギャガ・コミニュケーションズ
http://www.sadmovie.jp/
2006年11月03日
チャーミング・ガール

第9回釜山国際映画祭で初上映されるや、映画評論家や映画業界人に口コミで拡がり、2回目の上映では会場に入りきれないくらいの多くの観客を集め、遂にはその年の最優秀新人作家賞を受賞した話題作です。
第2のキム・ギドク”と呼ばれる韓国映画の新鋭、イ・ユンギ監督の長編第一作目。巧妙な脚本と斬新な映像美で、ひとりの女性の現在と過去をシンクロさせ、彼女が自力で痛みを克服していくさまをみずみずしい感性で描いた作品です。
決して起伏の多い作品ではありませんが、静かな"おひとりさま"映画として、同世代の女性にぜひ見ていただきたいです。
主演のキム・ジスは、映画のキャラクターとは全然違い、とても明るく楽しい方です。来日時のエピソードは、ぜひ番組をお聞き下さい。(今週のおすすめ 茂田井美香)
シアター・イメージフォーラムにて公開中!
監督・脚本:イ・ユンギ
出演:キム・ジス ファン・ジョンミン キム・ヘオク イ・デヨン
配給:ユナイテッド・エンタテインメント
http://www.charming-girl.jp
2006年10月13日
弓

広い海に浮かぶ船の上で、2人きりで暮らす老人と少女。10年前、老人がどこか
らともなく連れて来て、宝物のように大切に育ててきた少女が、もうすぐ17歳に
なります。
その日が来たら、結婚式を挙げる…それは老人にとっては生きる目的であり、少女
にとっては彼への愛と信頼の証でした。
老人の船で海釣りを楽しむ客たちは、2人の関係を好奇の眼で見ていましたが、2
人にとって互いを想う気持ちは、空気のように自然で、太陽のごとく温かく、海の
ように深い、かけがえのないものでした。
ところがある日突然、2人の世界に嵐が訪れます。少女が客の青年と淡い恋におち
てしまったのでした。
キム・ギドク監督の「サマリア」にも出演したハン・ヨルムが、無垢な幼女のよう
なあどけなさと、成熟した女性のエロティシズムの危ういバランスを、見事に演じ
きりました。(今週のおすすめ 細川朋子)
監督:キム・ギドク
出演:チョン・ソンファン ハン・ヨルム ソ・ジソク チョン・グクァン
Bunkamura ル・シネマ にてロードショーにてロードショー中
配給:東京テアトル=ハピネット
http://yumi-movie.net/
百年恋歌

昨年の東京フィルメックスで上映された「スリー・タイムス」が、「百年恋歌」というタイトルで、一般公開されます。
タイトルでわかるように、1966年、1911年、そして現代の台北を舞台に、100年にわたって描かれる三つのラブ・ストーリーです。
それも、すべて違う話が同じ俳優によって演じられます。三通りの恋人たちを演じるのは、舒淇(スー・チー)と張震(チャン・チェン)。
1966年は、ビリアード場で働く少女と兵役に向かう青年の、一途で純な恋のはじまり。
ぐっと遡って1911年のパートは、辛亥革命前夜の動乱の中で交わされる高官と芸姐の静かな愛。
そして現代2005年、大都会で不器用に生き、傷つきながら惹かれあう恋人たち。という3つの愛の形を、大胆にして繊細な演技、芳醇な映像美、いずれも侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督ならではのタッチで、これらのエッセンスが凝縮された作品です。
最初の話は、監督自身の体験談を元にしたストーリーだそうです。
この作品で、昨年舒淇(スー・チー)が台湾金馬奨の主演女優賞を受賞、その美しい涙を生でみて、もらい泣きしそうになりました。(今週のおすすめ Neri)
監督:侯孝賢(ホウ・シャオシェン)
出演:舒淇(スー・チー)張震(チャン・チェン)
10月21日よりシネスイッチ銀座にて公開
配給:プレノンアッシュ
2006年10月07日
グエムル-漢江(ハンガン)の怪物-

グエムル-漢江(ハンガン)の怪物-
今年のカンヌ国際映画祭で話題を呼んだ韓国映画「グエムル-漢江(ハンガン)の怪物-」。韓国で一番大きく、最も美しく、一年中穏やかな河、漢江。
天気のよい休日ともなると、家族連れや恋人たちが束の間の休息を求めて大勢集まってきます。
そんな韓国の“平和の象徴”ともいえる漢江に、ある日突然、正体不明の巨大怪物グエムルが現れます。
河川敷で売店を営んでいるパク一家の目の前で、さっきまで楽しそうに談笑していた人々が、次々と襲われていくのを目の当たりにし、あげくに一家の希望の星、中学生のヒョンソがグエムルにさらわれてしまったのです。
一家はヒョンソの救出に必死になるのですが、ウイルスを持つグエムルに接触したということで、政府により隔離されてしまいました。
長男には名優ソン・ガンホ、次男は「殺人の追憶」のパク・ヘイル、長女は「吠える犬は噛まない」のペ・ドゥナと、ポン・ジュノ監督ファミリーの個性派俳優が勢揃い。弱者を見殺しにしようとする政府に反旗を翻し、命をかけて自分たちだけで強大な怪物と闘う家族を演じています。
感動です。
ポン・ジュノ監督のあの作り方はは、お金を沢山かけられてうれしかったよ、というのを最大限に生かしながら、本当に描きたかったのは小さな家族の話。それを怪物とからめて、映画をおもちゃにして楽しんだのかなぁと、見ていてわくわくしました。
愛と感動のパニック・エンターテインメントです。(今週のおすすめ 細川朋子)
監督:ポン・ジュノ
出演:ソン・ガンホ パク・ヘイル ペ・ドゥナ
有楽町スバル座他全国東宝洋画系にてロードショー中
配給:角川ヘラルド映画
http://www.guemuru.com/
ドラゴン・スクワッド

「少年阿虎」に続いて、呉建豪(ヴァネス・ウー)を起用した李仁港のポリス・アクション。
逮捕した国際犯罪グループのリーダーを無事に法廷まで送るため、香港警察は、インターポールに支援を要請。各国の警察キャリアから構成される特別最強反テロチームでしたが、指揮官のミスで最初のミッションに失敗、解散を余儀なくされます。
納得できない彼らは、かつての敏腕捜査官に前線復帰を促し、再び組織に立ち向かいます。
呉建豪(ヴァネス・ウー)、余文楽(ショーン・ユー)、夏雨(シア・ユイ)、黄聖依(ホアン・チャンイー)、周俊偉(ローレンス・チョウ)という、香港・台湾・大陸の若手が顔を合わせ、恋と友情まじりのアクションが展開されますが、見どころは何と言ってもド派手な銃撃戦。いったいどれだけ銃弾を使ったんだ!?というくらいの大盤振る舞い。
呉建豪と余文楽をはじめ、5人とももれなく1対1の対決シーンがあって見せ場を作るなど、演出の気配りを感じます。
敵のラブストーリーまで描いて、やや盛り込みすぎかな、という感あり。
途中、映画館のシーンがあり、そこで上映されているのが「星月童話」というのも、ご愛敬。(今週のおすすめ Neri)
監督:李仁港(ダニエル・リー)
出演:呉建豪(ヴァネス・ウー)余文楽(ショーン・ユー)夏雨(シア・ユイ)黄聖依(ホアン・チャンイー)周俊偉(ローレンス・チョウ)
10月14日よりシネマート六本木、シネマート心斎橋ほか全国ロードショー
配給:エスピーオー
http://www.cinemart.co.jp/d-squad/
2006年10月01日
チャイニーズ・オデッセイ Part1 月光の恋&Part2 永遠の恋
Memi最後のお薦めは、やっぱり周星馳(チャウ・シンチー)。
ご存じ「西遊記」をペースに、タイムトリップとギャグ満載の作品です。
三蔵法師暗殺を計った罪で人間界へ落とされてしまった孫悟空が、紆余曲折の末、500年後に孫悟空として自分を認識して、運命に立ち向かうまで姿を描いたもの。
アクションあり、恋ありですが、かなり解りづらい。しかし、2回、3回と見るとこの作品のとりこになります。
パート2はかなり恋愛色が強くなり、ラストシーンは泣けます。
ポイントは、シンチー映画なのに、泣ける、それが猿なのに。
三蔵法師役の羅家英(ロー・ガーイン)が歌う「オンリー・ユー」も見どころ、聞きどころです。
今は、日本盤のソフトは出ていませんが、レンタルショップやユーズド商品などをチェックしてみて下さい。(今週のおすすめ Memi)
チャイニーズオデッセイ(1966年香港映画)
8月26日よりシャンテシネ他全国順次ロードショー
監督:劉鎭偉(ジェフ・ラウ)
出演:周星馳(チャウ・シンチー)呉孟達(ン・マンタ)莫文蔚(カレン・モク)
2006年09月23日
西瓜

台湾の蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)監督の傑作。
東京国際映画祭では「浮気雲」というタイトルで上映され、大胆な描写で話題になりました。
水不足が深刻な台北で、パリから帰ってきた陳湘[王其](チャン・シアンチー)が、好きな男の子を捜します。
その男、李康生(リー・カンション)はAV男優になっていて、このことを彼女に知られたくなくて、必死に隠すのですが、見つかってしまいます。
2001年の「ふたつの時、ふたりの時間」の続編で、この「西瓜」との間に「歩道橋が消えた」という30分弱の短編が存在します。
会いたくても会えない二人の気持ちと、会えた時の喜び、二人を隔てていた時間と空間をうめる愛の描写は、見る人を選ぶかも知れません。
でも、とっても切なくてある意味で美しいシーンになっていると思います。
台湾の有名観光地でロケしているミュージカルシーンは、奇抜な衣装と演出でとっても楽しいですよ。
蔡明亮ワールドというのは、クセになります。(今週のおすすめ Neri)
西瓜
9月23日より新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
監督:蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)
出演:李康生(リー・カンション)陳湘[王其](チャン・シアンチー)
配給:プレノンアッシュ
http://www.tml-movie.jp
2006年09月09日
靴に恋する人魚

劉徳華(アンディ・ラウ)のフォーカス・フィルムが、新人監督の作品を世に送り出すためのプロジェクトを発足、その「ファースト・カット」の1本です。
昔々、あるところに歩くことの出来ない、かわいい小さな女の子がいました。彼女の名前はドド。ドドのお気に入りの童話は『人魚姫』。ドドはこのお話の人魚姫のように、もし歩けるようになったら、自分の大切な何かを差し出さなければならないのではないかと悩んでいました。
手術の結果ドドは歩けるようになり、靴を買うことを何よりも愛する美しい女の子に成長しました。
ある日、愛する靴たちを磨いていたドドは急に歯が痛くなってしまいました。歯医者に行ったドドは運命の王子様に出逢い、幸せな暮らしを始めました。しかし、このお話はこれでは終わらないのです・・・。
おとぎ話というのは残酷な一面があるものですが、この作品も可愛らしいラブストーリーにちょっぴり加えられた毒が、スパイスとしてとてもよく効いています。
ビビアン・スーが、これ以上ないというくらいの適役。相手のダンカンも優しさと包容力でベストカップル。
沢山出てくる靴や衣装、美術がすばらしく、台湾金馬奨で美術賞を受賞しました。(今週のおすすめ Neri)
靴に恋する人魚
9月9日より新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
監督:李芸嬋(ロビン・リー)
出演:ビビアン・スー 周群達(ダンカン・チョウ)
配給:IMX
http://www.ffcjp.com/kutsu/
2006年09月01日
グエムル-漢江(ハンガン)の怪物-

(c)2006 Chungecrahm Film. All rights reserved.
今年のカンヌ国際映画祭で話題を呼んだ韓国映画です。
韓国で一番大きく、最も美しく、一年中穏やかな河、漢江。
天気のよい休日ともなると、家族連れや恋人たちが束の間の休息を求めて大勢集ってきます。
そんな韓国の“平和の象徴”ともいえる漢江に、ある日突然、正体不明の巨大怪物グエムルが現れます。
河川敷で売店を営んでいるパク一家の目の前で、さっきまで楽しそうに談笑していた人々が、次々と襲われていくのを目の当たりにし、あげくに一家の希望の星、中学生のヒョンソがグエムルにさらわれてしまったのです。
一家はヒョンソの救出に必死になるのですが、ウイルスを持つグエムルに接触したということで、政府により隔離されてしまいました。
長男には名優ソン・ガンホ、次男は「殺人の追憶」のパク・ヘイル、長女は「吠える犬は噛まない」のペ・ドゥナと、ポン・ジュノ監督ファミリーの個性派俳優が勢揃い。弱者を見殺しにしようとする政府に反旗を翻し、命をかけて自分たちだけで強大な怪物と闘う家族を演じています。
折々に挿入される“笑い”も、ポン・ジュノ監督ならではのスパイス。
愛と感動のパニック・エンターテインメントです。(Neri)
グエムル-漢江(ハンガン)の怪物-
9月2日より、東宝洋画系にてロードショー
監督:ポン・ジュノ
出演:ソン・ガンホ パク・ヘイル ペ・ドゥナ
配給:角川ヘラルド映画
http://www.guemuru.com/
2006年08月27日
幻遊伝

漢方薬局の一人娘シャオディエは、父親にいつも反抗してばかり。まだ見ぬ故郷の日本に帰りたいというシャオディエの望みを、父親がちっとも聞き入れてくれないからでした。
そんなある日、いつものようにケンカをして家を飛び出したシャオディエは、友人たちとウサ晴らしに出かけ、時代劇の撮影用に作られた映画村に、立ち入り禁止の注意書きを無視して勝手に入って行きます。そして、時空の交差点に衝突、遠い昔の台湾に一人だけタイムスリップしてしまいました。
そこで知り合ったのが、役人が横領した金を盗んだ罪で追われる青年とキョンシー。
ここで、とんでもない運命が待ち構えていたのです。
二役で昔の女義賊も演じている田中麗奈は、きりりと美しく、現在の物静かな店員と故郷の為に戦う一途な青年を演じ分けた陳柏霖(チェン・ボーリン)のさわやかさが光ります。
カンフーアクションやキョンシー、時空を越えたラブストーリー、様々なエンターテインメントの用を盛り込んだ、ファンタスティックアドベンチャーとして楽しめます。(今週のおすすめ Neri)
幻遊伝
監督:陳以文(チェン・イーウェン)
出演:田中麗奈 陳柏霖 大杉漣
8月26日より渋谷Q-AXシネマ他にて公開
配給:角川ヘラルド映画
公式サイト:http://www.michael-movie.com/
僕の、世界の中心は、君だ。

2005 (C) I LOVE CINEMA Co., Ltd. All Rights Reserved
日本中を号泣させた「世界の中心で、愛をさけぶ」の韓国版リメイク作品です。
みんなが憧れるマドンナのハートを射止めたのは、一見平凡な普通の男の子。しかし、彼が誰よりも豊かな心の持ち主であることを知っている彼女は、勇気を出して思いを伝えます。
おせっかいな友人たちのはからいで、二人だけで島へ旅行することになり、お互いがかけがえのない存在であることを確認したのですが…。
主演は「猟奇的な彼女」「永遠の片思い」のチャ・テヒョンと、「秋の童話」のソン・ヘギョ。いくつになっても学生服のよく似合うチャ・テヒョンは、その誰からも愛されるキャラクターを生かし、全体に、オリジナルよりも軽やかな青春映画になっています。
歌手でもあるチャ・テヒョンは「瞳をとじて」を歌っていますが、これは日本上映版のみという条件でレコーディングを引き受けたそうで、韓国では聞くことができないとか。
僕の、世界の中心は、君だ。
8月26日より丸の内プラゼール他全国ロードショー
監督:チョン・ユンス
出演:チャ・テヒョン ソン・ヘギョ イ・スンジェ パク・ヒョジュン
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/bokukimi/
2006年08月18日
ようこそ、羊さま

雲南省のとある村。寒冷地で作物を栽培するのも困難な劣悪な自然環境の中、ターシャンとその妻は細々と暮らしていました。
県の役人が視察にやってきて村の貧しさに驚き、夫妻に外国産の羊二頭を送ります。テストケースとしてこの二頭を無事に育てて増やし、ゆくゆくは村の生活を楽にしようという考えでした。
面子の為にも、失敗する訳にはいきません。ターシャン夫妻は、羊が風邪を引かないように家の中に柵を作り、部屋の雰囲気を明るくするために赤の紙を壁に貼り、身体にいい食物を食べさせたり、あれこれと気を遣います。
しかし、人間でも暮らすには大変な土地。二頭の羊は痩せ細っていくばかりでした…。
第3回魯迅文学賞中編文学賞を受賞した、同名小説の映画化。老夫婦の悲喜交々の物語が、雄大な雲南の自然を背景に描かれます。(今週のおすすめ Memi)
ようこそ、羊さま
8月19日より三百人劇場にて開催される「中国映画の全貌2006」で上映
監督・脚本:劉浩(リウ・ハオ)
出演:孫雲昆(スン・ユンクン)蒋志昆(ジアン・ジィクン )
配給:ワコー/グアパ・グアポ
深海 Blue Cha-Cha

これぞ台湾映画らしい秀作!と、まず言ってしまいましょう。
刑期を終えたヒロインが、受刑者仲間だった女性の所に身を寄せ、再生への一歩を踏み出します。
はかなげな美女だけに言い寄る男も後を絶ちませんが、彼女の常軌を逸した愛をうとましく思い、逃げ出してしまいます。
彼女の重すぎる“愛”は、心の病からくるものですが、傷つきながらも自立に向けて進んでいく姿を描いています。
アート系の鄭文堂監督作品ということで、蘇慧倫と李威がアイドル脱皮!の演技。
蔡明亮監督作品でおなじみの陸奕静は、面倒見の良い姐さんが秀逸。嫉妬もあいまった複雑な感情と友情を見事に表現していました。
英語タイトルの表す通りcha-chaが効果的に使われ、心の奥底を丁寧に描いています。(Neri)
深海 Blue Cha-Cha
監督:鄭文堂
出演:李威 蘇慧倫 戴立忍 陸奕静
8月19日より新宿武蔵野館にてロードショー中
配給:コミックリズ ワコー
2006年08月02日
ジャンプ!ボーイズ

台湾のとっても可愛くて元気になるドキュメンタリー映画です。台湾の東部、宣蘭に住む幼稚園児から小学二年生までの少年7人が、熱血コーチとともに全国体操大会を目指す姿を追ったもので、昨年の夏に大ヒットしました。
台湾では最近ドキュメンタリー映画がちょっとしたブームですが、ここまでのヒットは快挙としか言いようがありません。
「元気になれる映画」と話題になり、3ヶ月のロングラン、興業成績も2005年度の台湾映画作品の5位、ドキュメンタリー部門では1位となりました。
先月特別試写会があり、上映終了後に監督とコーチ(監督の実兄)が登壇して挨拶した後、チビッコたちが一人ずつ側転を披露しながら登場。
場内からは惜しみない拍手が送られました。
客席から『恋をしたことはありますか?』という質問が飛び、彼らのなんとも言えない表情が忘れられません。しばらくしてハッタリ君が『没有(ありません)』と答えて、場内は笑いに包まれました。(今週のおすすめ Neri)
「ジャンプ!ボーイズ」
監督:林育賢
出演:林育信 楊育銘 林信志 李智凱 黄靖 黄克強 謝亨軒 李亨恩
7月15日よりシネスイッチ銀座にてロードショー中
配給:東京テアトル/ツイン
投稿者 neri : 23:49
2006年07月08日
SPIRIT

実在したマーシャル・アーツの伝説的人物霍元甲(フォ・ユアンジャ)を描いた作品で、日本から中村獅童が参加しています。
武術にたけた主人公は、中国一を目指してひたすら勝つことだけを考えて暮らす日々でした。しかし、その傲慢さが身を滅ぼすきっかけとなり、人前から姿を消すことになります。
偶然助けられた田舎で、心優しい人々と暮らすうちに、彼の中で何かが変わり始めます。二度と戦いはすまいと決めた霍元甲(フォ・ユアンジャ)でしたが、祖国の名誉のために、再び決戦の場へ身を投じることになりました。
ダイナミックな格闘シーンはもちろんですが、「ダニー・ザ・ドッグ」で演技の幅を広げた李連杰(ジェット・リー)が表現する、真のマーシャル・アーツの精神は、大きな感動を与えてくれます。(Memi)
【初回限定豪華BOX付】SPIRIT<スピリット> 特別版 (2枚組)
価格:3,980円(税込)
SPIRIT<スピリット> (1枚組)
価格:2,980円(税込)
発売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
監督:干仁泰
出演:李連杰 中村獅童 孫儷 原田眞人
配給:ワーナー映画
公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/spirit/
投稿者 neri : 01:02
2006年06月23日
恋するブラジャー大作戦(仮)

(仮)までが正式タイトルです。
一部で、熱烈に日本公開が待たれていたコメディが、ようやく公開です。
日本の大手下着メーカーの香港支社に命じられたヒロインは、社命により渋々男性社員起用による新ブランドの開発に乗り出します。
デザイナーとして沢山の応募者の中から選ばれたのは、プレイボーイ風イケメンと強気な小心者。
究極のブラジャーの開発に向けて苦戦する二人に、男性社員の起用に納得の出来ないチーフデザイナーが次々と試練を与えます。
恋と仕事、2組のカップルの行方は…というシンプルなコメディですが、見どころは何と言っても劉青雲(ラウ・チンワン)と古天楽(ルイス・クー)のブラジャー姿。
香港らしい、気楽に笑える映画です。(今週のおすすめ Neri)
恋するブラジャー大作戦(仮)
6月24日よりキネカ大森にてロードショー
監督:梁柏堅
出演:劉青雲 古天楽 劉嘉玲 梁詠[王其]
配給:ファイヤークラッカー/真空間
公式サイト:http://www.koibra.com/
(C)2001 One Hundred Years of Film Company Limited. ALL RIGHTS RESERVED.
投稿者 neri : 18:43
金魚のしずく
2001年に公開された香港のインディペンデント映画のDVDが、再発売になりました。
愛情のない家庭から逃れ、反抗的で、いつも金魚みたいな真っ赤の服を着た16歳の少女は、友達が家出したことから、彼女の祖父と知り合います。
かつて遊園地だった孤島に独り暮らす、大陸出身の元警官の老人と共に友達を捜索することになり、少女のボーイフレンドも加わって奇妙な3人組での人捜しが始まります。
新人郭善興(ゼニー・クォック)と、ベテラン羅烈(ロー・リエ)のコントラストが良く、少女から大人への成長をみずみずしく描いています。
アイドルユニットShineの徐天佑(ニル・チョイ)もいい味を出して、この後も若手俳優として活躍しています。(今週のおすすめ Memi)
金魚のしずく
監督:黎妙雪
出演:郭善興 羅烈 呉家麗 徐天佑
投稿者 neri : 18:42
2006年06月16日
ジャスミンの花開く

(C)My Way Film Co.Ltd. JAPAN SKYWAY
章子怡(チャン・ツイィー)が、30年代、50年代、70年代の3代にわたる女性を一人で演じるドラマです。
上海の写真館を舞台に母親役の陳沖(ジョアン・チェン)もまた同じく3役、世代ごとの女性を演じ分けて、作品の要となっています。
時代のうねりの中でそれぞれが必死に生き、社会背景の変化と共に三世代めはかなり自立した女性として描かれています。
章子怡(チャン・ツイィー)のパワー全開、張藝謀(チャン・イーモウ)のカメラマンをずうっと務めていた侯咏(ホウ・ヨン)監督は、さすがに上海の街や古い写真館の質感、三世代の色分けなどの映像が素晴らしいです。
一番古い時代の映画プロデューサー役が、名優姜文(ジャン・ウェン)、たいしてうまくない英語をやたらと使う、気どった男を演じて、いつもながら巧いです。Memiは、このパートが一番好き。
この他、二世代めに陸毅(ルー・イー)、三世代目の相手役は劉[火華](リウ・イエ)と、豪華な顔ぶれです。(今週のおすすめ Memi)
ジャスミンの花開く
6月17日(土)より、シネスイッチ銀座、シネ・リーブル池袋ほかにて全国ロードショー
監督:侯咏
出演:章子怡 陳沖 姜文 陸毅 劉[火華]
配給:日本スカイウェイ
公式サイト:http://www.jasminewomen.jp/
投稿者 neri : 12:13
2006年06月09日
君に捧げる初恋

(c)2003 IM Pictures All Rights Reserved
主人公の愛する女性は、世界でたったひとり。高嶺の花にもかかわらず、彼の一途な愛は変わりません。
人生における唯一の目的も、初恋の相手である彼女と結婚することだけという彼に、彼女の父である担任教師は、難しいミッションを次々に課すのでした。
「猟奇的な彼女」のチャ・テヒョンが、初恋を貫徹させるために孤軍奮闘する主人公ソン・テイルを熱演、「四月の雪」「私の頭の中の消しゴム」のソン・イェジンを相手に繰り広げるピュア・ラブストーリーです。
珍しいコメディにトライするソン・イェジンのセクシー路線も素敵で、一途に突っ走るチャ・テヒョンにも新しい魅力を発見。
吉本も真っ青のベタベタの喜劇かと思いきや、泣かせる要素も盛りだくさんで、最後でうわっと泣かせるジェットコースタームービーです。(今週のおすすめ Memi)
君に捧げる初恋
6月10日シネマート六本木ほかにて全国ロードショー
監督:オ・ジョンノク
出演:チャ・テヒョン ソン・イェジン ユ・ドングン
配給:エスピーオー
公式サイト:http://www.cinemart.co.jp/hatsukoi/
投稿者 neri : 14:23
ふたつの恋と砂時計

(c)2005 CJ Entertainment Inc. All Rights Reserved
ラジオ局で放送作家として働く主人公は、彼女を支援し支え続けてくれた謎の紳士“あしながおじさん”といつか出会うことを夢見る、元気いっぱいの女の子。読まれる当てのない彼宛の手紙を日々綴っています。
一方、彼女が偶然見つけたEメール上の恋物語の主人公は、長年の片想いの相手に声すらかけることができない内気な少女。そんなメールの主人公の為に、その物語をラジオで放送することによってその想いを相手に伝えようとします。
ある砂時計をきっかけに、ふたつの恋物語がひとつの愛へとつながっていく、純愛ストーリーです。
主演のヨン・ジョンフンは、いわゆるイケメンではないけれど、癒し系で素敵。
展開も、ラジオのストーリーとあしながおじさん探し、そして自分の恋愛がつながる時に鳥肌がたちました。それも単純なつながり方ではなく、微妙なずらし方がタイトルにある「砂時計」とうまく重なって、なかなかよくできていました。(今週のおすすめ Memi)
ふたつの恋と砂時計
6月24日よりシネマート六本木ほか全国ロードショー
監督:コン・ジョンシク
出演:ハ・ジウォン ヨン・ジョンフン シニ キム・チョンナン
配給:エスピーオー
公式サイト:http://www.cinemart.co.jp/sunadokei/
投稿者 neri : 14:18
2006年05月12日
柔道龍虎房

柔道界を引退し夜の町で酒場の雇われマスターとして暮す古天楽(ルイス・クー)のもとに、噂を聞いて試合を挑む郭富城(アーロン・クォック) がやって来ます。また、家賃を払えず追い出された歌手志望の應采兒(チェリー・イン)は歌手として雇ってくれと押しかけ、この二人を小金稼ぎにかり出します。
自堕落な生活の中に埋没していた主人公は、この二人の無鉄砲ともいえるチャレンジ精神に、自分の中で何かが変わっていくのを感じます。
古天楽(ルイス・クー)はすっかり香港映画界の要になり、 抑えの効いた演技で成長ぶりを見せています。屈託のない柔道一直線の郭富城もはまり役でした。
杜[王其]峰作品ではおなじみの應采兒(チェリー・イン)は着実にキャリアを重ね、いい女優になってきました。
黒沢明の「姿三四郎」へのオマージュとして作られた映画ですが、夢を諦めない一途さ、ほのかな恋心など、柔道をモチーフにした青春映画としても、とってもよく出来ています。うーん、やっぱり杜[王其]峰はすごいなぁ。 (今週のおすすめ Memi)
柔道龍虎房
5月13日よりキネカ大森、銀座シネパトス(レイトのみ)公開
監督:[王其]峰
出演:古天楽 郭富城 應采兒 梁家輝
配給:ステップ・バイ・ステップ&デックスエンタテインメント
公式サイト:http://www.judo-ryukobo.com/index.htm
投稿者 neri : 14:19
2006年05月05日
五月の恋

(C) 2004 arc light films all right reserved.
人気バンド五月天(メイデイ)のメンバーを兄に持つ大学生の陳柏霖(チェン・ボーリン)は、やることも中途半端で劣等感を抱く毎日。
ある日、五月天ファンの少女劉亦菲 (リュウ・イフェイ)とチャットで知り合い、自分は五月天の阿信(アシン)だと嘘をついてしまいます。
少女はハルピンで京劇を学ぶ学生。文化交流団の一員に選ばれたことで、憧れの台湾訪問が実現します。少女から会いたいと言われ戸惑い、勇気がない彼は、約束の場所に現れた少女を影から見るだけでした。
そして、少女が向かったのは五月の雪と呼ばれる花が咲く三義の町でした。
台湾の国民的人気パンド五月天(メイデイ)が、本人役で出演、陳柏霖(チェン・ボーリン)の兄を演じているのはギターの石頭(ストーン)で、厳しいけれどとても優しいお兄さんです。
陳柏霖(チェン・ボーリン)の魅力が100%生かされ、劉亦菲 (リュウ・イフェイ)の初々しさとあいまって、さわやかなラブストーリーです。
そして、そこに台湾と中国の歴史の悲劇のエピソードがからみ、とても奥の深い作品になっています。(今週のおすすめ Neri)
五月の恋
5月6日より、シネセゾン渋谷にてレイトショー他全国順次公開
監督:徐小明
出演:陳柏霖 劉亦菲 五月天
配給:トルネード・フィルム
公式サイト:http://www.may-love.com/
投稿者 neri : 14:32
2006年04月29日
the EYE3《幽霊を見る10の方法》

香港の陳可辛(ピーター・チャン)プロデュース、パン・ブラザース監督でヒットした「the EYE」シリーズの3作目です。
友人を訪ね、タイにやってきた4人の香港の若者たち。彼らは好奇心からタイに伝わる「幽霊を見る10の方法」を試し、幽霊を見ようとしますが、グループの1人が冥界へ引き込まれ行方不明となってしまいました。
残された者たちは、仲間を救い出そうといろいろな方法を試みますが、いずれも失敗。最後の手段として、自らが死者を装って冥界へ行き、仲間を連れて帰ろうとすのでした。
これまでのシリーズとは違い、ファンタジー・タッチの青春アドベンチャー。
ホラーは苦手だけど、陳柏霖(チェン・ボーリン)主演作なので、これは見ないと…ということだったんですが、良いのか悪いのか、全然怖くない。(^o^)
「the EYE2」は、あまりに怖そうなので未見ですが、傑作の第一作のような期待をして行かない方がいいか…と。
ま、ボーリンがとにかく可愛くて、持ち前のさわやかさで、ホラー映画が苦手な方も大丈夫、楽しめます。(今週のおすすめ Neri)
the EYE3《幽霊を見る10の方法》
4月29日より新宿武蔵野館、池袋サンシャイン、渋谷シネ・アミューズ他にてロードショー
監督:彭順(オキサイド・パン)彭發(ダニー・パン)
出演:陳柏霖(チェン・ボーリン)梁洛施(イザベラ・リョン)楊淇(ケイト・ヨン)
配給:コムストック、トルネード・フィルム
公式サイト:http://www.theeye-movie.com/
投稿者 neri : 02:21
2006年04月21日
ディバージェンス

昨年の東京国際映画祭で上映され、一般公開が待ち望まれていました。
それぞれ心に傷を持つ、3人の男たちの人生が交錯する様子をスリリングに描いた刑事アクションです。
迫力あるカーチェイスシーンとアップの多用で、映像もなかなか。
刑事役には郭富城(アーロン・クォック)。この作品の熱演で昨年の台湾金馬奨の主演男優賞を受賞、ただ、そんなに泣かんでも…というくらいよく泣く男です。(^o^)
敏腕弁護士を演じる鄭伊健(イーキン・チェン)は、今までにない役どころで新境地を開きました。
そして、呉彦祖(ダニエル・ウー)が、「ワンナイト イン モンコック」に続いて大陸から来た殺し屋を演じています。香港のポスターでは一番前面に配されていたダニエル、やはりこれからの香港映画界を背負っていく俳優という、勢いを感じます。演技の幅も広がって、ますます楽しみ。(4/21今週のおすすめ作品)
ディバージェンス
4月22日よりシネマート六本木ほかロードショー
監督:陳木勝
出演:郭富城 鄭伊建 呉彦祖
配給:エスピーオー
公式サイト:http://www.divergence.jp/
投稿者 neri : 17:18
2006年04月15日
ボーン・トゥ・キル

続々と出ているチョン・ウソン主演のビデオですが、これも、彼の初期作品で、共演はシム・ウナ。
殺し屋とキャバレーの歌手の切ない恋物語とギャングの抗争のアクションと2つのストーリーが展開されます。
孤独な殺し屋が、ふとしたことで知り合った歌手と愛し合うことで人間の心を取り戻し、それがもとに2人の未来は……。
汽車の2人の別れのシーンは涙なくしては見られません。
クールで無口で無骨で、しかし心優しいというウソンにぴったりの役柄で、日本未公開の作品なので、ウソンファン必見です。
ベテラン、シム・ウナの生歌も聴けるので、それもお楽しみ。
ウソンファンビギナーにはお勧めの作品。(4/14今週のおすすめ作品)
監督:チャン・ヒョンス
出演:チョン・ウソン シム・ウナ キム・ハクチョル
価格:3,990円 (税込)
発売元:ファインフィルムズ
公式サイト:http://www.finefilms.co.jp/
投稿者 neri : 23:30
ダンサーの純情

(C)2005 SHOWEAST All Rights Reserved
パートナーを失いダンスの道を絶たれ、失意のどん底にいる主人公の元に、3ヶ月後に控えたダンス選手権のパートナーとして、一人の少女が中国からやってきます。
しかし、最後のチャンスに賭けるには、ダンスの経験のない少女相手にどうすれば良いのか…。途方に暮れる彼に、少女は一筋の光明をもたらすのでした。
若い頃の熊谷真美のようなあどけなさとかわいらしさを持ち合わせたムン・グニュンkのいじらしさには、主人公でなくても心を動かされます。いわゆる美人タイプではないけれど、みんなから愛される女優さんに成長するでしょう。
対するバク・コニョンは、ミュージカルで活躍しているものの、映画には初出演だとか。さすがに踊る姿は素敵で、落ちぶれたヨレヨレ感もなかなか魅力的。
泣かされました。
監督:バク・ヨンフン
出演:ムン・グニョン バク・コニョン ユン・チャン
4月15日よりシネマート六本木、シネ・リーブル池袋にてロードショー
配給:エスピーオー
投稿者 neri : 14:18